大人数授業だからこそ質問や相談に来やすい環境を作る | 大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

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中学受験に失敗…その後懸命に努力し高校受験で灘高に合格! 一時燃え尽き症候群で苦しむも再起し京大合格! 今ではその経験を活かし、塾・予備校講師として主に高校生・浪人生に英語を教える日々。そんな講師が具体的な大学受験の英語勉強法を提示する。

大手予備校の授業も昔ほどは大人数では行わないものの、未だにそういったクラスは多数存在します。


そこで今回は、『大人数授業だからこそ質問や相談に来やすい環境を作る』ことについて書いていこうと思います。

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●大人数だからこそ個人個人を意識する●
大手予備校も昔ほどは大人数で授業をすることがなくなってきました。


校舎によっては、最初から100人以上の授業を想定していない教室編成をしているところも多くなっているように思います。


そんな中、今年は100人規模の私立文系の子たちの授業も担当しています。


今年僕が大手予備校で持っているクラスの中ではかなり人数が多い方になります。


さて、このような大人数になってくると、どうしても個人個人の顔と名前は一致しなくなってきます。


ただ、だからといって生徒の方を見ず黙々と話せばいいかというと、そうではないと思います。


いくら人数が多かろうが少なかろうが、『1人×n』という意識で授業をしていくことは重要だと思います。


つまり、『1人1人の目を順々に見て、1人1人に訴えかけるように話していく、生徒にわかってほしい、伸びてほしいという思いを伝えていく』ことが重要だと思います。


残念ながら、このような思いが通じるほど僕たち講師の方をしっかり見てくれる子たちばかりではありませんが、見てくれる子がいるのも事実です。


そういった子が1人でも多くなるよう、毎講毎講壇上に上がっていくのが重要だと思っています。


でもなぜこのような振る舞いが重要なのか?


それは、このように1人1人を意識しながら、しっかり見ながら授業をしていると、必然的に『熱心に教えてくれているし、質問や相談に行ってみようかな』という思いになってくる子も多くなってくるからです。


僕は個人的には、こういった『大人数の授業だからこそ質問や相談に行ってみようかなと思ってもらえる授業構成にする』ことが重要ではないかと思っています。


少人数の授業であれば、生徒もなじみがあるので、どんどん質問に来ます。


ただ、大人数の授業ではパッと見、なかなかなじみがあるところまではいかないので、距離感を感じてしまうことも多いのではないかと思うのです。


でも生徒は生徒ですよね。


わからないことがあれば質問に来てもらい、力をつけてもらう。


そしてそれが積み重なっていくことで、最終的には合格していく。


このようなサイクルを絶対に達成しなければならないわけです。


そうであれば、大人数クラスという予備校側の都合で入れられた環境が原因で「質問や相談には行きにくいな」と思われてしまうのは悲しすぎます。


だからこそ、『大人数だからこそ逆に質問や相談に来やすい授業構成にする』というのが重要だと思うわけです。


せっかく学びに来ているのです。しっかり力を付けていく日々を過ごしてほしいですよね!