予習によって理解力が向上する成功体験をする | 大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

中学受験に失敗…その後懸命に努力し高校受験で灘高に合格! 一時燃え尽き症候群で苦しむも再起し京大合格! 今ではその経験を活かし、塾・予備校講師として主に高校生・浪人生に英語を教える日々。そんな講師が具体的な大学受験の英語勉強法を提示する。

僕も含めて講師をしている人はよく『予習が重要だ』という話をすると思います。


じゃあ、なぜ予習が重要なのでしょうか?


そこで今回は『予習によって理解力が向上する成功体験をする』ことについて書いていこうと思います。

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●予習によって全体像と自分の位置を知る●
「予習」という漢字は「あらかじめ習う」と書く語句です。


この意味を正確に理解することが重要ではないかと思います。


不思議なもので、世間でよく賢いと言われる子たちは、配布プリントをもらうと、まずざっと全体に目を通す子が多いです。


それに対して、残念ながら賢いとまでは言えない子は、ほとんどの場合、このような全体に目を通す行為はしません。


実はここにも超短期の『予習』が入っていることが見て取れます


これがどういう意味かは勉強に限定せずに考えれば自然と理解できます。


例えば、「あらかじめ地図で目的地を確認し、だいたいの経路を見た上で実際に向かう」のと「全く地図など見ず、方向の感覚だけで目的地に向かう」のでは、実際にたどり着ける可能性はずいぶん異なるように思えないでしょうか?


これは勉強においてもそうなわけです。


今から自分が進む道(=聞いたり学んだりする内容)の全体像をざっとでも把握した上で歩んでいけば、途中途中で自分の位置を把握することができると思います。


そして、途中経過部分に対して意義を見出すこともできると思います。


すなわち『予習=あらかじめ自分が進むべき道の全体像を知っておくこと』とも言えるのではないかと思います。


そしてこのように全体像をざっとでも把握しておくことが、理解力を向上させるためのコツでもあると思います。


ただ、わざわざ時間をとって予習をするのは慣れない人にとっては非常にツラいことだと思います。


でもその原因ははっきりしているのではないでしょうか?


おそらくそのような人は『予習をしたことによってスッキリ理解でき感動する成功体験』というものが足りないのだと思います。


なら試しに何度かやってみればいいんです。


本に目次や索引があるのと同じように、自分の行動にだって目次があっていいはずです。


その目次とも言える『予習』を常に意識して、理解力向上に努めてほしいですね!