効率良く復習するペースと方法 | 大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

中学受験に失敗…その後懸命に努力し高校受験で灘高に合格! 一時燃え尽き症候群で苦しむも再起し京大合格! 今ではその経験を活かし、塾・予備校講師として主に高校生・浪人生に英語を教える日々。そんな講師が具体的な大学受験の英語勉強法を提示する。

前回『予習』に関してスポットライトを浴びせて書いてみました。


さてそこで今回は『効率良く復習するペースと方法』について書いていこうと思います。

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●自己チェックも入れた復習を行う●
以前Facebook内でデータをシェアしたこともあったのですが、授業を受けるだけでは、その内容を習得率というのは非常に低いものとなっています。


ただ授業を受ける以上、その内容を習得するためにいるわけですから、なんとかして習得率を上げていきたいものです。


そこで必要性が出てくるのが『復習』となります。


さて『復習』をするとき、どのようなペースで行えばいいでしょうか?


残念ながら、人間は忘れっぽいのです。


1回授業を聞いただけで完璧に内容を覚えてしまえるほど高級にはできていません。


そしてこのことは賢い人ほど理解しているように思います。


例えば、すでに知っている内容でも授業中にメモをとったりします。


これも「本当に自分が覚えているか、理解しているかを確認する意味も含めて書いておく」といういわば『復習』とも言える行為だと思います。


そして、授業後にも近々の日に『復習』を行ったりします。


これはなぜか?


そうしなければ忘れっぽい性質に従って、重要な内容を忘れてしまう可能性が非常に高いからです。


ではどのようなペースで『復習』をすればいいかですね。


脳科学の見地からは、『学習した翌日に1回目の復習、1回目の復習から1週間後に2回目の復習、2回目の復習から2週間後に3回目の復習、3回目の復習から1ヶ月に4回目の復習』を行うのが良いとされています。


僕も脳科学をかじっていた人間としては、これをそのままオススメしたい気持ちも強いです。


ただこれだと忘れそうと思う人もいるでしょう。


その通りだと思います。正直言って、『暗記系の復習』はこれでは全く足りないと思います。


暗記系は『かけた時間ではなくて回数勝負』なわけですから、このような復習法では全くもって足りないわけです。


あくまで暗記系の復習は日々何度も見ることによって習得率を上げていくべきだと思います。


その一方で『理論系の復習』もあると思います。


これに関しては上記のような復習のペースでいいのではないかと思います。


ただそのときも適当に見直すのではなく、『完璧にできたもの:○、正解は出たものの曖昧なもの:△、全くダメだったもの:×』のように各復習のたびに自己チェックを付けておくことは重要だと思います。


これにより、期間を空けた復習でも、自分の習得率が目に見えてわかると思います。


ただ『復習』するだけではなく、しっかり自己管理をした上で、『復習』していってほしいと思いますね!