集中状態に入る導入として音楽を使う | 大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

中学受験に失敗…その後懸命に努力し高校受験で灘高に合格! 一時燃え尽き症候群で苦しむも再起し京大合格! 今ではその経験を活かし、塾・予備校講師として主に高校生・浪人生に英語を教える日々。そんな講師が具体的な大学受験の英語勉強法を提示する。

以前、『少々雑音があった場所で勉強した方が集中力が鍛えられる』という話や『人によってどこが最も集中量が高まる場所かは異なる』という趣旨の内容を書きました。


そこで今回は『集中状態に入る導入として音楽を使う』ことについて書いていこうと思います。

$教育に生きる! 京大卒 塾・予備校講師が、グローバル化社会を「自力本願」で生き抜く人材を本気で養成するブログ


●歌詞のない音楽でスタートダッシュ●
『少々の雑音がする環境下で集中するトレーニングも兼ねて勉強することは価値があることだ』と以前書きましたが、これは単なる実体験に基づくものではありません。


例えばこんな経験はないでしょうか?


「最初は周りの雑音が気になっていたのに、しばらくして集中し出すと、周りの音が一切しなくなってしまったかのように、聞こえなくなる」という経験です。


周りの音とはいっても単なる雑音だけではなく、周りで自分のことを呼んでいる友達の声すら一瞬聞こえないように思えることもあると思います。


このように、実際に集中してしまえば、周りの音なんて気にならないわけです。


もっと言えば、『音がしっかり聞こえているか否かが集中度合いのバロメーター』という意識を持っても良いと思います。


ただ自習室などであれば、なかなか雑音というレベルの音は聞こえてこないと思います。


すなわち、周りにバロメーターとなるものが存在しないわけです。


でも、これは簡単に生み出せるんですよね。


こんなことを聞いたことはないでしょうか?


例えば、「ショパンの曲などクラシックを聞きながら勉強すると良い」などです。


実際にこれは意味があるんですよね。


特段ショパンに限定する必要はありませんが、『歌詞のない曲』を聞きながら集中を始めることは非常に価値があることです。


やはり、なかなかいきなり集中するというのは難しいと思います。


しかし、そのようなときでも、『歌詞のない曲』というのが『集中に入るまでの導入』となってくれるのです。


ただ、徐々に集中状態に入っていくものなので、歌詞が付いている曲では、ちょっと雑音が多すぎて厳しいと思います。


なので、意図的に『歌詞のない曲』を使っていきます。


ただ、勘違いしてはいけない点もあります。


これは別に「ゆったりしたクラシックの曲が良い」と言っているわけではないということです。


すなわち、リズム感のある1分間あたり116拍刻む曲なども効果的です。


例えば『軍艦マーチ』や『トルコ行進曲』などがそうですね。


このように、『歌詞のない曲』を『集中状態に入るまでの導入曲』として使い、効果的に集中状態に入っていきたいですね!