少しでも効率的に暗記していく | 大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

中学受験に失敗…その後懸命に努力し高校受験で灘高に合格! 一時燃え尽き症候群で苦しむも再起し京大合格! 今ではその経験を活かし、塾・予備校講師として主に高校生・浪人生に英語を教える日々。そんな講師が具体的な大学受験の英語勉強法を提示する。

何度か「集中力」に関する話を書いてきました。


今回は趣向を変えて『少しでも効率的に暗記していく』ことについて書いていこうと思います。

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●脳の力を最大限活用する●
『暗記』に関しては様々な分野で話されることが多いですよね。


人間が物事を覚えるにも様々な種類があり、「体を使っての身体記憶」もあれば、「話の流れを使ってのストーリー記憶」などもあります


もちろん単純な気合いでの暗記もあります(笑)


どのようなスタイルの暗記であれ、効率的に暗記していければ良いに決まってますよね。


正直、僕自身は今でこそ英語を教えていますが、もともとはバリバリの理系です。


もともとは医学部志望を辞めてからは、京大の理学部に行こうと思っていたくらいです。


正直学生時代の得意教科は、英語よりも数学でした。別に英語を苦手にしていたわけではありませんが…。


なので、僕は今「英語講師」という仕事に就いていますが、決して英語の専門家ではありません。


むしろ、『英語力を上げてもらい、全体としての教科レベルを上げてもらい、難関大と言われるところを含め、生徒の思う第1志望に合格してもらう』のが僕の専門だと思っています。


たまたまそのときに教えている教科は今では英語になったという結果論でしかありません。


なので、「英語の力さえ付けば良い」と思っているような、根っからの英語講師とは全く異なる種類の人間だと思っています。


まぁ本当に英語を突き詰めたいと思えば、自分でやっていくしかありませんし、僕は僕でこのスタンスで良いと思っています。


◆寝る直前・起きた直後の時間の活用◆
少し話がそれましたね。話を戻していきます。


さて、このように僕は生粋の理系ということもあり、単純に暗記だけを黙々としていくというのは非常に嫌っています。


しかし、とはいっても覚えなければならないものは覚えるしかないので、割り切って覚えにかかります。


ただなるべく時間はかけたくない。なるべく無駄な作業はしたくない。


これは僕の中にある絶対に譲ることができない信念です。


そこで活用するのがよく言われる通り、『寝る前の時間帯と起きてからすぐの時間帯、さらには電車などの移動時間』などです。


寝る前の時間帯と起きてからすぐの時間帯を活用するのは、『眠っている間に記憶は構築される』という性質があるからです。


1日を過ごす中で非常に多くの情報に触れますが、それを残すか否かは寝ている最中の記憶構築の時間帯で決まります。


であれば、少しでも記憶構築につながるように、寝る直前に触れ起きた瞬間に見れば、最も記憶定着につながるのではないか、ということです。


◆少しでも多くの回数見るようにする◆
これ以外にもよく言われることとして、『じっくり時間をかけて見るのではなく、少しでも多く回数を増やして見る』ということも記憶に役に立ちます。


あくまで記憶するかは海馬にかかっていますが、海馬自体は『繰り返し見て、重要だと感じたものを長期記憶に回していく』という特性を持っています。


であれば、これを活かすには『繰り返し見る』ということは避けて通れないわけです。


ただここで注意しなければならないのは、『長い時間をかけて見る』というのは別問題だということです。


これは自己満足としては良いかもしれませんが、残念ながら、海馬にとっては関係ないことです。


ここはしっかり脳の機能を活用して、僕たちの感情に揺り動かされない暗記法を構築していきたいですね!