思考力を付けるために、要約する力を付ける | 大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

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中学受験に失敗…その後懸命に努力し高校受験で灘高に合格! 一時燃え尽き症候群で苦しむも再起し京大合格! 今ではその経験を活かし、塾・予備校講師として主に高校生・浪人生に英語を教える日々。そんな講師が具体的な大学受験の英語勉強法を提示する。

先日『思考力を持ったメモ魔になる』ということを書いた際に、「思考力を持ってメモるかどうか判断する」という内容を書きました。


これに対して、「その判断のための思考力はいかにして付けるのか?」というナイスツッコミを頂きました。


そこで今回は『思考力を付けるために、要約する力を付ける』ことについて書いていこうと思います。

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●要約する力をメモする力に変える●
思考力を鍛える手段は無数にあるのではないかと思います。


ただ正直、思考力は一朝一夕で身に付くようなものではないと思います。


もっと言えば、小さい頃からずっと思考力を磨くための活動をしてきた人は、大人になっても自然と継続してできるでしょう。


その一方で、子供の時に、思考力を鍛えるような作業をしてこなかった人は、大人になってもなかなかできていない人も多いのではないかと思います。


ズバっと言うと、大人になって思考力を付けようと思えば、『思考力を付けるための努力を熱心にしなければならない』と僕は思っています。


さてそこで、そのような思考力を付けたい大人にとってもすべきことで、小さい子供でも十分にできることを挙げてみようと思います。


それは『聞いた話の長さに関係なく、1~3つのポイントに要約する』ということです。


1~3つという数には特段意味はありません(笑)


あまりに多いと煩雑になりすぎるし、長さによっては1つに絞りにくいこともあると思うので、このように記しました。


ただ、このように『要約する』というのは非常に重要だと思います。


適当に話を聞いていただけでは絶対に要約などできません。


ということは必然的に「真剣に聞く」という状況が生まれるはずです。


そして、授業でも仕事でも構わないので、終わった直後にパパッと1~3つのポイントに要約できるということは、『頭の中で整理しながら聞いているという証』でもあります。


別にこれって特段難しくはないですよね?


小学生でも、日々このような鍛錬をしておけば十分に行うことは可能だと思います。


大人なら当然のごとくできなければならないと思います。


そしてこのような『要約する力』というのは『メモをとる力』にも直結するように思います。


何せ『自分がその時その時重要だと感じ、要約した内容をメモる』ということを繰り返せば、結果的に最良かつコンパクトなメモが完成するからです。


何気ないことかもしれません。


でもこの『要約する』という力は是非、日々の鍛錬として付けていってほしいですね!