少々雑音のする環境下で勉強や仕事をし集中力を高める | 大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

中学受験に失敗…その後懸命に努力し高校受験で灘高に合格! 一時燃え尽き症候群で苦しむも再起し京大合格! 今ではその経験を活かし、塾・予備校講師として主に高校生・浪人生に英語を教える日々。そんな講師が具体的な大学受験の英語勉強法を提示する。

塾・予備校講師をしていると、「授業の空き時間」というものが存在します。


そんなとき講師室やカフェなどで黙々と仕事をしていくことも多くなってきます。


そこで今回は『少々雑音のする環境下で勉強や仕事をし集中力を高める』ことについて書いていこうと思います。

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●自習室と僕の学習環境●
塾や予備校では「自習室」というものが存在すると思います。


最近では学校などでも時間に応じて「自習室」を準備するところもあるくらいです。


また予備校などでは、使っていない教室があれば、開放教室として自習室代わりにするところも多いと思います。


実は僕自身が受験生だったとき、このような自習室を使ったことが一切ないんですよね


厳密には数分~数十分間はあるんですが、逆にあまりに集中できない状況となってしまい、すぐに出てきてしまったことを今でも覚えています。


もちろんこのような静かで、周りも同じように黙々と勉強をする環境下で勉強をしていくことにも価値はあるように思います。


決してこのこと自体を否定する気もありません。ただ僕には向いていなかったわけです。


でもこれには理由があるように思います。


僕は昔から自分の部屋で勉強をするくらいなら、リビングで勉強をしていた子でした。


最近よく言いますよね。親の目の届く、リビングなどで勉強している子の方が賢くなるなどと。


これには様々な理由があると思いますが、その1つにリビングなどの方が『雑音がする中でも集中しなければならないから』という理由があるのではないかと思います。


雑音がするとかなり集中していかなければ周りに気をとられます。ただずっと気が散っている状況では満足に思考もできないわけです。


ということは、満足な思考をするためには雑音下でも大丈夫なほどの集中力を発揮する必要があるわけです。


良くも悪くも僕は、このような集中しなければ思考するのもままならない環境で普段から勉強していたからこそ、逆に静かすぎる環境に違和感を覚えてしまったわけです。

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●現実社会で集中する環境●
確かに静かであると集中できるように思います。


ただその「静か」というのは「無音」を意味しているわけではありません。


単純に「周りの音が小さい」という意味で「静か」なわけです。


このような周りの音が小さい静けさの中で勉強できていけることは非常に重要ではないかと思っています。


というのも、普段の生活の中で、自習室ほど静かな環境で勉強にしろ仕事にしろをこなしていくことなんてないからです。


まだ学生とはいえ、いずれ社会人になっていくわけです。


その社会人になったときには自習室なんてものは基本的には存在しないわけです。


となれば、会社であれ、街中のカフェであれ、ある程度は雑音がある中で勉強や仕事をしていく必要が出てくるわけですよね。


にも関わらず、「完全に無音」とも言える環境下でのみ勉強していくことは逆に不自然ではないかなと思ったりもします。


もちろんこれを常に推奨しているわけではありません。


しかしこのような『少々雑音のする環境下で勉強や仕事をする』ことは、気が散るのはなく、むしろ『集中力を高めることに役立つ』のではないかと思います。


現時点で学生の人はすぐに環境を変えることは不可能だと思います。


しかし、少し普段よりも雑音のする環境で勉強し、集中力を高めるトレーニングをすることもよいかもしれませんね。