自己管理できるまでは管理してもらう重要性 | 大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

中学受験に失敗…その後懸命に努力し高校受験で灘高に合格! 一時燃え尽き症候群で苦しむも再起し京大合格! 今ではその経験を活かし、塾・予備校講師として主に高校生・浪人生に英語を教える日々。そんな講師が具体的な大学受験の英語勉強法を提示する。

現役生も浪人生も教えていますが、授業以上に『生徒の管理』というのが非常に重要だなと感じることが多いです。


そこで今回は『自己管理できるまでは管理してもらう重要性』について書いていこうと思います。

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●自己管理ができるようになるまで伴走する●
社会人の人は遅刻したり無断欠勤したりしたら怒られるではすまないと思います。


これは『社会人である以上自己管理ができるのは当たり前』という意識が根底にあるからだと思います。


ただ実際にはなかなか完全な自己管理というのが難しいので、目覚まし時計の助けを借りることもあると思います。


人によっては親や奥さんの力を借りることもあると思います。


ただ手段はどうであれ、周りから見れば『自己管理ができている状況』になる必要があるわけです。


しかし、受験生など学生の場合はなかなかそこまでの自己管理というのができている人は少ないと思います。


朝起きることには自己管理ができていたとしても、他の面に関しては自己管理ができない人も多いのではないかと思います。


この面は実は勉強の面でも非常に重要な面となると思います。


1年間を通して受験生を持っていきますが、その中に医学部を志望する浪人生たちも多数持っていきます。


そしてその子たちやその親御さんたちと面談を行うために、事前準備として教務や講師たちと話していくことが多いのです。


ただそのときによくある展開があります。


年間の最初の方の会議では「現状はこんな感じでうまくいっていると思います」というコメントです。


だんだん時期が経過すると「やっぱりこの子も管理が必要ですね」というコメントになります。


まさにここに『真理』があるのではないかなと思います。


人間は弱い生き物だと思います。


強制的にでも自己管理しなければならない環境にでもならない限り、なかなか自己管理はできないものだと思います。


しかし、残念ながら、学生の間は、この「強制的にでも自己管理しなければならない環境」とまではいかないと思います。


そこで『自己管理ができるようになるまでは管理してもらう』というのが非常に重要になってくるのではないかと思います。


この『管理』の中には、「悩みを聞いてもらう」や「世間話に付き合ってもらう」というのがあってもいいのではないかなとも思っています。


そんな中で少しずつ自己管理ができる状況へと進化していけばよいと思います。


前回『積極的に質問に行くことが重要だ』という話を書きましたが、この質問に定期的に行くという行為自体が、『人に管理してもらっている状況』に近づく行為ではないかなとも思います。


習っている講師も含めて、まずは身近に『自分の管理を手伝ってくれる人』を見つけていくことから始めてはどうでしょうか。


そして講師の人は、そのような人のお手伝いをする人になってみてはどうかなと思います。