不安だからこそ支えの存在が重要 | 大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

中学受験に失敗…その後懸命に努力し高校受験で灘高に合格! 一時燃え尽き症候群で苦しむも再起し京大合格! 今ではその経験を活かし、塾・予備校講師として主に高校生・浪人生に英語を教える日々。そんな講師が具体的な大学受験の英語勉強法を提示する。

先日『不安だからこそ先へ進む重要性』について書いていきました。


今回はそこから少し派生して『不安だからこそ支えの存在が重要』という話を書いていこうと思います。

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●受験を自学自習で乗り切ろうとする僕の生徒と僕●
僕の生徒で、進学校に通いながら学校の勉強は徹底的に無視して、勉強のすべての自学自習と塾の勉強に賭けている子がいます。


これが良いかどうかは別として、このような気持ちになるのは非常によくわかります。


実際、僕も高校の頃は「日本一の高校」とよく言われている高校にも関わらず、非常に質の悪い授業に悩んだ経験があります


なので、僕自身も学校の仲間は重視しながらも、勉強の中心は自学自習にあったのです。


このような経験から、僕自身逆に強くなったとも感じますし、参考書に関してもずいぶん詳しい学生へと変貌を遂げました。


そしてそこでの経験が、今の講師としての僕を作っていると言っても過言ではないと思います。


だからこそ、決して自学自習でバリバリやっていくことがダメだとは思っていません。



●孤独な戦いを乗り切るための支え●
しかし、このような戦いは非常に『孤独』です。


なかなか共感してくれる友達もいなければ、親も共感なんて完璧にはしてくれません。


僕は1人っ子であるということもあって、共感してくれる兄弟姉妹もいませんでした。


この孤独に耐えることをしなければならない分、やはりオススメできる戦いではないと思います。


自分の思いに共感してくれる友達も必要だと思います。


自分がたるんでいるときに支えてくれる友達の存在も重要だと思います。


でも何より『親の支え』というのが何より重要ではないかと思っています。

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●親の支えの重要性●
最終的には入試は『孤独な戦い』です。


他の誰の助けを借りることもできません。不安に駆られても踏ん張っていかなければなりません。


そういった意味では『孤独に耐え忍ぶ』ことによって、入試本番に向けての最善のトレーニングをしているのかもしれません。


でも必ずと言っていいほど、『精神的支柱』が存在するのです。


上記の生徒の親は、子供の性格を知ってか、「どうせ何言っても聞いてくれないんでしょ?」という思いになっているようです。


なので、この子の勉強の仕方に完全に任せっきりになっており、特段干渉しようとは思っていないようです。


ただこれだけ聞くと「なんと無責任な親だ」と思うかもしれません。


でも実際には、自分の子供が塾の勉強を信頼し、塾の講師を信頼し、そこでの指示に従って黙々と勉強をしていることを知っているのではないかと思います。


だからこそ、変な干渉などせず、本人の思いに任せているのだと思います。


この親御さんからすれば、「子供が塾の講師を信頼し、精神的支柱になってくれているなら、自分はもっと影から精神的支柱になろう」と思っているのではないでしょうか。


普段は何も言ってこない子供でも、本当に困ったときには話をしてくる。


そんなときの最後の最後の精神的支柱で親はあろうとしているのだと思います。


その途中経過でどのように子供に関与していくかは家庭によって違いがあって当然だと思います。


それでもやはり、『最大の精神的支柱は親御さん』だと思います。


だからこそ、子供が何も言ってこなくて不安だという場合は、積極的に塾の講師にでも聞いてもらったら良いと思います。


そのようにして、講師と親御さんが強力して大きな支えになっていくのが望ましいと思いますね。