今回は前回長文読解の問題集として紹介した本の姉妹版を紹介していこうと思います。
それは『佐藤ヒロシの英語長文[記述式]が面白いほどとけるスペシャルレクチャー』(中経出版)です。


なお、前回の『佐藤ヒロシの英語長文[マーク式]が面白いほどとけるスペシャルレクチャー』(中経出版)も参考にしてほしいと思います。
●記述問題へのアプローチを学ぶ●
その記事でも書きましたが、現状の入試をクリアーするためには、どうしても長文読解問題を攻略する必要があります。
また、ある程度の問題演習を積んでいき、ちゃんと和訳練習なども積んでいけば、ある一定ラインの点数はとれるようになってきますし、そこまで来ればあとは微調整でよいかなと思える人も多くなってきます。
しかし、この「微調整」というのが非常に難しい子が多いのも事実です。
というのも、マーク式の記号の問題であれば、当然正解か不正解の2択しか存在しないですが、記述問題ともなればそうとも限らないからです。
英語の場合の記述問題というのは、かなり多くの場合『①自分で該当箇所を見つける→②そのまま該当箇所を和訳していく→③設問の指示に合うようにまとめる』というステップで解決するのですが、最初の『該当箇所を見つける』というのも、多くは設問部分の直前・直後の1文や2文くらいに書かれていることが多いので、その部分さえ書けばいいというのが基本となってきます。
しかし、最後の『設問の指示に合うようにまとめる』という作業の中にはどうしても国語的なアプローチが必要となってくるものも多数あるせいか、この部分でもったいない失点をしているのではないかとも思える答案が非常に多いのも事実なのです。
そこで、対策としては2種類必要だということになります。1つには『該当箇所を見つける練習をする』『設問ごとにいかにして解いていくのかのアプローチを知る』ということです。またもう1つは『自分のまとめ方が本当に合っているのか』『まとめ方として何を意識すべきか』を学んでいくということです。
今回、紹介する本は前者の『該当箇所の発見』や『設問へのアプローチ』について扱ったものとなります。
●掲載内容・対象レベル●
掲載されている内容としては、「記述式問題へのアプローチ」から始まり、『記述式問題解法研究』として「『構造』で解く」「『論理』で解く」「『情報構造』の応用」「指示語・理由説明」「二項対立」となっています。さらに『設問パターン別研究』として「下線のない説明問題」「具体的説明箇所を探す」「説明問題頻出語句①」「共通点・違いを説明」「説明問題頻出語句②」「要約問題①」「要約問題②」と続きます。なお、それぞれ中心となっている問題を代表してテーマが書かれています。
扱われている出典大学としては、「筑波大」「東京学芸大」「鹿児島大」「鳥取大」「筑波大、秋田大、金沢大」「名古屋大」「広島大」「奈良女子大、北海道大、慶應義塾大」「愛知教育大」「横浜国立大」「東京大」「早稲田大」となっています。なお、複数大学書いているのは、複数の大学で同じ英文の出典があったことを示しています。
対象レベルとしては上記の大学を見てもらえればわかるように、中堅以上の大学を中心に扱っています。また、すべてではありませんが、[マーク式]の方と比べればやや難しく感じるかもしれないといったレベルに設定されています。
なので、対象レベルとしては、高3生になって本格的に長文読解を始めるとなれば、問題演習を大量にこなす前にまず[マーク式]を、そしてその次のこの[記述式]を一度経験してほしいと思う問題集です。
●最後に●
記述問題を攻略するにはまず『どのような着眼点を持ち、アプローチをするのか』が非常に重要になってきます。まずはそれをこの本で学んでほしいと思います。
しかし、それだけでは不十分で、最初に書いたように「このまとめ方で本当に合っているのか?」などを確認してもらう環境が最終的には必要になってきます。
是非、身近にいる添削をしてくれる先生に答案確認をしてもらってほしいと思います。
それは『佐藤ヒロシの英語長文[記述式]が面白いほどとけるスペシャルレクチャー』(中経出版)です。
なお、前回の『佐藤ヒロシの英語長文[マーク式]が面白いほどとけるスペシャルレクチャー』(中経出版)も参考にしてほしいと思います。
●記述問題へのアプローチを学ぶ●
その記事でも書きましたが、現状の入試をクリアーするためには、どうしても長文読解問題を攻略する必要があります。
また、ある程度の問題演習を積んでいき、ちゃんと和訳練習なども積んでいけば、ある一定ラインの点数はとれるようになってきますし、そこまで来ればあとは微調整でよいかなと思える人も多くなってきます。
しかし、この「微調整」というのが非常に難しい子が多いのも事実です。
というのも、マーク式の記号の問題であれば、当然正解か不正解の2択しか存在しないですが、記述問題ともなればそうとも限らないからです。
英語の場合の記述問題というのは、かなり多くの場合『①自分で該当箇所を見つける→②そのまま該当箇所を和訳していく→③設問の指示に合うようにまとめる』というステップで解決するのですが、最初の『該当箇所を見つける』というのも、多くは設問部分の直前・直後の1文や2文くらいに書かれていることが多いので、その部分さえ書けばいいというのが基本となってきます。
しかし、最後の『設問の指示に合うようにまとめる』という作業の中にはどうしても国語的なアプローチが必要となってくるものも多数あるせいか、この部分でもったいない失点をしているのではないかとも思える答案が非常に多いのも事実なのです。
そこで、対策としては2種類必要だということになります。1つには『該当箇所を見つける練習をする』『設問ごとにいかにして解いていくのかのアプローチを知る』ということです。またもう1つは『自分のまとめ方が本当に合っているのか』『まとめ方として何を意識すべきか』を学んでいくということです。
今回、紹介する本は前者の『該当箇所の発見』や『設問へのアプローチ』について扱ったものとなります。
●掲載内容・対象レベル●
掲載されている内容としては、「記述式問題へのアプローチ」から始まり、『記述式問題解法研究』として「『構造』で解く」「『論理』で解く」「『情報構造』の応用」「指示語・理由説明」「二項対立」となっています。さらに『設問パターン別研究』として「下線のない説明問題」「具体的説明箇所を探す」「説明問題頻出語句①」「共通点・違いを説明」「説明問題頻出語句②」「要約問題①」「要約問題②」と続きます。なお、それぞれ中心となっている問題を代表してテーマが書かれています。
扱われている出典大学としては、「筑波大」「東京学芸大」「鹿児島大」「鳥取大」「筑波大、秋田大、金沢大」「名古屋大」「広島大」「奈良女子大、北海道大、慶應義塾大」「愛知教育大」「横浜国立大」「東京大」「早稲田大」となっています。なお、複数大学書いているのは、複数の大学で同じ英文の出典があったことを示しています。
対象レベルとしては上記の大学を見てもらえればわかるように、中堅以上の大学を中心に扱っています。また、すべてではありませんが、[マーク式]の方と比べればやや難しく感じるかもしれないといったレベルに設定されています。
なので、対象レベルとしては、高3生になって本格的に長文読解を始めるとなれば、問題演習を大量にこなす前にまず[マーク式]を、そしてその次のこの[記述式]を一度経験してほしいと思う問題集です。
●最後に●
記述問題を攻略するにはまず『どのような着眼点を持ち、アプローチをするのか』が非常に重要になってきます。まずはそれをこの本で学んでほしいと思います。
しかし、それだけでは不十分で、最初に書いたように「このまとめ方で本当に合っているのか?」などを確認してもらう環境が最終的には必要になってきます。
是非、身近にいる添削をしてくれる先生に答案確認をしてもらってほしいと思います。