さてこの2回で『話し方』の基本として『発声』『意義付け』という話をしてきました。
今回は、実際に具体的な内容を話し始めたときの話をしていこうと思います。ここからが具体的に『相手に聞いてもらうためのテクニック』のような話になっていきます。
もちろん世間には話し方に関して崇高な話もあるかもしれませんが、あまりに崇高で難しい話だと実際に意識してやっていくことが難しくなってしまうので、誰でも簡単にできてしまうような、ちょっとしたコツを話していこうと思います。
その1つとして『言葉と言葉の間に入れる間』というのがあると思います。
●「、」と「。」に対する明確な意識●
もちろん文章を書く際にも「、」や「。」というものが存在するように、話すときにもこの「、」や「。」に相当するものがあるべきだと思います。ただこれを正確に使いこなせていない人は意外に多いと思います。
実際に、僕自身、講師採用試験などで講師採用をする側につくことがあるのですが、その際にも意外にこの基本がなってないなぁと思う人は多数います。
例えば「、」と「。」が逆になっている人、つまり、一拍程度空ければいいところを大きく空けたと思ったら、しっかり空けるべきところを詰めて話してしまい、どこで話が切れるのかが聞いていて非常にわかりにくい人がいます。
また、「。」のようなしっかりした切れ目は存在するのに、「、」に相当する一拍程度の空けというのが全くできておらず、話がダラダラ続くだけになってしまっている人もいます。
そこでまずすべきこととしては『「、」と「。」をしっかり意識していく』ということがあると思います。
と言っても、普段の会話から完全にこの意識が欠如していないにも関わらず、授業スタイルや講演スタイルになるとできなくなる、という人も多いと思うので、まずは極端なまでの意識を持つとよいと思います。
つまり、本来一拍空けるだけの「、」では二拍以上空けたり、二拍程度空けるはずの「。」ではそれ以上空けるといったような話し方を意識するとよいと思います。
●同じことを繰り返し言う●
上で述べたように、「、」や「。」をしっかり意識して、実際に間を空けるだけでも十分聞きやすい話ができるようになる人も多いと思います。
しかし、講演ならまだしも、授業となると、いくら間を空けても、「生徒が聞いていない」「生徒が聞き逃す」という点まではフォローすることができないと思います。
そこで、そのような「聞き逃し」に対しるフォローをいかにするのかも重要になってきます。
ただ、これに対する対策というのは非常に簡単な作業で終わるのです。シンプルに『重要な内容を繰り返し言う』だけ十分なのです。
さすがにすべての内容に対して繰り返し言ってしまうと、ただしつこいだけか、重要かどうかがわからなくなってしまうので、それは避けるべきですが、『重要な内容』に絞って『繰り返し言う』ことによって効果を生んでいくと思うのです。
またこのような重要な内容を言う場合には、それ以外の部分より大きな声で言ったり、ゆっくり言うことができればなおならよいと思います。
ただ、少なくとも繰り返し言う時間を生み出すために、その重要な部分を早口で言ってしまうと元も子もないので、最低限同じ速度で言っていけばよいと思います。
●最後に●
やはり授業や講演といったようなスタイルで話す場合は、普段の会話のように話してしまわない方がいいと思います。
場所やクラスによってはそのようないつも通りが大事なときもあるかと思いますが、ちょっと非日常的な話し方をしていくことによって、より聞きやすい話し方へと変貌を遂げるのではないかと思います。
今回は、実際に具体的な内容を話し始めたときの話をしていこうと思います。ここからが具体的に『相手に聞いてもらうためのテクニック』のような話になっていきます。
もちろん世間には話し方に関して崇高な話もあるかもしれませんが、あまりに崇高で難しい話だと実際に意識してやっていくことが難しくなってしまうので、誰でも簡単にできてしまうような、ちょっとしたコツを話していこうと思います。
その1つとして『言葉と言葉の間に入れる間』というのがあると思います。
●「、」と「。」に対する明確な意識●
もちろん文章を書く際にも「、」や「。」というものが存在するように、話すときにもこの「、」や「。」に相当するものがあるべきだと思います。ただこれを正確に使いこなせていない人は意外に多いと思います。
実際に、僕自身、講師採用試験などで講師採用をする側につくことがあるのですが、その際にも意外にこの基本がなってないなぁと思う人は多数います。
例えば「、」と「。」が逆になっている人、つまり、一拍程度空ければいいところを大きく空けたと思ったら、しっかり空けるべきところを詰めて話してしまい、どこで話が切れるのかが聞いていて非常にわかりにくい人がいます。
また、「。」のようなしっかりした切れ目は存在するのに、「、」に相当する一拍程度の空けというのが全くできておらず、話がダラダラ続くだけになってしまっている人もいます。
そこでまずすべきこととしては『「、」と「。」をしっかり意識していく』ということがあると思います。
と言っても、普段の会話から完全にこの意識が欠如していないにも関わらず、授業スタイルや講演スタイルになるとできなくなる、という人も多いと思うので、まずは極端なまでの意識を持つとよいと思います。
つまり、本来一拍空けるだけの「、」では二拍以上空けたり、二拍程度空けるはずの「。」ではそれ以上空けるといったような話し方を意識するとよいと思います。
●同じことを繰り返し言う●
上で述べたように、「、」や「。」をしっかり意識して、実際に間を空けるだけでも十分聞きやすい話ができるようになる人も多いと思います。
しかし、講演ならまだしも、授業となると、いくら間を空けても、「生徒が聞いていない」「生徒が聞き逃す」という点まではフォローすることができないと思います。
そこで、そのような「聞き逃し」に対しるフォローをいかにするのかも重要になってきます。
ただ、これに対する対策というのは非常に簡単な作業で終わるのです。シンプルに『重要な内容を繰り返し言う』だけ十分なのです。
さすがにすべての内容に対して繰り返し言ってしまうと、ただしつこいだけか、重要かどうかがわからなくなってしまうので、それは避けるべきですが、『重要な内容』に絞って『繰り返し言う』ことによって効果を生んでいくと思うのです。
またこのような重要な内容を言う場合には、それ以外の部分より大きな声で言ったり、ゆっくり言うことができればなおならよいと思います。
ただ、少なくとも繰り返し言う時間を生み出すために、その重要な部分を早口で言ってしまうと元も子もないので、最低限同じ速度で言っていけばよいと思います。
●最後に●
やはり授業や講演といったようなスタイルで話す場合は、普段の会話のように話してしまわない方がいいと思います。
場所やクラスによってはそのようないつも通りが大事なときもあるかと思いますが、ちょっと非日常的な話し方をしていくことによって、より聞きやすい話し方へと変貌を遂げるのではないかと思います。