以前紹介した『やっておきたい英語長文500』はもはや今の受験界では長文の問題集としては定番となったと言ってもいい存在ではないでしょうか。
しかし、どうしても問題数が限定されているので、いくら質の良い長文問題集であったとしても、しばらく演習していけば必然的に終了を迎えてしまいます。
そこで、次の候補としては『やっておきたい英語長文700』が挙がるのですが、実はかなりのレベルアップをしています。
確かに、理想的な形を言えば、この『やっておきたい英語長文500』の後に『やっておきたい英語長文700』ができるのが理想です。しかし、そうは単純ではないので、『やっておきたい英語長文500』レベルの、もしくは少しだけレベルの上がったもので演習できると効果が上がるのではないでしょうか。
そこで今回紹介するのは『1日30分の英語長文15』(河合出版)です。


これは著者も『やっておきたい』シリーズと重複しますし、問題形式・解説形式も同じ形態をとっています。
ただし、少しだけ異なるのは、それが本のタイトルにもなっている内容で、「ワード数ではなく、かけることができる時間に焦点を当てた」という点にあります。
ただ、本質的にはそれほど大きく変わっていないので、『やっておきたい』シリーズをやったことがある人であれば違和感なく対処できると思います。
レベル自体は、ほぼ『やっておきたい英語長文500』と同じですが、少しだけ『1日30分の英語長文15』の方が難しく感じるかもしれない、といったところです。
ペースはあくまで個人に依存しますが、個人的には『1日に1題解く』というのは厳しいのではないかと思います。
確かに解くだけであれば可能ですが、そこから「どのように解くのか」「どういった着眼点があるのか」「どのように解答をまとめていくのか」などを学んでいく必要があることまで考えれば、『2日に1題解く』というのが限界ではないかと思います。
なお、『やっておきたい英語長文500』でのレビューでも同様の内容を書きましたが、この『1日30分の英語長文15』は、例えば河合塾が主催している『全統記述模試』といった標準的な模試でさえ普通に出てくるレベルです。
むしろ、模試に出てくる長文の方が、新しい話題に思える内容が多い分、難しく感じるかもしれないくらいです。よって、このレベルのものはできないといけないと思ってほしいです。
国公立志望者にはある意味必須の問題集であるのと共に、私大志望者もマーク・記述の入試の出方にこだわりすぎず、ある程度以上のレベルの大学の志望者であれば、演習し自らのレベルを上げ、どのような形式でも対応できるようにすべきです。
よって、「長文読解問題の演習をコンスタントにしていきたい」と思っている人には最適だと思います。
ただ、レベル自体はめちゃくちゃ高いものではないですが、それほど簡単でもないので、将来、東大・京大・国公立医学部などを狙いたい人でも、高2の冬くらいからできれば十分だと思います。まだその時点で英語に自信が持てないレベルであれば、気にせず高3に入ってからこなしていけば十分だと思います。なお、そうなった場合は、京大志望の人はスルーしても構わないことになります。
なお、改めての確認ですが、あくまで『やっておきたい英語長文500』をした後に『やっておきたい英語長文700』にいくのが厳しい場合に使う問題集だと認識しておいてほしいです。
しかし、どうしても問題数が限定されているので、いくら質の良い長文問題集であったとしても、しばらく演習していけば必然的に終了を迎えてしまいます。
そこで、次の候補としては『やっておきたい英語長文700』が挙がるのですが、実はかなりのレベルアップをしています。
確かに、理想的な形を言えば、この『やっておきたい英語長文500』の後に『やっておきたい英語長文700』ができるのが理想です。しかし、そうは単純ではないので、『やっておきたい英語長文500』レベルの、もしくは少しだけレベルの上がったもので演習できると効果が上がるのではないでしょうか。
そこで今回紹介するのは『1日30分の英語長文15』(河合出版)です。
これは著者も『やっておきたい』シリーズと重複しますし、問題形式・解説形式も同じ形態をとっています。
ただし、少しだけ異なるのは、それが本のタイトルにもなっている内容で、「ワード数ではなく、かけることができる時間に焦点を当てた」という点にあります。
ただ、本質的にはそれほど大きく変わっていないので、『やっておきたい』シリーズをやったことがある人であれば違和感なく対処できると思います。
レベル自体は、ほぼ『やっておきたい英語長文500』と同じですが、少しだけ『1日30分の英語長文15』の方が難しく感じるかもしれない、といったところです。
ペースはあくまで個人に依存しますが、個人的には『1日に1題解く』というのは厳しいのではないかと思います。
確かに解くだけであれば可能ですが、そこから「どのように解くのか」「どういった着眼点があるのか」「どのように解答をまとめていくのか」などを学んでいく必要があることまで考えれば、『2日に1題解く』というのが限界ではないかと思います。
なお、『やっておきたい英語長文500』でのレビューでも同様の内容を書きましたが、この『1日30分の英語長文15』は、例えば河合塾が主催している『全統記述模試』といった標準的な模試でさえ普通に出てくるレベルです。
むしろ、模試に出てくる長文の方が、新しい話題に思える内容が多い分、難しく感じるかもしれないくらいです。よって、このレベルのものはできないといけないと思ってほしいです。
国公立志望者にはある意味必須の問題集であるのと共に、私大志望者もマーク・記述の入試の出方にこだわりすぎず、ある程度以上のレベルの大学の志望者であれば、演習し自らのレベルを上げ、どのような形式でも対応できるようにすべきです。
よって、「長文読解問題の演習をコンスタントにしていきたい」と思っている人には最適だと思います。
ただ、レベル自体はめちゃくちゃ高いものではないですが、それほど簡単でもないので、将来、東大・京大・国公立医学部などを狙いたい人でも、高2の冬くらいからできれば十分だと思います。まだその時点で英語に自信が持てないレベルであれば、気にせず高3に入ってからこなしていけば十分だと思います。なお、そうなった場合は、京大志望の人はスルーしても構わないことになります。
なお、改めての確認ですが、あくまで『やっておきたい英語長文500』をした後に『やっておきたい英語長文700』にいくのが厳しい場合に使う問題集だと認識しておいてほしいです。