『1日40分の英語長文10』~『やっておきたい英語長文700』の類似書で演習量を増やす~ | 大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

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中学受験に失敗…その後懸命に努力し高校受験で灘高に合格! 一時燃え尽き症候群で苦しむも再起し京大合格! 今ではその経験を活かし、塾・予備校講師として主に高校生・浪人生に英語を教える日々。そんな講師が具体的な大学受験の英語勉強法を提示する。

以前紹介した『やっておきたい英語長文』シリーズはもはや大学受験用長文問題集としてはもはや定番となったのではないでしょうか。その中で僕自身も生徒に『やっておきたい英語長文500』『やっておきたい英語長文700』というのはオススメしています。


正直めちゃくちゃ詳しい解説が書いているわけではないですが、長文問題を演習していくには適切な問題集だと思います。


しかし、どうしても問題集が限られている上に、『やっておきたい英語長文700』のレベルともなると、実際の入試でも「難関大で出される、骨のある長文」といったレベルになるので、なかなかこのレベルの長文を集めた問題集は他に見つけることが難しくなってきます。


そこで、僕自身『やっておきたい英語長文500』や『やっておきたい英語長文700』を終えた後に、同様の問題集を求めている生徒に紹介するのがこの本です。


それは『1日40分の英語長文10』(河合出版)です。




これ自体は『1日30分の英語長文15』でも書きましたが、著者も『やっておきたい』シリーズと重複しますし、問題形式・解説形式も同じ形態をとっています。


ただし、少しだけ異なるのは、それが本のタイトルにもなっている内容で、「ワード数ではなく、かけることができる時間に焦点を当てた」という点にあります。


ただ、本質的にはそれほど大きく変わっていないので、『やっておきたい』シリーズをやったことがある人であれば違和感なく対処できると思います。


なお、レベルに関しては『やっておきたい英語長文700』とほぼ同じで、人によっては少し簡単に感じるかもしれない、といったところなので、どうしてもレベル順にしたい人は『1日40分の英語長文10』→『やっておきたい英語長文700』の方がいいと思います。


しかし、基本的にこの参考書自体は、あくまで『やっておきたい英語長文』シリーズをこなしてまだ時間があり、過去問をこなすまでには時間がある、といった場合に使用する問題集の候補の1つと考えておけばよいと思うので、少々レベル順が変わっても、僕は先に『やっておきたい英語長文』シリーズをこなし、その後で『1日40分の英語長文10』に入っていけばいいのではないかと思います。


また、自分が求めている状況、この問題集に手を出そうとしている状況によっては、全く異なった問題集をした方が効果がある可能性もあるので、この問題集にまで手を出せそうになれば、少し自分の本当のニーズというのを見つめ直し、自分にとって最適なものを探した方がよいと思います。