ワーカホリック気味な塾講師が出来上がるまで~大学時代③~ | 大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

中学受験に失敗…その後懸命に努力し高校受験で灘高に合格! 一時燃え尽き症候群で苦しむも再起し京大合格! 今ではその経験を活かし、塾・予備校講師として主に高校生・浪人生に英語を教える日々。そんな講師が具体的な大学受験の英語勉強法を提示する。

もちろん技術は非常に重要なのですが、
残念ながらすぐには身に付きません。


技術が足りないのであれば、
精神的な面からでも技術を身に付けていくことが重要になると思います。



いかに生徒のことを考え、サービスを提供していけるかを考える。
ここでは常に『顧客第一主義』という思いになり、生徒に接していく。
そのような考えが重要だとだんだん思うようになっていきました。


ですが、
そのためにはまず『ニーズを知る』ことをしなくてはなりません。


そこで僕自身がまずとった行動は純粋に
『生徒と接する』ということでした。


授業中はもちろんのこと、
休み時間など授業時間以外でも生徒と話します。


もちろん授業に関して、
例えば「わかっていないこと」「曖昧なこと」なども聞いていきますが、
単なる世間話なども含めてどんどん話していきます。



正直僕自身はもともと人見知りです。
なので、自分から話しかけるのは非常にしんどい行動でもありました。


しかし、生徒にはそんな僕の性格は関係ないですよね。


僕が接しなければ生徒のニーズがわからないままです。
そうなれば、生徒にとって僕ができる最善のことはできないことになります。


ただでさえこの時点では技術すらないにもかかわらず、
生徒のニーズもわからず精神的にもつかむことができないのであれば、
生徒がついてくるわけがないと思います。



その結果、僕自身が行きついた先が『生徒と接する』ことだったのです。


このように生徒と接している中で、
だんだんとそのときの高校生が考えることや
勉強に対する取り組みなどがわかってきます。


このようにすることで、
生徒のモチベーションを知ること、それを高めることができるだけでなく、
自分自身が努力する方向性も知ることができた
のです。


もちろん、長期スパンで見た場合は
この努力が違う方向に行っているものかもしれません。


しかし、この時点で生徒という最も重要な存在から得た指針である以上、
まずはこの指針に従って自分を突き動かすことが重要だと思いました。



このような思いの中、だんだんと技術面に対する努力を考えていくわけです。