ワーカホリック気味な塾講師が出来上がるまで~浪人時代③~ | 大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

中学受験に失敗…その後懸命に努力し高校受験で灘高に合格! 一時燃え尽き症候群で苦しむも再起し京大合格! 今ではその経験を活かし、塾・予備校講師として主に高校生・浪人生に英語を教える日々。そんな講師が具体的な大学受験の英語勉強法を提示する。

こうして順調に日々を過ごしていく中で、夏を過ぎた頃に寮に新しい人が入ってきました。


この人自体は年は僕と同じですが、辿ってきた経緯は全く異なるものでした。


僕自身は、完全に勉強の人生でした。


それに対してこの途中で寮にやってきた人はスポーツばかりをしてき、十分にスポーツ推薦で大学に行くことなんて十分に可能なのです。


それにも関わらず、勉強で大学に入りたいと思ったのです。



これがいかに大変かは逆の立場を考えていけばわかると思います。


もし僕が今からスポーツ推薦で大学に入れるレベルにまでスポーツをできるかと聞かれたら、すぐに「無理だ」と返答することができると思います。


そのような人生にかつてない難題をクリアーすべくチャレンジをしにきたのです。



ただ今までスポーツ以外には全く何もしてこなかったと言っても過言ではないほどなのです。


その結果、浪人1年目にして初めて勉強をスタートすることになったわけです。


そのような状況下、気合いだけは半端ではありません。何せ今までスポーツに注いできたエネルギーをすべて勉強に向けるのです。


確かにかなり無茶があると言えばあるのですが、それでもそのエネルギーの向き方も普通はできないものだと思います。


その結果その人はどんどん学力を付けていきます。


正直冷や汗が出るような体験を繰り返ししたと言っていました。


それでもその人は結果的に自分が目標とする大学に1年で合格することができたのです。


ここでは具体的な名前は挙げませんが、世間一般では最難関の私立大の1つの大学です。


それこそ、このような状況でも合格しているのは奇跡だとも言えます。


ですがその一方で、自分が目標とするところに積極的に、そして貪欲にチャレンジし、進んでいったがために掴んだ成功なのだと思います。


ここでまた僕自身、『いかに困難な道であったとしても、目標に向けてちゃんと蓄積をしていく中で成功していく可能性は十分にある』ということを学んでいくのです。


正直、このような人には受験生活の中だけで生活してきた自分にとってはある意味信じ難い存在であったのですが、このように、自分自身の目標達成のための努力の一環で、偶然にも知り合うことができた人でしたし、それによりいい経験ができたと思います。