ワーカホリック気味な塾講師が出来上がるまで~高校時代①~ | 大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

中学受験に失敗…その後懸命に努力し高校受験で灘高に合格! 一時燃え尽き症候群で苦しむも再起し京大合格! 今ではその経験を活かし、塾・予備校講師として主に高校生・浪人生に英語を教える日々。そんな講師が具体的な大学受験の英語勉強法を提示する。

さてなんだかんだで入った高校。

最初は今までいた中学とのレベルのギャップがいかなるものかもわからず、
「とりあえずついて行けるように頑張ろう」という思いと
「中学3年間、まさに365日×3年間=1095日
丸々勉強しかしてないのだから少しくらい休ましてくれよ」
という思いの入り混じった複雑な思いでいました。


そんな中信じられないスピードで授業が進んでいきます。

それも運の悪いことに、
全く教える技術なんてない、
生徒から嫌われまくっているのに態度だけはデカイ、
最悪の講師陣に囲まれてのスタートになってしまいました。


と言いながら、最初はまだわかっていませんでした。

「高校ってこういう場所なのかな?」
という疑問を持ちながらも、確信は持てず、
自分の力のなさがこう思わせるのかもしれないという
自分を否定するような考え方をしてしまっていました。


ここでの高1の生活は、
まさに「とりあえず勉強する」といったスタイルで、
決して何か「知的な関心事」を発見したり、
新しい知識を得ての喜び、自分が成長することを実感しての喜び、
そんなすべての勉強においてあるであろう楽しみは皆無でした。



ただひたすらに機械のように行動するだけ…


何も楽しくなんてない高1生活が待っていました。

それまで得意だった数学は、ただの計算技術に落ちぶれてしまい、
決して数学の魅せる美しさや素晴らしさなんて微塵も感じられなくなっていました。

中学時代、得意であり好きな教科であった英語は、
異文化を知るための、国際的な力を身に付けるためのものではなく、
単に英語を日本語に「置き換えていくだけ」といった
無味乾燥とした何も興味の惹かないものに成り下がってしまいました。


こんな中、精神的にも『燃え尽き症候群』とも言える状況になり、
勉強はしているように思えるが、
実際には何も頭に入ってこない事態となってしまっていました。

そんな勉強に全く知的興味・知的喜びがなくなってしまったときに、
僕自身は全く違う道へと進んでいくことになっていきました…。