ワーカホリック気味な塾講師が出来上がるまで~中学生時代③~ | 大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

中学受験に失敗…その後懸命に努力し高校受験で灘高に合格! 一時燃え尽き症候群で苦しむも再起し京大合格! 今ではその経験を活かし、塾・予備校講師として主に高校生・浪人生に英語を教える日々。そんな講師が具体的な大学受験の英語勉強法を提示する。

前回書いた5位から25位への下降というのを経験したのが中2のときでした。
そこで僕自身の思いが変わり、また奮起したのも中2。

そのときに、もともと持っていたゆったりした姿勢ではなく、
もっと戦闘的とも言えるような、ガツガツした姿勢に変化しました。

よくよく考えれば自分自身は決して才能に満ちた人間ではありませんでした。
決して昔から賢かったわけでもなければ、
ずっと褒められてきたような生活でもありませんでした。

それにも関わらず偶然かのように賞賛されるようになった生活。
正直、自分自身でもエリートになったかのような錯覚があったのかもしれません。

そこで冷静になり、
「俺には決して才能なんかない。努力するしかないんだ」
という発想に至り、気合いを入れ直していきました。

その結果、才能では自分よりも勝るかもしれない人たちを
少しずつ抜き返すことに成功しました。

ここで経験した『挫折からの成功体験』、
これが僕の思いをより熱いものにする要因になったと思います。


結果的には中3時点で再度1桁順位、悪くても10位にはなりましたし、
全体トップになったこともありました。

ここでさらに僕の経験が
「努力でカバーできる才能なんていくらでもある。
もっと言えば努力する才能では誰にも負けないぞ!」

という思いに、僕自身を変化させるに至らせていました。

その結果、具体的な名前は挙げませんが、
日本でもトップ高と言われる高校に入ることができました。
見事リベンジ達成です。
もっと言えば、当初の目標よりもさらに上に行けた結果となりました。

ただここにも挫折めいたことが含まれています。
決して一発で合格したわけではなく、補欠での合格だったのです。

確かに補欠でも合格すればいいじゃないか、と思う人もいるでしょう。

でも、当時の僕はもうガツガツいくキャラになってしまっていたわけです。
そして、実際に自分よりも順位が低かった人でも
正規で受かっている人もいただけです。

この現実に直面したとき、
昔感じた『挫折感』というものを再び覚えたわけです。

「俺はどこまで努力すれば報われるんだ…」
とまた少しイジけたような精神状態に変わってきたように思います。

ただ実際の点の配分を見ると、数学では全体で2位という好成績にも関わらず、
得意であるはずの英語で、信じられないような点を叩き出していました。

この英語の点に対しても「なんでだ?」という思いも抱きながら、
まだこの時点では「自分の力不足だったのか…まぁまた頑張るか」
という謙虚な思いで、『努力でカバーする俺』というスタンスは崩さずにいました。

ただ、これをさらに覆してくるような思いに
高校に入ってからなるような経験が待っていました…。