ワーカホリック気味な塾講師が出来上がるまで~中学生時代②~ | 大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

中学受験に失敗…その後懸命に努力し高校受験で灘高に合格! 一時燃え尽き症候群で苦しむも再起し京大合格! 今ではその経験を活かし、塾・予備校講師として主に高校生・浪人生に英語を教える日々。そんな講師が具体的な大学受験の英語勉強法を提示する。

少し日が空きましたが、続きの話をしていきます。


順調に進んでいった中1。そのときはその先に待つ試練などには気付かずに…。


普通に考えればきっと試練なんて全く思わないでしょう。もしかしたらただの自慢に聞こえるかもしれない。


でも、自分にとっては本当に大きな出来事だったのです。


なにせ、もうそのときの僕は、女性恐怖症を忘れ、中学生なら持ち始めるかもしれない興味には全く目もくれず、ひたすら勉強に興味を持っていた子だったのです。


自分の中では全くガリ勉的なイメージなんてない。勉強することだけが日常生活の一部、いやルーティーンになっていたのです。


外で遊んだり、家でゲームをしたり、マンガを読んだり、カラオケに行ったり、スポーツをしたり…
中学生が全力をかけてしそうなことは一切していないのです。


むしろ遊ぶことの方が苦痛だと感じさえしていたように思います。


その試練とは…僕自身はずっと同じペースで勉強しているにも関わらず、なぜか順位だけが突然ガクッと落ちたのです。


全体で110人ほどしかいない状況である中で、5位から突然25位ほどまで落ちたのです。


その当時の僕からすれば衝撃が走りました。


なにせ、勉強しかしていない、それがルーティーンになっていて、それまで抜かれることなんて一切考えてなかったにも関わらず、もっと言えばクラスの中では誰よりも期待されるポジションにいたにも関わらず、あっと言う間に凡人のレベルに落ち込んだのです。


ここでまず1回目の挫折に近い感覚を覚えたのです。


「努力をしていても、ポテンシャルでかなわない相手がいるのかもしれない」


そんな風に思いました。そしてどうしていいのか路頭に迷いました。


こんなこと小さいことじゃないかと思われるかもしれない。


でも僕からすれば、小学校のとき誰からも期待されないような子だったのが、いきなり中学に入り、期待され、責任感を持たされ、でもその環境が心地よかったにも関わらず、もはや誰にも気にされない状況へと追いやられたのです。


でも、こんなことで諦めていたら悲しすぎます。ここで僕はまた思い直します。


「努力してカバーできる範囲ならどこまででもカバーしてやろうじゃないか」


そんな思いに変わりました。


ここでまた僕のレベルがまた1つ上がり、思考法も変わっていくのです。