只今明け方の4時すぎ…。
いつもなら熟睡中の時間です。
ダンナっちにモルヒネを使うようになってから
頻繁に見るようになった夢があります。
それは数字の夢。
たくさんの数字が出てくる夢ですが、
数があれば大丈夫。
だけどこれがゼロになると
全てのものが消え失せ、
たった1人取り残される、
という夢を見るようです。
この取り残される、というのが
ダンナっちにとって、最大の恐怖なんです。
入院して3日目の夜、
初めてその恐怖から取り乱すダンナっちを見ました。
明け方の3時、「助けてくれ!」の声に飛び起きました。
怖い!助けて!と叫ぶダンナっちを抱き締めて
何度も大丈夫!一緒にいるよ!1人にしないよ!
と言いました。
ダンナっちは幼い頃虐待を受けてきました。
それもネグレクト(精神的な虐待)。
なので、孤独や1人というのを、
極端に嫌がります。
でもそれを乗り越えてこそ、
本当の強さを手に入れられる。
なので辛いのを承知の上で、
一緒にいるから!その自分の弱い所を乗り越えなさい!
と言いました。
こんなにも闘っているダンナっちに
まだムチを与える私は酷いかもしれません。
でもその後、ゆっくりとゆっくりと落ち着いていき、
「大丈夫、休むよ。お前も休め」
と言って、眠りについていきました。
1時間の格闘。
ダンナっちはモルヒネを追加することなく、
落ち着いてくれました。
お疲れ様。
これが良いことなのかはわからない。
だけど、メンタルが弱いダンナっちにとって
この事は大きな糧になるんじゃないかと感じてます。
さて、私も寝ますか…。