こんな時間だけど | 生存率5%にかけた夫婦の闘病記(二人三脚で病に打ち勝つぞ!)

生存率5%にかけた夫婦の闘病記(二人三脚で病に打ち勝つぞ!)

32歳で自分の腎臓癌が見つかり、手術も成功してホッとする間もなく
今度は最愛のダンナさんにスキルス胃癌が!!
2年1ヶ月の闘病を終え、ダンナさんは旅立ちました。
ダンナさんとの想い出と1人娘との生活について書いてます。

こんな時間だけど、ダンナっちから電話がありました。

モルヒネでウトウトはするのに
実際には気持ち良く眠ることはできない。

病院の消灯は21時半、
なかなか朝はやってこない。

病室の暗闇の中、このまま朝が来ないのではないかと
不安と孤独に苛まれる。


今までの入院生活の中で
こんな夜中に電話してくることはありませんでした。

ダンナっちは病気とだけでなく
孤独や不安とも1人、闘っているのですね。

少し話をし、落ち着いてきたようで
病室に戻ると言って、電話を切りました。




ダンナっちの心が少しでも軽くなり
ゆっくりと休める夜がきますように。