前日より確実に症状が重くなっているダンナっち。
常にうつらうつらしていて、
自力でできていた車イスへの移乗も
できなくなっていました。
トイレも行けなくなり、
尿道カテーテルをつけていました。
そして主治医から最後の宣告を受けました。
あと少しです…と。
これからはいわゆる終末期になり
本人も身の置き所がないような苦しさが待ってる。
それは家族も、プロである医師でさえも
見ていられないほどの状態になる。
そうなる前に強い薬を使って、
昏睡状態にして、
本人にとって安らかな状態で最期を迎えましょう。
そう言われました。
主治医に「諦めきれない」と伝えました。
ここまで家族一丸となって闘ってきて、
辛い治療も治すために頑張ってきた。
その結果がこれ!?
いやだ!!
主治医は言った。
このタイプのガンは治療しても1年もつかどうか、
そんな中もう2年になろうとしてるのはスゴイ事なのだと。
若い人だと抗がん剤も効きにくいのに、
ダンナさんは3剤効いてくれた。
これはダンナさんの頑張りと
それを支える家族の努力があったから。
そう言われました。
主人の身の上話をして、
担当してくれたのが主治医で良かった
先生に看取ってもらいたいと言ってたことも話ました。
そして、その薬を使う事を私が決めることはできないと
本人に私から話すと伝えました。
病室に戻り、主治医との話の内容を伝えました。
ダンナっち、「主治医がそういうなら、そうしてくれ」
と言いました。
ただし、その前に意識がある間に
一度自宅に帰りたい、
そう願い出ました。
即主治医に伝え、最初は週明けの月曜日と言われたけど
本人の強い希望もあり、
明日一泊だけの外泊許可がおりました。
ただし痛みのコントロールができていないので
自宅で少しでも変化があった場合は
すぐに救急車で戻ることになりました。
この最後の外泊を、ダンナっちにとっても家族にとっても
最高な時間になるように、
私は頑張ります!

