母、電話をかける!! | 生存率5%にかけた夫婦の闘病記(二人三脚で病に打ち勝つぞ!)

生存率5%にかけた夫婦の闘病記(二人三脚で病に打ち勝つぞ!)

32歳で自分の腎臓癌が見つかり、手術も成功してホッとする間もなく
今度は最愛のダンナさんにスキルス胃癌が!!
2年1ヶ月の闘病を終え、ダンナさんは旅立ちました。
ダンナさんとの想い出と1人娘との生活について書いてます。

夕方、母のバイタルが落ち着いたところで

のどかと姉は帰宅。


姉は静岡に嫁いでいて、

明日はどうしても重要な会議があるため、

病院を出た足で、そのまま静岡に向けて出発。


大学病院近くの駅までのどかが送って、

うしろ髪をひかれながらも、帰っていきました。



のどかも帰宅して、

一息ついてると・・・。


携帯がブルル・・・っと。


見たら・・・???


あれ?


着信、母になってる??


父が母の携帯からかけているのかと思い

出てみると・・・。



あれ?


やっぱり母だーーーーーー!!!!



ていうか、病室では電話NGだし?


なんで?

と思いつつ話してみると。


「あのね、誰かと揉めている声が聞こえたから・・・」

って・・・。


私は大丈夫だし。


母からの電話がかかる1時間前には、姉は無事静岡に着いたし。


父は1人寂しく風呂入る・・・とか言ってたし。


そんな事を話、

「お母さん大丈夫、みんな無事だし、ケンカしてないよ」

と言ったら、

すごく安心したような様子でした。


よくよく聞いたら、そんな揉めているような声を聞いた気がして、

不安になって、看護師さんに無理をいって、

絶対安静なのにも関わらず、

病室からラウンジまで移動して電話してきたとのこと。


おーかーあーさーんー。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。


私も腎癌手術しているから少しはわかるけど、

とてもじゃないけど、手術当日なんて動けないって。


なんでそこまで家族を大切にする?


こんな時くらい、自分を大切にしてくれていいのに・・・。




そして、ここからが母のすごさ。


母からの電話を切ってすぐに、

姉に電話してこのことを話すと。


なんとちょっと前に父と電話で揉めていたのにこと。


あーーーーーーーΣ(・ω・;|||


母が聞いた揉めてる声って、

もしかして姉と父???


こんな生死に関わるようなときって、

普段聞こえないような事が聞こえたりするっていうけど、

これってもしかして・・・。



改めて、母のすごさを感じました。



もう、脱帽です。


これから一生かかっても、母には追いつけないな~と

感じた出来事でした。