覚悟 | 生存率5%にかけた夫婦の闘病記(二人三脚で病に打ち勝つぞ!)

生存率5%にかけた夫婦の闘病記(二人三脚で病に打ち勝つぞ!)

32歳で自分の腎臓癌が見つかり、手術も成功してホッとする間もなく
今度は最愛のダンナさんにスキルス胃癌が!!
2年1ヶ月の闘病を終え、ダンナさんは旅立ちました。
ダンナさんとの想い出と1人娘との生活について書いてます。

ども、のどかデス。


昨日はCT検査を受けたダンナっち。


検査前に水を飲むのですが、

今回どうしても飲めず、無理して飲んで吐いてしまいました。


そこから体調が悪く、

結局1日で摂取できたものは、

500ミリのポカリ1本とウィダーインゼリー1本、

プロシュア1本のみでした。


それも吐きながらだったから、

実際はそんなにとれてないんだろうな・・・。


もうまともに立っていることもできないダンナっち。


横になって寝ようにも、

疼痛があって、30分も寝ていられず、

今は壁にもたれかかって寝ています。


見ていて本当に痛ましいです・・・。


薬で痛みをコントロールできている時は良いのですが、

うまくできていない時は苦悶の表情で堪えているし、

ときには泣き出したり、うめいたり、暴れたり。


見ているとどうにもできないもどかしさで、

怒りがこみ上げてきます。


なんとかならんのか!!!って。


今使っている抗がん剤、原発ガンと骨転移には効いているかもしれない。


骨転移の数値は順調に落ち着いてきてるし。


でもね、右足の筋肉に転移してしまっているのには、

全く効いていないみたい。


転移した部分の筋肉はパンパンに腫れ、

硬くなってしまって、普通にしていても皮膚がひっぱられ

シワができてしまっている。


そして最近はむくみが酷くなってきていて、

まるで茹でたソーセージのように皮膚がパンパンになり、

脚は1・5倍に腫れあがっています。


もうこれ以上のちりょうは無理かもしれない・・・。


そんな事をダンナっちと話をしました。


「俺、頑張ってるよな」


って。



看護師をしている友人と話ことをきっかけに

緩和ケアに対しての印象が変わったらしく。


「今まで緩和に行くことは、負けだと思っていた」


「でも、生きるための緩和だったら、負けじゃないよな」


「俺、こんな苦痛で普通に過ごせない日々よりも、

 笑って家族の時間を大切にしたい」


「痛くて娘っちをギューってすることもできないなんて悲しい」


と話していました。



もう治すのは無理かもしれない。


でも少しでもダンナっちがダンナっちらしく過ごせる時間を作るのも

きっとすごく価値がある事なのんだと思う。


だからこれからは、そちらに向かって歩いていきたいと思います。


あとどれくらい、家族の時間が残されているかはわからないけど、

充実した時間になるように、

私はサポートしていきたいと思います。