辛い現実 | 生存率5%にかけた夫婦の闘病記(二人三脚で病に打ち勝つぞ!)

生存率5%にかけた夫婦の闘病記(二人三脚で病に打ち勝つぞ!)

32歳で自分の腎臓癌が見つかり、手術も成功してホッとする間もなく
今度は最愛のダンナさんにスキルス胃癌が!!
2年1ヶ月の闘病を終え、ダンナさんは旅立ちました。
ダンナさんとの想い出と1人娘との生活について書いてます。

昨日、主治医説明がありました。


そこで厳しい現実を突きつけられました。


ダンナっちの転移は全身の骨にいっているであろうこと、

今は薬を使って痛みのコントロールができているけど、

いずれはそれも難しくなっていくこと、

骨髄や髄膜に転移する可能性があって、

そうなると日常生活はできなくなること。


そして早いとあと2ヶ月だと言われました。



手が震えました。


信じられない。


いや、ダンナっちのガンがわかった時から、

いつかこうなるであろうことはわかっていた。


だけど信じたくなかった。



骨の転移の話をした時、

もっと早くみつけていれば、薬の効果も違ったと聞いて。


その時は「そっか・・・」としか思えなかったけど。


ダンナっち、3月くらいから、徐々に血液検査で骨の数値が上がっていて。


その時主治医は「なんでだろう」くらいしか言わなかったけど、

本当はその時にあらゆる事を想定して、

骨の検査をしていてくれたら、

もしかしたら違う結果があったのかもしれない。


なんだかそう思えてきて。


昨年の10月に「延命治療に入る」とは言われていたけど、

これが「積極的治療」の中での骨の数値上昇だったら、

主治医はもっと色々行動してくれていたのだろうか。


延命治療だから?


延命治療をしている患者の小さな変化は

「どうせ延命だし」って感じなんだろうか?


医者からすれば、根治にならなければ

あとは数ヶ月命が延びるであろう治療は

大した事じゃないんだろうか?


延命治療じゃなかったら、検査をして早く見つけて

治療を変えて、もっと違った結果があったのかもしれない。


そう思うと、やりきれなくて・・・。



なんでこんな事ばかり起こるのだろう?


私はどんなに貧乏だっていい。


家族3人でいたいんだ。


ダンナっちを失いたくないんだ。


憎しみあって別れるならいい、

でもなんでこんなにお互いにお互いを必要としていて、

愛し合っている夫婦を、なんで引き離そうとするんだ。


病気が許せない。


お互いが元気だった頃に戻りたい。