さて前のブログではなんだかえらそうに書いてましたが、
のどかだって人間、
当然ブラックのどかもいます。
今回はそのブラックのどかの登場。
のどかとダンナっち、
結婚して11年になります。
その間決して平穏な日々だったわけではなく、
どちらかというと怒涛な日々でした。
まず我が家はデキ婚。
といっても入籍1週間前に娘っちがお腹の中にいる事がわかり、
急遽前倒しで入籍。
と同時に、2人して無職。
じつはダンナっち、公務員試験に合格していまして、
4月採用だったため、それまで働いていた仕事を辞めてしまっていて、
のどかが公立保育園に勤めていたので、
しばらくはのどかの稼ぎで生活していくか・・・なんて考えていたんです。
それが娘っちを妊娠した事によって
続けられなくなることに・・・。
生活は一気に困窮に。
そして新婚5ヶ月でようやく受かっていた公務員試験の辞令が出たのですが。
なんと予想外の他県派遣!(国家公務員だったため)
ないお金を集めて集めて、なんとか引越しして採用先へ。
そしたら、のどか切迫早産になって入院。
結局いつ産まれてもOKになる月まで、
何ヶ月も入院生活をすることに。
大赤字からの新婚生活スタートとなりました。
そんなダンナっち、
一見マジメそうに見えるのですが、
じつは昔は女の子大好きな男子。
浮気はするし、ケンカすると暴力奮うしで
もう何度離婚しようかと思ったことか。
それにプラスしてダンナっちのお義母さんが
まぁ奔放な人でして。
孫に古着を送ってくるし、
お年玉なんてよこさないし、
嫁はかわいくないのはわかるけど暴言吐くし、
そしてお金にとってもルーズ。
あんまり詳しい事はかきませんが、
最終的には親族のお金にも手をつけてしまい、
億単位でお金を使い込み、
そして精神病と人格障害があり、
結局自分の息子であるダンナっちに全て都合が悪いことはかぶせ、
自分はトンヅラして逃げてしまって、
今ではどこにいるかもわからない状態。
あーーーー、とんでもない所に嫁いでしまった、
と後悔すること何百回www
ダンナっち自身もお義母さんとの事があった後、
うつ病になってしまい、仕事ができない期間があり。
その間はそりゃーもうのどかが身を粉にして働きました。
元々身体が丈夫ではないのどか、
加えてその頃はすでに持病も抱えていて、
それでもダンナっちと娘っちを食わせていかなきゃいけないから、
朝から晩まで働きました。
おかげで今ののどかはこんな状態。
持病は進行しちゃうし、
ダンナっちが職場に復帰して落ち着いた頃、
腎臓癌発症。
初めて命に関わるような大病をして、
ダンナっち、やっとのどかに「大変な思いをさせてきたからだ」
と言って「これからはゆっくりするんだよ」
なんて言ってくれたのですが。
ところがドッコイ、
そんなに人生うまくいかないもんですねぇ。
のどかの腎癌手術1ヶ月後、
今度はダンナっち末期胃癌。
もうね~、なんでこんなにもこの人は
私に苦労ばかりかけるんだ!
って、正直悲しいのと不安なのと同時に
怒りもわいてきました。
今までの事が色々あったから、
この人との結婚、本当は間違っていたから、
こんなにも悪い事ばかり起きるんだーーーーー!
って思いました。
でも今更離婚なんてできない。
こんな状態のダンナっちを放って別れたら
なんだか後悔するように感じたんです。
もうここまで来たなら
歯を食いしばって一緒に闘ってやる!
絶対に治して、今度こそ幸せにしてもらうんだ!
って思ってました。
今でも治って幸せになるという気持ちに変わりはないのですが、
最近は幸せにしてもらうんじゃなくて
幸せかどうかは自分が決める事なんだから、
自分で自分を幸せにするぞ!
という考えに変わってきました。
まぁ、ダンナっちに期待してもダメなんだ・・・
という諦めみたいな気持ちもあるのですが。
結局他人に振り回され、
自分をしっかり持っていなかったから、
こうやって右往左往して、
「コイツのせいで・・・」なんて思っていたわけで。
でもそんな気持ちをいつまでももっているのは
正直シンドイし、なんだか醜いよね。
というわけで、
最近は「イイ勉強させてもらってるわ~」
と思うようにしてます。
ダンナっちの状態は良くありません。
もしからしたら・・・の可能性の方が
高くなってきているように感じます。
でもダンナっちに何かあっても
私は私でしっかりと自分の足で立って
しっかりと生きていかなきゃ!
って思ってます。
それはダンナっちがうかばれないとか悲しむとか
そんなキレイな心からじゃなく
自分が辛いから。
結局自分を幸せにできるのは自分だけなら
一時の悲しみや苦しみに飲み込まれるのではなくて、
そこからしっかり這い上がって生きていかなきゃ、
それができるのは自分しかいない、
そう思うようになりました。
もちろんダンナっちの事は大切だし、
愛するダンナ様なのですが。
だからこそ、一生懸命看病もするし、
ダンナっちの進行は悲しいし不安にもなるのですが。
でも自分は自分。
しっかりと命を全うしていこう、
そう思っています。
まぁ、そんなに強い人間ではないので、
今でもダンナっちに何かある度、
「アンタがしっかりしないからだーーーーー」
ってなったりするんですけどね。