何度でも、何度でも! | 生存率5%にかけた夫婦の闘病記(二人三脚で病に打ち勝つぞ!)

生存率5%にかけた夫婦の闘病記(二人三脚で病に打ち勝つぞ!)

32歳で自分の腎臓癌が見つかり、手術も成功してホッとする間もなく
今度は最愛のダンナさんにスキルス胃癌が!!
2年1ヶ月の闘病を終え、ダンナさんは旅立ちました。
ダンナさんとの想い出と1人娘との生活について書いてます。

先日ダンナっちの通院デーだったので、

一緒にがんセンターへ行ってきました。


今月から新しい薬での治療となり、

「イリノテカン」を2週間に1回点滴しています。


で、ダンナっちが化学療法室で治療中、

病院の図書コーナーで待っていたら、

ダンナっちの主治医とバッタリ。


ダンナっちがいると、先生も話にくい事もあるだろうし、

私も聞きたい事があったので、

呼び止めて、少しお話をしました。


ダンナっちの現状ですが、

先月撮ったCTにも写っていた「背骨への転移」、

この数値がうなぎのぼりで上昇してまして、

1月300だったものが、今回5000だそうで。


なんじゃーそりゃ!!ってくらいの上昇率です。


若い分、進行しだすと早いので・・・と言われました。


ガーーーーーーン(その1)



そして免疫療法についても聞いてみたのですが、

ダンナっちの癌(スキルス胃癌)にはあまり効かないらしく、

「値段も高いし、やめた方がいいよ」とのこと。


ガーーーーーーン(その2)


んじゃ、丸山ワクチンはどうなんですか?

と聞いたら、

「うーん・・・、あまりよく覚えてないんだけど、

 たぶんヒット率は低いと思うよ」


ガーーーーーーン(その3)



はぁ、やっぱり治療法なんてそうそうないんだ・・・。



しかも今使っている抗がん剤以外に、

胃癌に有効性が認められている抗がん剤は

あと1種類らしく。


それがダメだったら・・・治療できないの?


一応他の抗がん剤で治療はしていけるけど、

胃癌に有効性が認められているものじゃないから、

効きはすっごく悪くなるみたい。


なんだか、もう八方塞がりな感じ。



でもね、1つだけ望みが。


さっき書いた丸山ワクチン、

いつもなら「絶対にダメ」という主治医が、

今回だけは言葉を濁すように

「わからないけど、やるなら2日に1回の治療だから、

 近所の病院でやってくれる所を探した方がいいよ」

と言われました。


漢方だって、プロポリスだって、ビワ療法だって、

とにかく少しでもダメな要素があれば

「絶対にダメ」という主治医が、

初めてダメと言わなかった治療法。


もしかしたら、少しは望みがあるのかな・・・。


それとも、こちらの切実な想いが伝わって、

納得するなら・・・と思って、言葉を濁した形で容認したのかな。


ダンナっちに話したら、俺はココで死ぬわけにはいかないんだ、

医者が余命だとか、延命治療だとか言ってるなら、

俺一人で攻めの治療をする!

とか言ってる。


1年8ヶ月、抗がん剤治療を続けてきたけど、

ダンナっちの考えを尊重して、

治療法を変える時期にきているのだろうか・・・。


まだまだ、のどかの迷走は続きそうです。