皆さんこんにちは!2024年6月16日(日)には ドリフトシングル Round-14が開催されます。
レイアウトは前回と同様ですが、改めて審査の概要を説明したいとおもいます。言葉での説明で分かりにくい部分があることはご容赦ください。
シンプルに見えて得点を出す要点を満たそうとするとなかなかな難易度のレイアウト。
攻め始めると色々な部分が見えてきます。
タメとキレで緩急をつけて走りを魅せていくのは超高難易度!
まずは第一セクターの飛び込み。このセクターの角度は90度で入ってきます。
中途半端な角度で入ってくると速度が出過ぎて流されやすくなります。
またRが抜けて立ち上がれていないケースも多いので飛び込んだ後のオーバーアングルにも注意です。飛び込み後に完全にRの荷重が抜けているのはNGです。
前回より分かりやすくなった点はライン上にドットが入ってガイドラインになっています。
セカンドドットをRで取るイメージで入ってきます。
セカンドドットをRで取った後、角度を少し足しながらボックスにノーズを差し込むイメージでカウンターを当てながら通過します。
このボックスをドリフトをせずに真っすぐ入ってくるようにしてしまうとNGなので要注意です。
その後の返しのスピードと角度は加点対象として大きいものがあるので、しっかりとオンで返して角度を入れていきましょう。
ゾーン手前の角度とラインも重要です。ゾーン手前のドットからゾーンが始まるイメージ走行するとよいおもいます。
またこのゾーンは複合コーナーなので、徐々に角度足していく形になります。
前回に比べ、壁が無くなっているので接触によるクラッシュのリスクは低減されています。
ここでのゾーンの角度と速度は加点の対象となります。
ゾーンが終了後のボックスのアプローチはシフトダウンをイメージした丁寧な減速。
慌ててアクセルを抜くと急激にFに荷重が移り、アンダーや戻り、Fのトレースを失うことにもなるので、Fを逃がさない丁寧な操作が必要となります。
そして最後の回し込みですが流され気味になるとラインがズレて第五セクターに綺麗に回し込めないので、返すポイントにも要注意です。
最後はしっかりドリフトさせながらアウトに立ち上がっていきますが、審査終了までアウトラインを越えないように注意しましょう。
前回の状況的にはエキスパートクラスでの決勝のボーダーが80後半。
速度、角度が無くともライントレースでドリフトをしきれれば80後半は取れている傾向でした。
まずはキッチリ帰ってくる為にはピーキーな仕様を避け、速度も足枷になりやすいので抑え気味にしたほうが生還率は高まるとおもいます。
さて、続いてはRD2.0の新製品情報です。
RD-301AD/オフセットされた専用アルミサスマウント。これは待っていた方も多いのでないでしょうか?
トーなどのアライメントもより正確になり、剛性も高まるので走りにも影響してきます。
RD-008RS/リヤショックアダプター。こちらもアルミ製で剛性や荷重が高まります。
RD-302FB/フロントバルクヘッドブリッジはFシャーシ部の剛性を高め、Fのトレース感を向上させます。振り返しなどに重要なFの応答性にも影響し、体感できる重要なパーツの一つです。
上記は今月末発売予定ですので楽しみにお待ちください。
そして今回発売MERCURY サヤカスペシャル S15 ドリフト用ボディセット SD-MS15B
かなり評判が高いボディで今回のドリフトsingleにも使用される方も?!
しっかりと今どきのワイドに対応し、トレッドもしっかり広げられます。
今回も参加選手100名越えのドリフトsingle。またどんなドラマが生まれるか楽しみですね!