上記はNicole Wilkinsの生徒さんの61歳の女性で、人生で初の腕立て伏せをやったトコロだそう。
なんか良いよね、こういうの。
もともと健康な人がピッピ何かやるのは極めて当たり前の話だけど、病気だったとか、カラダが弱かった人が、健康になっていく過程は見てても楽しいですよね。
どーもお年寄り相手だと、すごく穏やかな運動を勧める傾向があるし、日本って筋トレを嫌う傾向がすごく強いから、ヨガとかに流れがちだし・・・(や、ヨガも良い運動ですが・・・)
ただ、姿勢を良くするとか、ホントに若返り効果を期待するなら、ガッツリ筋トレをした方が良いと思います。
どーも筋トレって、筋肉モリモリのササミばっかり食べてるオヂサンたちのオタクっぽい趣味みたいに思われてるけど、特に運動神経が無い人でも始め易いし、実は早く効果が出るのよね。
だから、もっと一般的な健康法として普及して欲しいなぁと思うのだけど・・・
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ってな話じゃなくて、なんか妙に納得行くことがあったので・・・
PNFストレッチってな言葉を聞いたので、調べてみたのよね。
http://www.kenko60.com/koudoku/undou/031.html
PNFとは「proprioceptive neuromuscular facilitating」の略で、日本語に直すと固有受容性神経促進法という意味です。これでは日本語に訳したところで全然意味がわからないですよね。
で、この時点で頭がクラクラしてきたので、英語のPNF stretchで検索したら、やっとこさワケが分かったというか・・・
http://www.sport-fitness-advisor.com/pnfstretching.html
で、PNFストレッチって何よって話は、まだ良く解ってないから今回は置いておいて、これと全く同じ経験を昔したことがあるのを思い出したのよ・・・
もー最近の人は、サルトルやボーヴォワールとかを読んだりはしてないだろうなぁ。
アタシが学生だった頃も、そーとー下火だったからねぇ。
でも、実存主義って、ものすごくブームになったんだわさ。
で、まだ仏語を勉強してない時にサルトルの本を読んだのですが、ちっともチンプンカンプンで諦めたのですが・・・
仏語を始めてから、英訳の本と合わせて読んでみたら、なんともそ~そ~に小難しい話をしてるワケじゃ無いことに気がついて、腰が抜けた思いをしまして・・・
実存主義の中核になる言葉が「アンガージュマン」なのですが、これだけ聞くと「新しい洋菓子の名前かい?」って感じですが、、、
仏語で「engagement」、英語でも同じ綴りの「engagement」で、「関わりを持つ」とか、「関係を持つ」って程度の意味。で、もっとバヤイによっては、約束するとか、決意を固めるみたいな意味合いにもなりまして・・・
婚約指輪をエンゲージリングって言いますよね、結婚の誓いの指輪ですよね。
だから、サルトルは「アンガージュマン」って言葉で、知識人が政治や世界情勢とかに関わりを持つことの重要性を語ってる程度なのですが、わざわざ「アンガージュマン」なんて日本人には馴染みの無い言葉を訳語にしてるから、ワケワカランのよね。
で、仏語で読んだら、スゴクすっきりしたんですよ。確かに小難しい理屈を言ってるけど、そ~そ~ヤヤコシイことを語ってるワケで無いというか・・・
あまり実感が無い言葉を訳語に使われても、コッチは困りますわな。固有受容性神経促進法と全く同じと言うか・・・
まぁ「アンガージュマン」を「関わりを持つこと」って言い切ってしまうと、これまたチト誤解を生むとこもあるし、仕方なかったのだろうと後々に納得はしましたが・・・
そんなで、日本語で読んでも妙に言葉がシックリしないトピックは、なるべくオリジナルの言語で読むようにしてます。そのホーが早く頭にはいるので・・・
ま、外国語をやってて良かったなとスゴク実感したコトです。
でま、PNFストレッチングはチト勉強したいので、また洋書をアマゾンからゲトするでしょう。
しかし日本語って面白い言葉ですよね。。。
ややこしい概念は、妙なカタカナ語か、ワケワカメの漢字の羅列にされがちで、、、
ドイツ語も似たような傾向がありますよね、言葉をドンドコ繋げられるから、英語や仏語だと複数の単語で構成される概念が、妙に長い専門用語になっちゃうと言うか・・・
や、ドイツ語はあまり詳しくないから、なんかそう感じるって程度ですが・・・
ま、それにしても、またこの調子でドンドコ本を買っていたら、また本棚を買い足す羽目になるし、そろそろキンドルが欲しいんだけどなぁ。
ただ、聞いた話ではiPadの方が、マーカーを引いたり、付箋紙を張る感覚でバリバリ読めるらしいです。
たぶん電子本を読むだけに使うから、ホントは日本語版のキンドルで良いのですが、なんかそ~聞くとiPadの方が良いのかしらとも悩みます。
ま、それにしても・・・
なんかワケワカメの単語に出会ったら、原典を見てみると良いですよ。すごく異様な訳語を当てはめてることが多々あるから・・・
で、よくよく読むと、実を言うと翻訳者が全然誤訳してるコトも多々ありますしね。
ホント面白いっす。。。