だいぶ歳の離れた友人が東京でボーカリストの公開オーディションに挑戦するということで、その模様をライブ配信で観ていました。
全国から応募して予備選考を通った強者達の中で、負けず劣らず頑張っている姿を見て、甚く感銘を覚えました。唯一のピアノ弾き語りで、審査委員からも個性的で良いと好評でした。
滅多にお目にかかることのない雰囲気のイベントで、しかも友人が出演しているということで、ドキドキしながら観ていました。さながら、昔あった有名TV番組の「スタ誕」のよう。
そして、一通りパフォーマンスが終わると、審査委員による講評がありました。
しかも、これが良い。
人に感動を与えることができるようになるには、技術的な面を磨くことは大切ですが、これは時間の掛かることだし、プロと比べたらまだまだ。ただ、今すぐできることは、どうやって人に伝えることができるかを大切に考えなさいということ。観客が1人だけの時も、10000人の時も、たった1人に対して伝えるという気持ちを大切にしなさいということです。そうすると、聴衆の一人一人が、「自分に対して歌っている」と感じることができるということです。そこで初めて感動が生まれるということです。
…さすが、プロの言うことは違いますネ。
しかもこれ、ピアノの演奏にも言えることだとつくづく思いました。
ピアノの先生も同じ事を言っていたのを思い出したのです。「誰か」に伝えることを大切にしてください、そんな言葉を思い出しました。
そして結果発表
…惜しくも選考からは漏れたのですが、本人は満更でもない様子で、LINEで一杯お話しをしました。
これからも楽しく音楽活動をしていけたらと思います。
ではまた