はじめましてのご挨拶に変えて、
昨日からMyStoryを書き綴っています。



第1話を見逃した方はぜひご確認ください♪
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MyStory①粘り強さとチャレンジ精神を生んだ幼少期「噛みつかれないか否か」基準が形成された時



小学校高学年ごろから中学時代は家族での旅行が楽しかった。


中でも一番印象的だったのは

家族で行ったアメリカ西海岸カリフォルニアの旅。

ツアーでなく手作りで手探りの旅。

普通のサラリーマンの父が一生懸命お金を貯めて

初めての家族海外旅行で

すごく覚えている。

 

 

親が自分たちで航空券を取り
レンタカーを借りて

サンフランシスコからロサンジェルスまで車で気の向くままに旅をした。


サンフランシスコでおしゃれなケーブルカーの向きを変えるためにおじさんたちが手動で電車を回している姿を見た後は、


ゴルフをする父の夢のペブルビーチに行ってコースを周り
海岸沿いにやってくるラッコを見たり
カートに乗ってワイワイしたり
近くのホテルで忘れられないほどおいしいオレンジジュースを飲んだ。


カリフォルニア水族館では、
これまでに見たこともないぐらい大きなワカメがゆらゆらした水槽に圧倒されたり。
(小学生の記憶って・・・アメリカまで行ったのにワカメニヤニヤ



車で見渡す限りに広がる平原を走っては、

牛のふんの臭いがしてギャーギャー騒いだり、

映画でしか見たことのないような大きなトラックが大量のジャガイモを運んでいたり。



途中で立ち寄った田舎のダイナーでは
夢のように大きなハンバーガーと

得意げにコーヒーカップを宙に回しながら投げてソーサーで受け取る

ピエロみたいなおじさんが迎えてくれ、

外では本物の馬が回るメリーゴーランドが少し寂し気に回っていた。
(私はこのメリーゴーランドに「乗りたい」と言わなかったことを今でも悔やんでいる)


実際のアメリカは、めちゃくちゃ大きくて日本で考えていた距離感とも違い

予定していた場所に入場時間までに辿り着かず見学できなかったりしたけれど

それも含めて楽しすぎた音譜笑い泣き



私は、その後30か国以上に行ったが、

ツアーより断然自分で行く旅が好きドキドキ


五感をフルに稼働させ、第六感に救われて、

世界って面白い、

人間って優しい、

自然って偉大だ、

と今も感じている。



今思うと、こうあるべきという枠が他と違った我が家。
テレビを見る時間の制限とか門限とかは厳しかったけれども、
「自分の楽しみは自分で作る」ということに

徹底的に力を注ぐ家族だった。



私は枠があると、レールがあると力を発揮できない。
まっさらな状態で何かをしようとすると、失敗はつきもの。
カリフォルニアで泊まったホテルも、大当たりもあればハズレもあった。
たぶんツアーで回った方がハイライトすべきスポットを確実に回れた。



だけど、親は

牛のフンの臭いの中をギャーギャー言いながらドライブすることも楽しいよ、と
誰も来ない田舎のダイナーでおじさんが久しぶりのお客さん相手に

コーヒーカップをグルグル回してくれるのを見るのも楽しいよ、と

教えてくれた。



私のキャリアはぐにゃぐにゃしている。
それでも自分で次の一歩を出す方向を作って進められている。
それは、もしかしたら

この旅から学んでいて、

美しいレールを走ることでは見られないような景色を見て人生を楽しんでいるのかもしれない。



今は会社に属さない生き方をしている。
それで得られる子どもとの時間や収入はかけがえのないもの。
そして、会社から出たからと言って企業との付き合いがなくなるわけではない。
むしろ、関係が良好になっている。

私に適切な距離感で。



そう、レールから外れたらおしまいじゃない。
何も道がない、案内もないのは怖いかもしれない。
だけど、可能性は無限大アップ



いきなり枠を外さなくてもいい。
徐々に枠を広げていこう音譜



次回は、順風満帆にはいかなかった高校時代。おたのしみに!