毎年、紫陽花が美しく咲くこの梅雨の季節
今年も我が家に、アメリカの大学から留学生がやってまいりました。
ニューハンプシャー州にあるダートマス大学は、世界中からの秀才が集まるアイビーリーグの超名門校で、詩人のロバート・フロストやロックフェラー大統領などを輩出。
日本人ではスキーの銀メダリスト、猪谷千春さんもここの卒業生だったとか。
実は私。学生時代、猪谷さんの娘さんと同じアルバイト先で働き、とても仲良くしてもらっていました。
表参道居住のお嬢様で、夏目雅子さん似の超美人
でも、全くそんなことを鼻にかけず、気配り上手な可愛らしい方でした。
緑が多く、素敵なキャンパス
頭のよさはもちろん、毎回感心させられるのは、彼らの社会貢献への使命度の高さ。
2年前にお預かりしたJenifferは、腰まで届くロングヘアー
「暑いし、洗うとき大変じゃない?」と聞くと、「抗がん剤治療で髪が抜け、苦しむ人たちへ提供したいから伸ばしている」とのこと。
そして、今回わが家に仲間入りしたNateくん。
ベジタリアンで肉も魚も食べられないと聞いていたので、てっきり宗教上の理由か、単なる好き嫌いだと思っていたら…
「動物を殺して飽食することは、道徳的に間違っていると思う。肉も魚も大好きだけど、2年前からベジタリアンになる決心をしました」
Jenifferは20歳、Nateは19歳です。
その志の高さだけでなく、やはり“人の目を気にせず、やりたいことをやっている”という観点に脱帽せざるをえません。
日本人のティーンエイジャーでも、環境や福祉に関心を持つ子も少なくないと思います。
でも、ここまで徹底して他人に流されず、信念を貫けるか…となると難しい。
例えば友達は皆、McDonald'sに行ってハンバーガーやチキンを頼むのに、自分はドリンクだけ…
もしくは、レストランでメニューを決めるとき、ボーイフレンドやガールフレンドの前で、店員さんに肉や魚が含まれていないか確認する。
「こんなこと毎回して、ウザいヤツだと思われたらどうしよう…」
と、お年頃の年代なら危惧したりもしますよね?
うちの長女も長男も、大変嬉しいことに動物が大好きで、愛護活動に並々ならぬ関心を持っています。
でもベジタリアンはおろか、自分の利便性や交遊関係を犠牲にしてまで貫けるのか…。
それどころか、募金をするときも、いつもどこか恥ずかしそう
私だって、金銭寄付は積極的にしよう!と心がけてはいるものの、実際に動物たちのために手足を動かしているか…となると。
お恥ずかしい限りです
先月から始めたInstagram。
アメブロだけでなく、こちらでも殺処分される動物たちの現実を伝えたり、保健所収容期限が迫る子たちの里親募集を拡散されている方との出会いがありました。
“可哀想すぎて、そういうものは見れないんだよね”とずっと直視せずにきた私。
その方たちのInstagramもあまりに辛すぎて、思わず通知をOFFにしてしまうおうかと思いましたが。
逃げてばかりでは、進歩はありません。
全部の投稿に目を通すことに決心しました。
私の半分以下の年齢のNateくん
彼の勇気にはとうてい及びませんが、私も自分なりに前に進んでいきたいです。
そして…
子供の頃から、家族や近隣だけのコミュニティで固まるのではなく、広い世界からの異なる価値観に直に触れる機会を持つことは、大変有意義だと考えています。
子供たちも、きっとこの青い目の素敵なお兄さんから多くの刺激を受け、将来いかに社会に貢献できるか…と考えるようになってくれたら。
こんなに嬉しいことはありません
今日も「おしゃべり」にお付き合いいただき、ありがとうございました。
ベジタリアン用食材⁈
張り切って、野菜を山ほど買い込みました!
アスリートフードと融合させて、思い出に残る料理を作れたらな…
”今日の八兵衛”