金利上昇で不動産価値が下落?!と民泊ビジネス
こんにちは、ドイツ在住のYokoです
7/28(金)のライブのご視聴・ご参加有難うございました。
ホント、3時間半の長〜いお喋りにお付き合い下さって感謝しております
ところで、ライブでもお話ししたのですが、ちょうどこの日、日本のメディアで気になる報道が…
『 日銀は長期金利の変動幅の上限を1%まで容認する 、
ただし、長期金利1%までの上昇想定していない 念のための上限 」
そうは言っても、今後、金利が上がる可能性があるということですよね…。
金利が上がるということは今後企業の経費が上がり、ビジネスを展開しずらい状況となり、事業を縮小せざるを得ない状況=収益が減る
又、不動産住宅販売や賃貸や資産として持っている不動産の価値が下がることも考えられるので、ビジネスや不動産においてはなかなか厳しい状況に今後なりそうな予感がするのですが、
【週明けの記事】
この記事の翌日にメディアで民泊ビジネス云々の記事が出ていてビックリ…
正直なところ民泊ビジネスってホントに儲かるんだろうか…という疑問があります。
ところで、現在のドイツの不動産市場は厳しいです。
というのもインフレ対策で現在、欧州中央銀行は金利を引き上げ、住宅ローンは上がっています。
そのため買い手は住宅を購入しずらく、
又、売り手は住宅を売りたくても売れにくいことに…。
先々、不動産が有り余り、販売や賃貸利用者が減り、不動産価値が下落するという厳しい事態になることも考えられます。
私の住む地域は、昔はルール工業地帯の中心地で炭鉱産業で栄えていたのですが、
十数年前から都市開発が進められています。
環境に優しい都市作りということで
人工の湖を造設し、その周辺には近代的な省エネルギー住宅を次々建設…
その中でも目立つのがモダンなデザインの邸宅の数々、ベットルームなんて5つはありそうな…。
こんな大きな家に住むのは素敵だけど、
管理にかかる維持費がかかって大変だろうな〜と思いつつ眺めていましたが、
先日のライブ開催に向けてネットで情報収集していたところ、久々にAirbnb(民泊)を閲覧したら…なんとこれらの邸宅のいくつかが宿泊施設としてあげられていてびっくり
豪邸がAirbnbになっている…
住宅の外観、住宅周辺、住居内の写真がいくつか掲載されています。
利用者人数ごとの貸し出し料金になりますが
1人当たり100ユーロ以上と
なかなかいいお値段
こんな観光地でもない住宅地にホテル並みの料金を出して宿泊する人はいるんだろうか?
という疑問を感じつつ…、
豪邸の持ち主は、そもそも民泊や賃貸など不動産投資目的で住宅を購入していたのか、もしくは住居として購入したものの、コロナ禍でビジネスがうまくいかなくなり収入が激減、又は金利高で毎月の住宅ローンの支払いができなくなり家を手放したのか…、
それか売れ残りの物件で不動産会社が民泊として貸出しているのか…、
いろいろ考えられますが
住宅金利が上がっているドイツで
住宅を購入し、維持することはなかなか大変でしょうね。
インカムゲイン(家賃収入で収益を得て資産運用)どころじゃなく、損失する可能性の方が大きいかもしれません。
ライブでもお話しましたが、ドイツでは邦人を狙った住宅賃貸詐欺が発生していて、このような不動産がらみの詐欺犯罪が今後更に増える可能性もあるので、どうぞお気を付け下さい!
最後までお読みいただき有難うございました
夏休み中の
大人と子供のおやつに