前回からの続きです。
チェンマイに移住してきて、PANYDENというグリーンスクールに一目ぼれした私。
この素晴らしい構造物に似たエネルギーを持つヨガスタジオを建てられないかと思っていた時に一人の建築家さんに出逢いました。
詳しくはこちらをお読みください!
さて、以下はMINTさんの義父様であるDecha Tiengkateさんの実績なのですが、まずはご覧ください。
Decha Tiengkate
• 1987-
チェンマイ大学社会研究所、タイ北部開発財団に所属。
お寺と農村開発プロジェクトに参加。
• 1990
oメーチェムの森林保全と修復プロジェクト参加。
o古代北部の家屋プロジェクトを研究して保存。
o竹の建物を作成し、LannaWisdomのイベントを開催。
• 1996-
チェンマイ県、タイ北部ランナ王朝の文化復元のためのLanna Wisdom Schoolの共同創設。
• 1999-
・プラチュアップキリカン県ホアヒンのAvason resort and spa内部版築。
• 2001-
バンコク、「蓮の花基金」用の竹のパビリオンを造る。
• 2002-
サイ寺(WatSai)に瞑想用のリトリートセンターを竹で建築。
トラート州クッドの5つ星リゾートホテルソネバキリの建築。
(オランダの建築オフィス「24H」がデザイン)
• 2006-
モルディブ国の5つ星ホテルソネバフジの内装工事。
• 2007-
インターナショナルスクールPANYADENの建築。
(オランダの建築オフィス「24H」がデザイン)
• 2008-2010
Chiangmai Life ConstrctionCompanyの共同創設。
• 2011-
・チェンマイ、インターナショナルスクールPanyaprateepでアート用の竹の建物を作成。
・プラチンブリ県カオヤイのグランドビューホテルのレストランとコーヒーショッ建築。
・トラン県、コリボン島チャンドラリゾートアンドスパの建物建築。
・バンコク、Arsom Silp Institute アートギャラリーの講堂建設。
・チェンマイ、ホシハナビレッジのプレイグラウンド造形。
• 2013-
・チョンブリ、タイタニパッタタ、ヒル族の村造形、アートギャラリー建築、「WonderfarmPattata」内の遊び場とコーヒーショップ建築。
2013年-
・プーケット、カタビーチのレストランBluanda建築。
・プーケット、ヤーオ島のレストランBluanda建築。
・クラビ、レストランRuen Ma建築。
・クラビ、レストランAo Nang建築。
・クラビ、ランタ島レストランSame Same建築。
• 2016-
・ランパーン県、自然教育センタービル建設。
・モルディブ国、Soneva Janiホテルの内装工事。
・チェンライ県、バンブーハウス建築。
・チェンマイ県、レストランnew field good restaurant and coffee shop建築。
・チェンマイ県、バッドボーイバレーのキリンの家建築。
・ミャンマー国私立校inleheritage建設。
・パンガー県、ホテルEden beach resort and spa建設。
・チェンマイ県、Fah Lanna Spa建設。
ちょちょっと待って・・・
めっちゃ5つ星のリゾートホテル建ててますやん
プーケット⁈ モ、モ、モモルディブゥゥゥ???
何者やぁぁぁぁ!!!
ほんなこつ驚きもしたぁぁぁ(←エセ九州弁)
ほんんっとうに人は見かけじゃわからんよね。。。
見た目、チェンマイの気の良い好々爺くらいにしか見えませんでした。
えっと、デチャ先生とMINTさんの歴史を要約するとこんなことです。
アチャン・デチャは竹建築のスペシャリストとして活動をしていました。
ある年に、チェンマイで開催されたアートフェスティバルのパビリオンを建造したら、それがオランダの建築家の目にとまりました。
そのオランダの建築家は「24H」という名前の建築オフィスで、構造的デザインが有名で世界的に注目されているそうです。
その24Hがタイのトラート州の5つ星リゾートホテルソネバキリの建築をすることになり、自分のデザインを活かせる建築家を探していた時に
デチャ先生の建造物を見て「俺が探していたものはこれだぁぁぁ!!」・・・と言ったかどうかは知りませんが、
とにかく24Hのデザインを元にアチャンが竹建築の建造物を建てたそうです。
それがコレです!!(ホーム画面開いてちょっと待ったら画面が移って先生の作品が出てきます)
す、す、素敵ですねぇぇぇぇ
ソネバキリ、泊まってみたいぃ
このソネバキリのリゾートがかなり高い評価を得て、そこからデチャ先生は引っ張りだことなるわけですが、
そのデチャ先生がおっしゃる一番大きくて最高傑作と言えるプロジェクトがPANYADENなんだそうです。
そうなんですよ!!PANYADENもデチャ先生の作品だったわけです
私、知らなかったんです!!!
それを知ったときの衝撃たるや。。。(この人たちに何回驚かさせられるんやろか…)
コトの経緯としましては、
先ほどのソネバキリを一緒に建てたオランダの建築オフィス24Hが、PANYADEN建築の依頼を受けて、
24Hのイメージする建造物を建てるためにはデチャ先生の竹建築スキルが必要不可欠!!ということになり、
再び24Hがデチャ先生へ熱烈アプローチをかけて、夢の競演が再び実現したのでした。
PANYADENのあの特殊なフォルムをデザインしたのは24Hで、それを天然素材を用いて美しく、かつしっかりとした強度を保たせられるのはデチャ先生の技術あってこそなのです。
PANYADENは学年ごとに建物が独立していて、それらの屋根が山の丘陵のようでもあり、
風の谷のナウシカに出てくる巨大な蟲オームの群れようでもあり、建物でありながら自然の中に棲息している巨大生物のようでもあるのです。(すごくないですか?)
このページPANYADENの全貌が見られます。
話を戻しますと、
竹建築技術でデチャ先生を最も有名にしたのが、PANYADENの体育館です。
ホールの面積は782平方メートルあって、300人が収容可能です。
フットサル、バスケットボール、バドミントンなどが出来るコートがあって、舞台は開閉式になっています。(この舞台の開閉式がまた凄い)
ホールの面積は782平方メート、高さが17メートルもあるのですが、建造物は竹がメインで全て天然素材で造られています。
天井が吹き抜けていて、風が通るので本当に気持ちが良く、また全てが竹なので、見るのも、触るのも、歩くのも、座るのも、寝転がるのも
全てが気持ち良いんです。
PANYADENのこの体育館は現在、東南アジア最大の竹建築だそうです。
そしてこのサスティナブルな竹建造物は、世界中のデザイン誌にて取り上げられています。
またIDAという国際デザイン賞にて「建築部門」と「サスティナブルな建築部門」にて
それぞれ金賞を受賞しています。
すごいですね。
現在、チェンマイライフコンストラクション(CLC)という建築オフィスがPANYADENを建築したという表記がされていますが、
PANYADENを建築中にデチャ先生はプロの建築家チームと見習の生徒のチームをつくり、
建築しながらその技術を生徒たちに伝承していきました。
PANYADENが建築されたのち、PANYADENのオーナーが独自にメンテナンスが出来るようにデチャ先生と共同でCLCを立ち上げました。
その後デチャ先生はCLCを離れ、独立され、現在は生徒たちに竹建築技術を伝承し生徒たちを育てながら、
各地で竹建築物を建てているそうです。めでたしめでたし。
長かったw
ということで、MINTさんはデチャ先生の生徒さんでありながら、愛娘のお婿さんなわけです。
DIN CAFEはMINTさんが初めてご自身でデザインして建てたそうです。
DIN CAFEは漆喰と竹で造られていてとっっっても素敵
奥様がカフェをやりたいと言ったことから、MINTさんが建てたそうです。素敵な話ですねー。
日本とチェンマイの行き来が出来るようになったら、皆さんをDIN CAFEにもお連れせねばなりませんなw
以下はMINTさんがシェアして下さった、最近のお二人の作品だそうです。
これはバンブーヤイ(ヤイはタイ語で大きい)という大きなレストランをバンコクに建てたそうです。
これはカオラックにあるエデンリゾートのSPAとレストランを造ったそうです。
と、、、まぁこんな経緯でして、
MINTさんデザインでデチャ先生監修のもと、建築して下さることとなりました。
気になるデザインは、次回お見せいたします!!
乞うご期待ください
チェンマイ・ヨガスタジオ建築クラウドファンディング現在挑戦中です!!!
第一回目の目標金額は400万円!!現在150万円集まりました!!!
ありがとうございます!!!
豪華絢爛な返礼レッスンがまだまだ沢山ありますので、皆様どうぞご参加下さい
縁日の気分で、色々受けて下さったらとても嬉しいです
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皆様からのご支援応援引き続きよろしくお願いいたします
最後まで読んでくださってありがとうございました
愛と光をこめて
長谷川陽子