今日は、オンラインで行っている陰ヨガ瞑想講座の日でした。
タイは雨季の真っ只中。
窓の外では、しとしとと雨が降り続いていました。
講座を進めている最中、突然――
「ボン!」
という大きな音。
次の瞬間、部屋が真っ暗になりました。
停電です。
タイでは雨季になると、停電は決して珍しいことではありません。
倒木で電線が切れたりすると、半日以上復旧しないこともあります。
幸い、スマホもPCも充電があり、スマホのデザリングでなんとか講座は続行できました。
でも、私の心の中には、別の不安が浮かんでいました。
「もし、明日まで停電が続いたらどうしよう…」
なぜなら明日は――
陰ヨガ瞑想講座の最終回。
みんなで一ヶ月半かけて積み上げてきた、大切な時間です。
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離れて過ごしていた家族
実は我が家は、田舎の持ち家と学校近くの借り家を行き来する2拠点生活をしています。
連日の大雨で、田舎の家の近くの川が氾濫したらしく、夫はそちらに泊まり込んで、近所の農家さんの畑に土嚢を積み上げるお手伝いをしておりました。
私は子どもたちと、仕事場でもある借り家に残っていました。
こういう緊急事態になると、
「夫がいないと何もできない…!」
と、自分の弱さを感じます。
夫に連絡すると、
「電気が復旧するまで待って」
とのこと。
でも、スマホもPCもバッテリーには限りがあります。
もし明日も停電だったら…。
講座をどうやって届けよう。
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「もしも」に備える
明日の準備のためにPC開きたいのに
充電残量が減るのが怖くて開けない…!
…悩んでいても仕方がありません。
もし長く停電が続くなら、町まで出て、
充電ができるカフェを探す!!
荷物をまとめ、キャンプ用の非常灯を太陽光で充電するため外に出し、家中のコンセントを抜きました。
外は雨。
蒸し暑さもあり、
夕暮れ時の子連れ移動はなかなか大変です。
通常のおでかけと全く気持ちが違う!!
GRAB(タイ版Uber)を呼ぶか、もう少し待つか。
「どうする…どうする…」
心はかなり落ち着かない状態でした。
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子どもたちの祈り
そんなときです。
突然、息子たちが天に向かって手を合わせ始めました。
お祈り犬のように手を合わせて
手を上下にふりふりしながら、
「神様、僕たちに電気をください!!」
と全力でお祈りしはじめたのです!
もう、その姿がかわいすぎて…!
長男は、
「弟と仲良くするから神様お願いします!」
次男は、
「お母さんのお仕事が成功するためにお願いします!」
と言いました。
その言葉を聞いた瞬間、胸がキューンとなりました。
子どもって、本当に純粋✨
自分のことより、誰かのために祈れるんだ。
その姿に、思わず胸が暖かさでいっぱいになりました。
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暗闇の中の瞑想
私自身もかなりソワソワしていたんです。
「じゃあ、みんなで瞑想しよ。」
と、3人で瞑想をすることにしました。
電気のない部屋。
雨の音だけが聞こえる暗闇。
その中で、ただ静かに呼吸を感じ心が静かになると
陰ヨガや瞑想でいつもお伝えしている言葉が自然に口をついて出てきました。
「人生は思い通りにならないことがあります。
こうあるべきという理想が叶わない時、
苦しみが生まれます。
理想を一度、手放してみる。
手放したところで手放した優しさの言葉を広げてみる。
望みや意図に対してマインドフルであること。
この練習が私たちを苦しみから解放してくれます。
不安を消そうとするのではなく、
ただそこにあるだけとする。。。」
子供たちは静かに、
なんとなくその言葉に耳を傾け
3人で静寂に留まり、
私も自分で自分の言葉を聞いて
心が落ち着いていきました。
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そして、光が戻った
数刻後。
もうなるようになるか…と手放したころ
突然、「フッ」と、
何事もなかったかのように電気が戻ったのです。
部屋に明かりが灯った瞬間気づかなかったくらい。
数秒おいて
「…アレ⁈やったーーー!!!」
と、3人で大喜びアンド小躍り。
雨乞い晴乞い(電力乞い?)のお祀りのようでした^_^
今回の停電が教えてくれたこと
今回の出来事で、改めて感じたことがあります。
私たちは普段、
* 電気があること
* インターネットがつながること
* オンラインで講座を届けられること
* 家族と一緒に笑えること
そんな「当たり前」に支えられて生きています。
でも、本当に大切なのは、
暗闇になった時に、どんな心の人と一緒にいるか。
そして、
どんな心でその時間を過ごすか。
だったのかもしれません。
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一ヶ月半、一緒に呼吸を重ね、
静けさを育ててきた皆さんと
明日は無事に最終回を迎えられそうです。
最終回を目前にして、この停電の夜は、
私にとってまるで陰ヨガの実践そのものでした。
思い通りにならない状況。
先の見えない不安。
それでも、
「今ここ」に戻ること。
そして、誰かを想って祈ること。
子どもたちの純粋な祈りと、暗闇の中での静かな瞑想が、
「全て安泰だよ」
と教えてくれたように感じています。
明日の最終回✨
こうして無事に皆さんと繋がれることが、本当にありがたいです。
この停電の夜に灯った小さな光を、
皆さんにもそっとお届けできたら嬉しいです。
今日も読んでくださって、ありがとうございます。
どうか皆さんの夜にも、
静かであたたかな光が灯りますように。
最後まで読んで下さってありがとうございました。
愛と光を込めて
長谷川陽子









