団体インタビュー3日目!!

もうWordをカタカタするのにも慣れてきたような気がする事務局の佐々木です。あれ、カタカタするのはWordじゃなくてパソコンか。Surface君をカタカタして、Wordをカキカキしていきますよ!

 

では、本日ご登場いただくのは!

劇団天の河神社さんです!!

パチパチパチ〜!!



こちらも枯井戸企画さんに引き続き、2年連続ヨコハマ学生演劇フェスに出場となる団体ですね。

天の河神社さんの稽古時間にはどうしても私の都合がつかなかったため、某Y浜駅の某OYNUSの雰囲気の良いフードコートで待ち合わせしました。




 

事務局:佐々木「お久しぶりです…!」

 

主宰:鳥居さん「お~さやちゃん!」

 

佐々木「(よかったぁ覚えてもらえてたぁ…そう、何故ならOKAMI企画※1『じゃあきょうもそういうことで』で鳥居さんは音響,私は役者で共演してい(以下略))」


※1 昨日12/1(水)更新の枯井戸企画さんの団体インタビュー記事を参照ください

 


佐々木「中島さん、ほぼ初めまして…!(可愛い…!)」

 

脚本:中島さん「よろしくお願いします~(可愛い)」

 



佐々木「では早速、団体プロフィールで気になったところをお聞きしたいです(団体プロフィール掘り下げたくなりがちやなこいつ)。

 


(↓↓参考:10/21(木)更新の劇団天の河神社さんのブログ↓↓)



さて、劇団天の河神社は、

 

 

 

鳥居和真の主宰する演劇ユニット。

 

「時代はいつだって熱い奴らが動かしてきた」をキャッチコピーとして掲げ、2018年6月に旗揚げ。

 

現代の若者たちの心から消え去った、情熱的な熱さや泥臭さを描く。

 

今だからこそ届けたい、真っ直ぐな芝居をお届けします。

 

 

 

という文章の下、活動しています。



 

現代の若者の心から、情熱的な熱さや泥臭さは消え去ったと何故お考えでしょうか。

旗揚げの2018年、もしくはそれ以前に何かそう感じるきっかけがあったのでしょうか。」

 

鳥居「懐かしいです、このキャッチコピー(笑)

このキャッチコピーは、団体のホームページを立ち上げる時に中島が書いてくれました。

当時は20歳で、大学2年生でしたね。

お洒落なお芝居じゃなくて直球のお芝居がやりたかったんです。

その僕の思うパッションを良い感じに表現してくれという感じです。

 


佐々木「大学生のときに、そういうお芝居がやりたい!と思ったきっかけはありますか?」

 

鳥居「僕は大学で演劇学科に所属していました。

でも、演劇学科の子達が作るお芝居がどうも尖っているように感じていました。

静かな、論じているようなお芝居が僕にとっては面白くなかったから、僕は熱量で押すような芝居をやりはじめました。

17歳くらいから劇団扉座の横内謙介さんにちょこまかついていっていたので、横内さんのやるようなシンプルでエンターテインメント性のあるお芝居が好きなんです。

昭和の時代は恐らくそのような芝居が流行っていたピークでした。そして、1970年代後半~90年代につかこうへいさんを代表するような流れ、その後平田オリザさんに代表されるような静かな演劇が流行したように思います。

演劇をやってる人は熱い人が多いけれど、僕が大学生当時同年代の子たちが静かな演劇をやっているのを沢山見ました。

それを見てみんな同じようなことをやるのは面白くないなと思ったんです。」

 

中島「私は大学では映画学科に所属していました。

でも、映画が嫌いになっちゃったんです。

当時私が書いてたものは、優しい世界だったりファンシーだったりしたのですが、それが大学の色などとマッチングしませんでした。

脚本の授業の時に提出した脚本は、周りから『演劇っぽい』っと言われてばかり。

『気持ち悪い』『こんなのあり得ない』そんな言葉も浴びせられました。

映画学科では、リアリズムが求められていたのでしょうね。

“率直にカメラに収めること”が是とされていました。

だから、劇団天の河神社で脚本を書くようになって、

『君の選んだ道は間違ってなかったし、僕らは君の書く話が好きだから』

『君が映画から演劇に移った道は間違ってなかったよ』

と劇団員から言われたときには心に来るものがありました。」


 

佐々木「元々映画学科に入った理由は何だったのでしょうか。」

 

中島「本が書きたかったけれど、小説家は売れないといけないと思ったんです。

なんでですかね、映画ならいいかと思っていました。」

 

佐々木「あ~小説家は結構1人で作るというイメージがありますが、映画や演劇って“みんなで一つのモノをつくりあげるぞ!”という感じがあるので、そういうことかもしれないですね。」


 

佐々木「では、映画ではなく演劇の道に踏み入れてからの中島さんのことを教えてください。」

 

中島「旗揚げ公演では役者をやったのですが、鳥居くんにつるし上げられていましたね(笑)暴言を吐いたりとかではないけれど。

『おーい』という言葉を相手に投げるというのを永遠にやらさえたのを覚えています。『おーい』『聞こえない』『おーい』『聞こえない』…って(笑)」

 

鳥居「本当に怖いのは『おもしろくない』と言われることだと思っています。だから、当時へたくそだった中島には、『へたくそ』って普通に言っていました。

でも、頑張れって応援していました、オブラートに包まないだけで。」

 

中島「そのほうがちゃんと伝わるし有難かったです。だめって言ってくれる人は貴重だなと。」

 

鳥居「『お前は一番へたくそだから一番頑張らなきゃいけない』と言っていましたね。

僕は芝居が特段上手いわけじゃないけれど、舞台に立っている人は上手くいてほしいから。

その子だけ下手だと話が歪んでしまうので。

当時の中島は、魅せ方がわかってなかったんだと思います。

中島の芝居がだめなんじゃなくて、中島のことをうまく魅せられない僕の演出のスキルが足りてないというのもありましたね。

 


佐々木「ではは、どのような稽古をしていらっしゃるのでしょうか。」

 

鳥居「今はそんなに演劇初心者とやっていないので、基本的には論理的な部分で稽古しています。

“聞こえない“とかマストで必要なところは勿論伝えて、テクニカル的なダメ出しもしていますね。」

 

佐々木「天の河神社では、主宰と構成,演出を鳥居さん、脚本を中島さんが担当されています。脚本と演出が別の人、ということはよくあっても、“構成”という役職はあまり見かけないように思います。具体的にどのような仕事を担当し、何を分担されているのでしょうか。

 

鳥居「僕が“構成”としてやっているのはどんな設定にするか、どんな風に動いていくのかの土台作りですね。

構成に関しては、めちゃくちゃ研究しています。分かりやすくすることに命かけてます。

僕は中島に、膨大な量の設定とプロットを渡すんです。

それならば、僕が脚本を書けばいいんじゃないかと思われるんですが、僕は中島の書くセリフが魅力的で、お客さんにハマる部分があると知っているんです。

中島は僕が知っている同年代では、わかりやすいセリフを書く天才で、尊敬も信頼もしています。

僕が構成、そして中島にはそのキャラクターが何をしゃべるかを書いてもらっています。プロットも2人で納得するまで何度も練り直します。

今回の作品も実は練り直しては新しいものを作ってみて…という作業を繰り返した、5本目に書き上げた作品なんです。

けれど、そこまでするからこそ密度の濃いものが出来るのではないかと考えています。

1人が構成も脚本もやると、『これだ!』と盲目になってしまうけれど、他者が絡むことで問題点や改善点を指摘、発見する労力がかなり効率的にできているのではないかと。」

 

 

では、この信頼感マシマシのお二人が、互いのことをどんな人だと思っているのか、団体インタビューの目的にこのまま突入しますよ~!!


 

佐々木「鳥居さんってどんな人ですか?(ワクワク)」

 

中島「……(5秒くらい黙る)。」

 

佐々木「え、いやこんなに中島さんのこと鳥居さん褒めてたのに!

 

鳥居「俺めちゃくちゃいいこと言ったじゃん!!!

 

中島「え~~~だって思いつかないんだもん!!!ん~変わった人?」

 

鳥居「褒めてない!

 

中島「あ、稽古の組み方が上手い!」

 

佐々木「それは人柄や印象ではなくスキルの話…!

 

中島「けど彼、稽古に無駄な時間がないんですよ。

組み立て方が上手いんです。

今作ではダンスが3曲あるんですがその振付も含めて5回目の稽古で粗通ししました!

振付と音響出来るから、舞台監督と脚本の役職はできないくらい…?」

 

鳥居「照明もオペレーターなら」

 

中島「そーなんですよ!

出来ないことも、やってくれと言われたら多分できるんです。

鳥居くんは、演劇に対して愛があります

役者のこともよく見ています。

あ、これは普段から色んな人の顔色を窺ってきているからかな(笑)

友達にはなりたくないな~(笑)」


鳥居「もう!!」

 

中島「でも、彼はみんなを演劇に強制的に巻き込む人、引き込む人です。

引き込んだ人を演劇に魅了させちゃう天才です。

鳥居くんの現場に行ったら、雰囲気は基本的にいいと思います。

役者がのびのびと稽古で挑戦できる現場の雰囲気作りが上手いです。

 

鳥居「やっといいこと言ってくれた…」

 

中島「駄目なところはダメって言ってくれるのが本当にいいですね。

それってすごいことで。

今鳥居くんと一緒にやれば私自身の向上にもなるので、彼と私の化学反応が楽しみなんです。

この間の本公演※2で本性出してきたように思いました。

こんなこともできるんだ~って。

彼、語りたがりなので一緒に舞台観に行くか飲みに行けばどんな人かわかるんじゃないですかね!

もっと端的に喋れるだろうに、彼の話は2/3ぐらいしか内容が頭に入ってこないですね!(笑)」

※2 劇団天の河神社が6月にスタジオHIKARIで行った公演

 


鳥居「中島は、変な人ですね。

この見た目通り、可愛らしくて独特のキャラクターを持っています。

間違ってても思ったことを言うタイプで、表裏あることが大嫌い。

つい最近では、彼女のキャラクター性のあるお芝居がウケるようになったなぁと思っています。

 

中島が役をやるときは、どの作品も中島だけれど、その作品のキャラクターになってるところが不思議で魅力的です。

それは役作りをしっかりしてるからなのかなと思います。

俳優って役になりきるか、のっとるかの2種類あると思っていて。

僕は自分という範囲の中で台本のキャラクターをやるやりかた、後者の方が好みなんです。

中島は、キャラクターの心が分からないと中島の心も動かないという点で、とてもリアルな芝居をします。

なりきる方だと、“○○を演じようとしている中島”にしかならず、それ以上に行けない感じがあります。

あと、究極に脚本の駄目出しを求めてくるんです。だから僕も駄目出しをひねり出してて…」

 

中島「え!?そうなの!?」

 

鳥居「2,3個の駄目出しだと『他は~???』って聞いてくるのに、甘えん坊のところもあるので『もっと褒めて~~』とも言ってきますね」

 

 

さあてそろそろ読者の方もお判りでしょうか。芝居へのアツイ気持ちもバシバシ感じるのですが、もう、ほんとに、某浜駅の雰囲気がいいとはいえ某OYNUSのフードコートですよ??おあついおあつい

過去の天の河神社さんのブログを読み返してからインタビューに向かったのですが、ブログの端々から感じていたものを直射された感じでしたね。うんうん、内から見ても外から見てもあつい団体ということが分かったからインタビューした甲斐があるってもんだ!

そしておあついとこだけでなくアツイところもお伝えしたかったので、1時間のインタビューほぼノーカットでお届けしております!!もうすぐ5000字!!!長いの嫌な方ごめんなさい!!!

 


では最後に、今回の作品のことを伺ってみましょう。

 


鳥居「今持っている能力で出来る、つかこうへい芝居の表現を封じた作品です。

昨年のヨコハマ学生演劇フェスに出した作品は、2021年6月の本公演の予行練習だったんです。ダンボールを舞台上に沢山置いてみて、モノがあったらどうなるのかを試しました。

その時と比べて今は、尖ってる部分が変わったというか、誰が見ても面白いようにお客さんが楽しめる方向にシフトチェンジした感じです。

『愛してる』って言葉に意味があるのではなくて、好きだから『愛してる』みたいな。

難しいことではなく、率直に受け取ってもらえればなと思います。

今回、ちょっとあれ?と思うことが出てくるかもしれません。

いつもより詰め込んでるなと思うところがあるかもしれません。

ですが、天の河神社が面白くなくなったわけではありません。

来年も公演をやるのでそれに期待を持っていて欲しいです。

今回見ると来年たのしくなると思います。

絶対に面白いので期待しておいてください!

そして、天の河の芝居はつか芝居ではありません。

鳥居のオリジナルを探しているところです。

疾走感のある作品をお届けします。

生まれ変わった天の河神社を観に来てください!!

 

 

鳥居さんの演劇に対するガッツは凄まじいです。そして、中島さんの演劇大好きっぷりも物凄いです。

珈琲片手だったのですが、日本酒でも抱えて喋りたいくらいの気分でした。

 

天の河神社さんの過去のブログも是非読み返してみてください!

 

さてさて!!仕舞いの時間です!!!もうずっと書き続けてお腹も空きました!!私はこのブログが書き終わらなくて所属劇団の活動に遅刻していく真っ最中!良い子は真似しちゃダメぜったい!!実はこの天の河神社さんのブログを書いている最中に、劇団一向聴さんの団体インタビューをZoomでしました!これまたびっくり一向聴さんのインタビュー記事は明日公開!…落ち着こうと思います。わあ。とても楽しいインタビューの時間だったので、書くの楽しみだなあ。あれま、なんだか陰鬱な感じのテンションに一気に見えますね、ビックリマークを使わないと。そーんなことはないので、楽しんで明日も頑張っていきますね~!!!さよなら今日の自分、頑張れ明日の自分!!またお会いしましょう!

 

 

ででん!

 

本日は団体インタビュー第2弾

 

!!枯井戸企画さんのターンです!!

 

(ここで既に、ビックリマークを多用するテンション高め人間なことがバレる事務局の佐々木)

 

いや~このインタビュー記事を書くときに、私のメモを見返すと、「ああインタビューしにあそこまで行ったな~」「演劇のことこんなにしっかりしゃべったな~」など、その日の記憶が思い起こされるんですよね。

今日が終わったら明日が来る。時間は一方向に流れることが多いので、書いたことを読み返して新しいものを作るという、普段しない時間の流れが少し楽しいなと思いました。

 

 

では時間は巻き戻りまして11月下旬の昼。


 

公園で稽古している中で、主宰のあずみさんと私はベンチに腰掛けました。

 

事務局:佐々木「今日はよろしくお願いします!…といっても初めましてじゃないんですよね私たち。」

 

主宰:あずみ「…?」

 

佐々木「(おっとやべまずい)3月にOKAMI企画※1『じゃあ今日もそういうことで』の公演の当日制作やられてましたよね…?あれ私役者で出てたんです。あと、去年も私この演劇フェスの運営やってまして…!」

※1 ヨコハマ学生演劇フェスのプロデューサーの真坂雅さんの団体

 

あずみ「あ~!!」

 

演劇あるある、人との繋がりをまずは感じつつ、

 

佐々木「団体名の由来…って聞かれたことありますか?」

 

あずみ「あ~ないですね!」

 

佐々木「では是非!」

 

あずみ「私は小中高ずっと演劇をやっていました。

その時には、井戸みたいに自分のアイディアが溢れて来るなという感覚があったんです。

でも、高3の受験期とか浪人期などのタイミングで、『あれ、枯れてきたなあ』と感じました。

井戸って人が集まって来る場所じゃないですか。

私は枯れているけれど、じゃあ枯れてるからこそみんなで作品を作るのがいいな、と思ったんです。

あとは、カレイドスコープ(=万華鏡)が好きということ、

小さいときに『カレイドスター』というアニメを観て演劇にハマったことも由来としてはありますね。」

 

佐々木「なるほど…枯井戸企画さんは去年も演劇フェスに出ていましたが、今年は団体名は同じでメンバーが異なる感じですか?

 

あずみ「そうですね。今年は明治大学シェイクスピアプロジェクトのメンツに声をかけました。

興味を持ってくれた人と30分くらい電話で話してみて、『この人面白いな』と思った人を選びました!」

 

佐々木「では今回の作品について伺います。どんなお話ですか?」

 

あずみ「おおもとにしてる話は私の体験談です。

それを虚実ごちゃまぜにして、みんなのやりたいことをやっていこうといった感じですね。

『稽古だよ~』って言ってZoomを開いて、5分間で最近見た作品のプレゼンとか『おもしろいって何だと思う?』『演劇なんで始めたの?』とかの雑談をしているのを画面録画します。で、面白かった発言などをピックアップして、脚本を私一人が書いて、という風に作りました。」

 

佐々木「作品で、伝えたいことってありますか?」

 

あずみ「表現したいはあるけれど、伝えたいことはないかもしれないですね。

 

 

佐々木「ふむふむ。では、過去の枯井戸企画さんのブログで私の気になったところを掘り下げていきますね!相互質問回答の週のイマコエさんからの質問『人と会話する中で好きな瞬間はどんな時ですか?』に対して、このように回答なさっていました。

 


(↓↓参考↓↓)

私にとっての「会話」の好きな瞬間は!

 

自分が好きな自分でいられるとき

 

 

かなぁ。

 

 

 

ほんとの自分や素の自分ではなく

 

世間体の良い、あんまり誰にも嫌われなさそう〜な自分でいられているとき

 

 


『自分が好きな自分でいられるとき』という字面は、一見すると『ほんとの自分や素の自分でいられるとき』と読みそうになるのですが、真逆のことをあずみさんはおっしゃっています。これはどういうことでしょうか。」

 

あずみ「私は、演劇してる時が素だけれど、性格が良くないんです。

誰も咎めないでにこにこふらふらしてる自分が好きです。

飲み会とかいって喋ってるくらいがちょうどいいです。

大事なことになるとムキになっちゃうとかがあって、素の自分が嫌いで、我が強いなと思っています。

だから素の自分を演劇に押し込めて、周りをみて周りに合わせて一番しっくり来てる自分でいるときが私にとって『自分の好きな自分でいられるとき』です。

 

佐々木「ではもう一つ。過去のブログでこのようなことも書いていらっしゃいます。

 


(↓↓参考↓↓)

 

面白いものを作ってみたい。

 

作りたい,じゃなくて、作ってみたい、です。

 

 

自分にとって面白ければいいわけではなく、多くの人にとっても面白いものがよくて。

 

 


去年の演劇フェスでの枯井戸企画さんの作品を、私はゲネプロと本番2回見させていただいたのですが、自分たちの面白いと思うこと、やりたいと思うことをやってみたという印象でした。そのため、このようなブログをあずみさんが書いたことに驚いたのですが、去年の作品もこのような思いがあったのでしょうか。」

 

あずみ「考えがこの1年で変わったんです。

去年は、“わかるひとがわかってくれたら”と思っていましたが、

今年は“ちょこちょこ見れないこともないな”くらいに思ってもらえたらなと。

勿論一番は、表現したいものを表現出来たらな、自分が面白いと思うものを実現できたら

なとは思います。

でも最近、“自分が面白いと思って、他の人も面白いと思うものがある”ということに気づいたんです。

みんなに合わせに行くわけではないけれど、自分が面白いと思う範囲の中でみんなの面白いものの擦り合わせをしようと今はしています。

 

佐々木「なるほど…!(去年のことも引き出せて嬉しい…!)」

 

 

では団体インタビューのそもそもの目的である、「普段ブログを書いている人ってどんな人なんだろう」のコーナーです!

稽古にお邪魔したので、沢山のメンバーさんに答えてもらえました🌸

 

 

佐々木

安曇さんってどんな人????そしてついでに演劇フェスへの意気込みorコメントも!

 

たかひろさん


芯が通っていてたまに何を考えてるかわからない奥が深い人!

 

40分という短い時間の中で僕の全てをぶつけます!

熱い男です僕は。

 

 

かえでさん


可愛くて言葉選びが素敵な頼りがいのある先輩!

 

横浜は遠いけど好きなので頑張ります!

 

ゆうちゃん


ほんとに演劇が好きなんだろうなというのがよくわかる人!

同じくらい演劇が好きだと思ってるので脅威であり、とてもいい影響を与えてくれる人!

 

今年の締めくくりに楽しい思い出を作りたいな!

 

らささん


自分の信念に忠実で、柔軟に遊ぶことのできる、良い意味で子供らしい大人!

 

やるからにはかまします!以上です。

 

つみーさん

元彼愛!?が凄い人!

 

横浜デート憧れるなぁ。

 

ふじやさん


とても優しくて己を凄く持っている方!

 

演劇に少しでも貢献出来たらいいなぁ!

 

 

インタビュー中にウォーミングアップとして明治大学シェイクスピアプロジェクトに伝わる「エアロビ」と呼ばれるものを披露してくださったり、自己紹介のときに「一発芸も!」というあずみさんの無茶ぶりにメンバーさんだけでなく私もやらされたり、わちゃわちゃ楽しい所もありつつ、

インタビューを受けていてあずみさんが演出をつけられない間は「何分までにこれを今やっておいて」とてきぱきとした所もある、素敵な稽古場でした。

 

 

枯井戸企画さんの過去ブログもぜひ読み返してみてくださいませ!!

 

 

さて!明日は天の河神社さんの団体インタビュー公開です!!相も変わらずまだ当日にとったメモしかWordデータがありません!でも、きっと明日もめちゃくちゃ面白いブログになるでしょう!話は面白かったので、もしブログが面白くなかったら全私の責任ですね!!張り切って頑張ります!

お楽しみに!!

こんばん。イマにヒトコへ(え)です。

今日の担当は佐々木咲弥です。

 

…って!違います。あ、佐々木咲弥というのは合っていて、えっと、私は事務局の佐々木咲弥です。

さてさて、何故私がこんなところに来ているかと申しますと!

 

ででん!

団体インタビュー第1弾だからです!

 

\おお~/

…なーんていう声が聞こえたらいいな、と思いながら、せっせとパソコンをカタカタしている授業の空きコマでございます。

 

では早速申し上げましょう!

何故団体インタビューをやるのか?

 

それは、

 

「普段のブログでは書き手や団体の内面が出る分、団体インタビューを1回取り入れることで、書き手や団体を外側から描写してみて、どんな存在かかたどってみたい」

 

という思いがあったからです。

実はブログ担当の私の発案というか提案でして、それをプロデューサーの真坂雅さんにOKしてもらった感じです。

 

ブログ読んでくださってる方はお分かりだと思うんですが、結構団体によって描き方や内容が違うんですよね。もう既に団体の印象がついている読者の方もいるかもしれません。

で私は、そのブログを書いている人というのは普通に遭遇したらどんな印象の人なんだろう、というのが気になったんです。

 

だから!

会いに行ってきちゃいました(o^―^o)ニコ

 

質問内容は、過去に書いていただいたブログの気になるところの掘り下げや、団体、作品、そして団体メンバーの出自や今に至るまでのきっかけや経緯などです。

 

それではお楽しみください。


 

事務局:佐々木

「早速ですが、団体名の由来を教えてください!(どこが平仮名でどこがカタカナか、打ち間違えないように気を張ってたぜ!)」

 

脚本家:花香さん

「ぱっと見で意味の通りにくいようにしようとしていたんです。

その理由として、団体にあまり特定のイメージを持ってほしくなくって。“ああこの団体はファンタジーをやるところだよね”“現代口語をやる劇団だよね”みたいではなく。

はじめに音の響きが決まりました。

そして、お互い言葉を大事にしているという共通点があったので、字面にきちんとルールがあったほうがいいよねという話になって。

そこで、助詞として使える「に」「と」「へ」だけ平仮名に変えてみました。」

 

佐々木「なるほど…!(面白い!)」

 

( ..)φメモメモ

 

佐々木「イマにヒとコヘ(え)さんのプロフィールには“イマ”という言葉が多く出てきます。気になった箇所が2点あるのでどういうことなのかお聞きしたいです…!(解説していただけたらよりこのプロフィール文を楽しめる…!)」

 


(↓↓↓参考:イマにヒとコヘ(え)さんのプロフィール↓↓↓) 

学生時代を共にし、卒業したイマ初めての共作。

 

二つの視点と二つの脳が生み出した仮定から、

 

イマを生きる人々を活かすことを目標に創作を始める。

 

一にイマを見て、二にイマを分析。三にイマを創り、四にイマを超える。

 

そんな創作してみたい。そんな創作がイマを満たすだろう。

 

 

個人主義が囁かれる現代。

 

国でも組織でも制度でもなく、一人一人の人間から練られる芝居を作るべきじゃないのか。


 

佐々木「まず、“一にイマを見て、二にイマを分析。三にイマを創り、四にイマを超える。”とはどういうことでしょうか。同じ“イマ”という単語でも、この文章の中で指すものが全て一緒ではないなと感じたのですが。」

 

花香「ありのままをみて、それを作っていく。そしてその作り出したものが現在を超えて残ったら面白いな、ということです。私たちの団体が“イマ“にこだわっていったものが時代になっていったら…と思っています。」

 

佐々木「“個人主義が囁かれる現代。国でも組織でも制度でもなく、一人一人の人間から練られる芝居を作るべきじゃないのか。”とありますが、個人主義と一人一人の人間にフォーカスするというのは何が違うとお考えでしょうか?個人化が進む一方で、だからこそ人は一人では生きられない、他者とのつながりはないといけない“と言われる現代であるようにも思います。どのようなお芝居を具体的にイメージされていますか?

 

演出家:木川さん

「SNSの発達によって、個人を発端としていろんなものが発散されるようになったと感じていて。芝居もそうです。

劇団においても演出のトップダウン方式は時代に受け入れられなくなっているのではないでしょうか。一人一人から吸い上げていくという形の方が今は多いかと。

『willows』というシェイクスピアの戯曲を扱う団体に所属しているのですが、そこではシェイクスピアに逆らうことがどうしても出来ませんでした。

芝居というのは、演劇人だけでなく社会に生きている人全員のものだと思うんです。

だから、僕たちはありのままをつくりだすことを大事にしています。

イマを生きる人々個人を活かすことが目標です。


花香「木川は視点がすごく広いんです。それは彼の学んだ経済や歴史の知識がバックグラウンドにあるからで。

どんなに大きな社会構造を作り出していたとしても、個人から生み出されているということを、今回のお芝居ではフォーカスしています。」

 

佐々木「(凄く面白いことおっしゃってる…!そして連係プレーがえぐい!)」

  

 

佐々木「では、ブログの趣旨にも則りますね。普段お二人でブログを担当されているので、お二人それぞれがどんな方か紹介していただきたいです!」

 

木川「花香は、いつも誰かと一緒にいます。

ヒトが好きで、色んな人と色んなことをしたいみたいです。

色んな人の話をするのが好きで、色んな場所のいろんな繋がりの人のことを覚えてたりします。

周りのことを大事にする人、ですね。」

 

花香「木川は、視野が広いです。

そして、知識を蓄えることにも経験することにも余念がありません。

広く多角的な視点でモノを見ることが出来ますね。

話すときに、根拠として世界の話や時代の話が出来るところが強いです。

そしてそれを裏付けているのが努力です。

彼はシェイクスピアにだけ強いのではなく、彼が初めに情熱や興味を向けたのがシェイクスピアだったというように思います。」

 

佐々木「ありがとうございましたっ!!」

 

 

話をしていて分かる分かる~となってても、お互いのバックグラウンドと考え方が異なることで、一切分かり合えない凪のタイミングが来るというお二人。

でも、見ている『景色』は一緒。

アツイものを感じる団体インタビューでした。

 

是非この機会に、イマにヒとコヘ(え)さんのブログ、読み返してみてください♡

 

それでは明日は!枯井戸企画さんの団体インタビュー記事を公開します!

お楽しみに!そして記事頑張って書いて!私!

 

以上、事務局の佐々木でした。この一週間、どうかお付き合いくださいませ。

本日は、運営でTwitterを担当しています
まなかがブログを担当します!

ブログで行っていた
出演団体の相互質問の中から
私が個人的に気になったもの3つをピックアップして
答えていきたいと思います。


まず1つ目は
【イマにヒとコへ(え)】からの質問です。
「人と会話する中で好きな瞬間はどんな時ですか」

私は会話している人たちと「シンクロ」する瞬間が好きです。例えば、同時に同じことを言った、というのもそうですし、相槌のタイミングが一緒な時もそうです。「私もそう言おうと思ってた〜!」みたいな、共感度がお互いに一番高くなる瞬間が大好きです。


続いて2つ目は
【枯井戸企画】からの質問 です。
「どんな演劇が好きですか?」

私は演劇をやってて良いな...と思うのは、非日常感のある劇場という空間で、非日常の時間を味わえることです。なので、海外作品の日本版やファンタジー要素があるものを好んで観ていると思います。そう書き連ねつつも、最近観に行った演目を振り返ってみると、救いのない愛を描いた作品だったことを思い出しました...笑


ラスト3つ目は
【犬猿も仲】からの質問
「最近読んだ本はなんですか?」

湊かなえさんの『ブロードキャスト』です。
" イヤミスの女王 " と言われている湊かなえさんですが、この作品ではその雰囲気が全くありません。高校の放送部を舞台にしたお話なので、演劇に関わる人や演劇が好きという人も親しみを持って読める作品だと思います!


以上、3つの質問に答えました!
演劇に関わることや、それ以外のことまで幅広い質問を選びました。ほんの少しだけ、私のプライベートな一面が垣間見えたかもしれません...笑


12月16日~19日のヨコハマ学生演劇フェス開催まで、あと少しとなりました。各出演団体さんの作品に対する熱意を様々なところから感じています。そんな熱意ある方々によって上演される演劇が、多くの皆様に届きますように!




おはよう みんな ▼

しばいのもっともアツイばしょ の わたしです ▼

このぶろぐは ▼






エンゲキで ▼
イチバン たいせつな こと ▼

それは ▼


みのほどを しること ▼

みのほどを しらない やつは ▼
はいぼくを みとめない ▼

なにかしら いいわけを して ▼
つぎは かてる ▼
つぎは もっと うまく やれる ▼

はいぼくから めを そらす ▼

むいしきに ▼
げいじゅつてきな までに ▼

ただしく はいぼく してる?? ▼
きちんと まけを ▼
みとめられてる?? ▼



これは ▼
ほんとうに たいせつな ▼
ことなんだ ▼

まけを みとめないと ▼
いつまでたっても ▼
かわれない からさ ▼





にんげんという いきものは ▼
よくぼうの いきもので ▼

よくぼうは そこが ないから ▼
えいえんに もとめて しまう ▼

でも それは ▼
いつまでも つづく くるしみ ▼



エンゲキには ▼
いくつもの かべが あって ▼

うたえない やつは だめだ とか ▼
おどれない やつは いみない とか ▼
かたれない やつは じゃま とか ▼

よさんせいやく とか ▼
じかんせいげん とか ▼


こんぷらいあんす とか ▼
しめきり とか ▼


ほんとうに くだらない ことが ▼

わたしたちを しばりつける ▼
しばりつづける ▼

にんげんは よくぶかく ▼

じぶんたちに ない さいのう ▼
ほかの ひとが もってる おかね ▼
じぶんたちが えがきたい げいじゅつ▼
おきゃくさんに えてほしい かんじょう ▼


ごうまんにも もとめつづける ▼


でもさ ▼

ほんとうに えたいものは ▼
それいがいを きりすてないと ▼
てにはいらない ▼


いまいちど ▼
といかけよう ▼

じぶんたちは なにが できないのか ▼
じぶんたちに なにが たりないのか ▼

どうして この ホンは つまらないのか ▼
どうして あの セリフは きこえないのか ▼
どうして その はいちは いみふめい なのか ▼


なにか ▼
ひとつだけ ▼

ひとつだけで いいんだ ▼


できる ひとが ▼
できる ことを ▼
できる だけ ▼

むちゃな ことは いわないで ▼
むぼうな えんしゅつは かいひ して ▼
むりな すとーりーは かっと して ▼


ほんとうに ▼
まもりに まもった ▼
しゅびてきな さくひんが ▼

イチバン ここちよく ▼
みれたり するとおもうの ▼


たとえ せりふが ▼
ちょう こうげきてき だったとしても ▼



まあ ▼
わたしたちの さくひんは ▼
こうげきてきな ▼
かくしんてきな こと なんか ▼
いっさい ないよ ▼


いつだって たいせつなこと ▼
ひとつだけを ▼
まもってる ▼


すーぱー ▼
せーふてぃー ▼

すーぱー ▼
でぃふぇんしぶな ▼

だんたい ▼


なのだよ ▼