横浜武術院での太極拳活動では、伝統中国大陸で育まれた歴史ある「太極拳文化」
「健身:健全な身体づくり」
「修身:伝統思想哲学に学ぶ、強い精神づくり」
「防身:武芸としての”攻防技芸”中でも”防御”感覚を高め、多くの病気をも防ぐ”運動予防効果”の実践」
に則り、正しく心身の活性化を図るための活動を行っています。
日本は、中国との2000年間の文化交流活動がありますが、歴史的には、国交断絶も多々あり、
1945年からの戦後74年めを今年2019年に迎え、昨年は日中平和友好条約締結40周年があり、
日本国内では、集団レクリエーション体操や交流活動の一環として、まとめられた「楊式太極拳 簡化24式」がもたらされ、
年配の方でも無理なく行える、一般的にはラジオ体操的な全体的な普及も成功しています。
そんな中でも、
私達は、専門教程として、本場と同じく「太極拳文化」をとても重視していて、
”太極拳”そのものの発祥として、一番古い伝統技法の「陳家溝式太極拳」
太極拳文化の創立ルーツでも、とても大きな役割を果たした「楊露禅式太極拳」での失伝された技芸伝承が
20世紀の上海に伝えられてあり、それを新たに総編した「龍身蛇形太極拳」の2つを行い、
古くとも新しい感覚”温故知新”の練拳と共に、深く奥深い技法を感じながら修練を行っています。
私の37年間の経験は、今現在リアルタイムで日々多くの感覚を以て実感しています。
理由としては、太極拳(楊式太極拳 簡化24式)がもたらされて40年。
以前の私の所属組織の全日本太極拳協会が1980年に中国河南省で陳家溝式太極拳を学び取り、
1984年~1985年に陳家溝から「太極拳四傑」が来日し、この目で見て、セミナーで体感しました。
当時16歳だった私が来日されていた杜進老師から陳家溝式太極拳を初めて学び、
以前に行った24式太極拳とは、
中身のまったく違い、太極拳の本質「健身」「修身」「防身」を五感で感じた感動を今でも覚えています。
そのこともあって、
「太極拳文化」への、思いは、とても強く今でも大事にしています。
時代は、かの「昭和」が終わり、30年で「平成」が終わろうとしています。
私は今感じています。
新たな時代、歴史長き伝統を正しく受け継ぎ、
孔子の教え「大学之道」での”三綱 八条目”
「至善:至る善を止めない」「明徳」「新民」の”三綱”を新しく、
”八条目”は「修己」5つと「治人」の3つ。
「修己」では
学問とは「格物」「致知」
徳行とは「誠意」「正心」「修身」
そして「治人」として
功業とは「斉家」「治国」「平天下」
「修己治人」を、太極拳文化で新しい日本で目指し、”日本人”による”日本人の為の太極拳”へと昇華させたいと思います。
そこで、源流の中国大陸との新しく”気兼ね”や”気がかり”のない、明るく楽しい文化交流をしていきます。
そして、今や、世界人口70億人のうちに、アジアの有する人口は40億人。
その中でも、”温故知新”の新時代展開の日本は、私の世代の皆さんと共に「太極拳文化」で発信しながら、
健康で楽しく生き甲斐のある世の中を目指して頑張ります。