今年度4月から、私達の武術活動をより発展へと繋げながら、同時に普及や振興が広まるように考えて、

 

活動カリキュラムを統一させて、木曜日午後の太極拳は専門教程としての「中国武術段位制 太極拳」

 

金曜日は全体的にひたすらレベルアップを望むための武術隊の練習。

 

土曜日のBIG・Sのスクールは「健身養生班」の武術系(カンフー)と導引術、五禽戯、龍身蛇形太極拳の項目を、皆さんで一緒に楽しく体を動かしながらも重要なレクリエーションとしての練習活動。

 

昨日日曜日午前は龍身蛇形太極拳。

 

午後は武術隊、健身養生武術班、少年武術クラスを、

 

時に融合させたり、時に専門化して分かれたり、応用しながら進めていけるように、

 

ようやく2か月が過ぎて落ち着いて来ました。

 

その他スポーツ・フィットネスクラブ関係は全体で楽しく、快適なレッスンプログラムを指導しています。

 

(※フィットネス系プログラム「15分、30分、45分、60分、90分、120分」では「武術系」「太極拳系」「健身気功系」ですべて統一カリキュラムが出来ており、インストラクター人材育成システムまで完成しています)

 

 

これからの夏の予定では、

 

8月13日(日)に第9回中国武術・健身気功交流会で、

 

昨年の国際S・A級で審査を行う国際武術大会ルールではなく、

 

国内向け1級ルールで行う1回めの日本人審査での「武術文化交流大会」を1部に行い、

 

2部は「横浜武術院スタイル」で行っている活動チームで日々の想いを発揮するデモンストレーション大会として「エキシビジョン大会」を行います。

 

今回は、これまでの国際大会の経験や昨年の「中国武術文化交流大会」を引き継いで、

 

「日本国内向け、武術競技大会システム」の確立を図ります。

 

 

それを今推し進めている理由は、

 

今現在、現代日本社会環境のリアルタイム進行中で日々感じていることで、

 

あちらこちらで、見られるような、

 

「二極化」「二分化」を、日本の武術活動界でも大きく感じています。

 

(※深刻なジェネレーションギャップ問題の未解決と先送りが、すべての理由では一致します)

 

 

特に顕著なのは、来年に日本と中国での日中国交正常化40周年を前に、

 

国内における「太極拳普及システム」「武術普及システム」が最初の確立時点から、

 

多くの編纂者が未経験者などや未熟な人達が理由で、既に不完全だったゆえに、

 

これまでに長くの時間が経ち、その活動のための管理システムや、

 

練習活動でのカリキュラム内容が「医科学的、スポーツ・体育運動トレーニング方法や理論」が内容的に大きな不備や欠陥が目立ち、

 

指導者も活動している人たちもシステムが不完全ゆえに「継ぎ足し」「継ぎ足し」で疲弊が様々に大きくなり、立て直しに非常に困難があり、将来的な展望を感じられないようなところの数々を、

 

いろいろなかたちでよく見かけるようになりました。

 

(私の地元地域横浜を含む関東周囲ではとにかく目立ち、これはおそらく地方でもまったく同じ現象でしょう)

 

 

そして日本武道出身や、格闘技系大好きな「対戦式武術拳種のみ重視」系も、

 

やはり格闘技ブームの後押しで、できた勢いもなくなり、

 

やはり指導者も活動している人たちもこれまでの、肉体的な無理をしていたことから、

 

疲弊が大きくなり、今後に何をしたらいいのか、を模索しているように感じています。

 

(※今後の秋9月に「武術:WUSHU」のオリンピック項目の実現化を達成した後に、皮肉ですが大きな問題が旧型組織にはたくさん出てくることになるでしょう)

 

 

その中で、一時期の日本国内で1980年代ぐらいに大きなムーブメントだった「カンフー ブーム」が、

 

「Youtube」などの普及で、より多くがまた関心を持って下さるようになり、

 

私達の行う伝統中国武術意識における「健身」「防身」「修身」をしっかりと行って来た成果が出て来て、

 

「心身の健康に善し」

 

「身体機能システムを、意識的に更に丈夫にやっていくも善し」

 

「攻防技法としての武術技芸を高めて、”勧善懲悪”的にと、子供たちにはイジメ対策、大人には武道意識感覚の向上にも善し」

 

「年配の皆さんも一緒に、ひたすら健康効果アップへと、導引術、五禽戯、太極拳も行うも善し」

 

「古えの、伝統中国の思想哲学へ想いを馳せ、古人の智慧や工夫に学び、精神性を高めるのも善し」

 

 

これらの、正統な「中国武術文化」での、

 

5つをバランスよく、これまでにずっと武術活動を行い続け、時間をかけてコツコツ行って来た結果に、

 

全体で、非常にいい武術活動が成り立ち、

 

今現在に「普及システム化」の最後の仕上げを行っている最中です。

 

おそらく今後予測しているのは、

 

日本国内の太極拳や武術系の活動システムは、その「老害」や「勘違い傾向」にありがちな利己的優位を保とうと行ってきた、やみくもで理不尽的な「既得権益」保守重視で、

 

大きくなってしまった「構造的な問題」が理由で、近いうちに1回大きな崩壊か分裂的なアクションが起こるか、

 

あるいは善意を以て、応用の利く方々が組織をまとめ「中国武術文化」への再統合へ行く、と予測しています。

 

私達は、そうした流れが起こることは以前から予測していたこともあり、

 

ずっと「標準化」「規範化」を進め、1985年から32年間続く、本場中国武術界の上海と安徽省武術協会との強力・強固な武術師弟にある友好関係での絶対的なパイプを持ち、

 

優良な連携・提携システムを確立させ、

 

単身で独立して、その武術活動は安定しています。

 

そして第9回交流会の次には「2017年 太極拳ジャパンカップ」「伝統武術 日本選手権」大会が待っています。

 

 

そして、これまでの準備プロセスの向こうに待っているのは、今年に大きな一大関心として、

 

9月13日に発表される、

 

「2024年」「2028年」のオリンピック開催地の決定(※今のところ可能性として2024年パリ、2028年ロサンゼルス)です

 

その「2024年~の新規オリンピック項目」に「武術:WUSHU」は申請し、審査を経て、

 

「2024年からのオリンピック項目」に世界の武術界が実現に向けてチャレンジします。

 

※今日頃に話題になる2020年東京五輪追加項目で、候補種目 8項目「野球・ソフト」「空手」「スポーツクライミング」「サーフィン」「スケートボード」「武術」「ボーリング」「スカッシュ」のうち、

 

「野球・ソフト」「空手」「スポーツクライミング」「サーフィン」「スケートボード」の5項目はオリンピックの日本開催が理由で日本人のオリンピック組織委員の会議の審査で「5項目」が優先的に決められて後にIOC総会で認められました。

 

2020年東京五輪追加項目の落選について

 

※ここでも、なかなか理不尽な想いを感じていました・・・

 

「日本、中国武術の五輪正式種目化を阻止へ・・バッハ新政権が空手を後押し」

 

しかし2024年からは、その「5項目」は正式項目ではなく、2020年のみで終わります。

 

2020年は見送った「武術:WUSHU」には未だになかった中国発祥の運動項目が正式種目として最初だということや、「一帯一路計画」を含めた国際経済での影響力を大きく持つという商業・ビジネス面でも新しい大きなチャンスになると思っています。

 

 

そこで、これまでの長き時間をかけてやってオリンピック項目実現化への「ハード面」は各国武術組織や政治的な働きかけ、財界人のサポートが実り、

 

私の長き念願だった「武術のオリンピック項目実現化」を「この秋、9月」で3度めの正直で迎えられるよう期待しています。

 

 

IOC 国際オリンピック委員会 会長のトーマス・バッハ氏

 

 

2024年 南京でのオリンピックユース大会で武術のエキシビジョン

 

 

 

 

国際武術連合会 中国武術協会の今後の計画表

 

 

今年の9月13日の結果を受けてから、予定では、

 

9月14日、15日は韓国でアジア武術連盟会議、その後9月下旬にロシアで国際武術連合会の会議、

 

そして10月~11月に新しくまた行う「武術競技項目」内容の会議があり、

 

9月13日のIOC会議での結果がうまく実ると、

 

最終的な「オリンピック項目としての、武術:WUSHU」の内容の見直しと再審査の会議をしていく予定です。

 

(※そのために私達は全部に応対できるように、これまで準備し、人材育成を行って来ました)

 

 

この4月から急ピッチでカリキュラムを統一し、指導内容も専門性を持たせるようにしたのは、

 

2012年から2017年まで、5年間かけた「五カ年計画」を達成させ、

 

私達の活動を一生懸命にとにかく「いろいろ」あっても、支えてくれて、

 

頑張ってくれた皆さんに大きな「非物質文化遺産的」としての、

 

武術技能や武術教養、を含めた「武術活動システムの恒久的な安定化」という最高プレゼントを、

 

私も一緒に受け取りたいと思います。

 

そのための精進、努力を頑張ります。