2020東京五輪


今日先ほど、NHKのニュース番組で「東京五輪 IOCへの提案種目に野球・ソフトなど5競技18種目」の報道をリアルタイムで見ていました。

会議の模様は真ん中に森喜朗さんが座り、何かしら今までの「国立競技場の問題」や「エンブレムの問題」を即座に思い出し「そうか、そういうことなのか」という直感を思いました。

内容は以下になります。

「東京五輪 IOCへの提案種目に野球・ソフトなど5競技18種目 大会組織委員会」

2020年東京五輪で開催都市の東京が提案できる追加種目について、大会組織委員会は28日、種目追加検討会議と理事会を開き、野球・ソフトボール、空手、ローラースポーツ、スポーツクライミング、サーフィンの5競技から計18種目を国際オリンピック委員会(IOC)に提案することを決めた。

追加種目は来年8月にリオデジャネイロで開かれるIOC総会で正式決定する。

国民的スポーツで、大会の盛り上がりが期待できる野球・ソフトボールは、採用が決まれば08年北京五輪以来の五輪競技復活となる。日本発祥の空手は国際的に普及し、既存施設を活用できるのも強み。ローラースポーツ、スポーツクライミング、サーフィンはIOCが重視する若者への高いアピール力が決め手となった。

追加種目にはIOCが承認する26の国際競技団体が応募し、書類による1次選考を経て8競技が最終選考に残っていた。残るボウリング、スカッシュ、太極拳を含む 武術 は落選した。

先週末の記事 

を受けて、いろいろとその背景を考えて分析をしていました。

「武術」の落選は東京五輪組織委員会(日本人での構成)からの指摘がある通りに、私はずっと長く以前から指摘していた「日本国内運営組織の問題」を全部指摘され、

私自身は「そういう理由」が日本国内にあるから、横浜武術院を単独で「武術:WUSHU」の本格的な正しい普及活動を大きくなくとも組織を立ち上げ、本場中国や国際武術界との連携を図り「健身養生、競技、娯楽」の面を大事に行ってきました。

今回の追加項目発表はちょうど3ヶ月前に思い出したように飛び込んできて、国際オリンピック委員会からの国際連盟、国際武術連合会の「武術:WUSHU」の評判はとても良く、今回は8月に行われたヒアリング以降で期待感を持っていました。

しかしながら、やはり途中経過で日本人組織の東京五輪組織委員会からの経過発表では「日本国内の普及度」「若者重視」という2つの指摘をされるのを受けて、

「まずい!」

「武術:WUSHUは世界中での普及の成長ぶりや、国際オリンピック委員会での評価は高くあるのに、今回は日本国内組織の状況や国内レベルを指摘されている!」

「何かしら、日本の組織ってそういうものなのだ・・」

そう思いました、自分で「日本国内の武術界」に問題がたくさんあるから、自分自身は単独で国際武術界で連携し、数は多くないけれども選手も育成し、まだ本場の国際トップには辿りつかずとも可能性を高め、同時に伝統拳術部門のマスターズ部門では、金メダルを獲得できるところまで頑張ってやってきました。

(※最近怖いのは、問題が問題だと解らず、気付かず、知ることもなく、お花畑系のひとたち・・)

それが「国内の運営組織の問題点」を指摘され、そして感じるに日本国内の運営組織側の、この3ヶ月間を振り返ると、

「実は日本でやりたくない」というような印象を受けたのと、日本国内の武術愛好者の一部には「落選を望んでいる」そんな雰囲気を感じました。


2013年末にロシアで開催された「第2回 ワールド・コンバットゲーム」

(日本国内運営組織はエントリーを見送った)








海外強豪ロシア選手たちのエキシビジョン





現代日本社会の人間は、それぞれたくさんの思惑があるので、それはそれであると思います。

(※野球・ソフト、空手を除くと、スケート・ボードは今アメリカ企業の中国製が3000円ぐらいで売られていて、サーフィンも英米仏は得意で、スポーツ・クライミングは老若男女ができてさほど有能な指導者も要らず経済的負担のかからない割には、対象製品が日本国内でたくさん売れる項目を選んだ気がします)

しかしながら私は、今年のシンガポール大会で中国と東南アジア勢の選手の中でも善戦し、

「2020年の追加項目」になれれば「中国武術:武術:WUSHU」を行う世界中の皆さんは爽やかで知性の高い人が多く、

日本の東京で、武術のオリンピックでの国際大会を通じて世界の老若男女が交流し、ロシアとウクライナやアメリカ、中国と日本、韓国、台湾、東南アジア、そして南米、ヨーロッパやアフリカなど、仲良く新しい21世紀を繋ぐネットワークになれたらいいな、と望んでいました。

そしてそのムーブメントで太極拳もまた多くの拳種もあり、健身気功で年配の皆さんの健康増進、散打でのサッカーのような興奮、

そして競技套路での躍動感を感じて、日本勢は正直あと5年で金メダルは難しくとも、後々の良い影響を思えば「いいチャンス」と期待をしていました。


しかしながら内輪同士での人達での最終「決定」という、「安保法案」の時と似たような後味を感じていますが、

一応、受け止めておきたいと思います。

そして私の印象では、やはり安倍政権は様々な「国際連合5カ国」で「英国」「フランス」が衰退し、国際影響力でも「米国」を抜いた、中国政府敵視政策を打ち出し、ずっと続けてきたので、

やはり、こういう結末は止むを得ないように感じています。

(※新興国の成長発展での象徴、アジアインフラ投資銀行への嫉妬ぶりにとてもよく似ています)

そして、私個人の所感では「野球・ソフト」「空手」は何が何でも入れたい思惑は昨年の12月から表れていて、

日本、中国武術の五輪正式種目化を阻止へ・・


何かしら、いつも思うに「自分の想い」はいつも日本行政組織などに妨害される・・・自分は彼等にとって敵なのか・・

そんな思いがまた廻りました。

一先ず、東京五輪組織委員会の決めた「提案」は決定して、国際オリンピック委員会に送られます、そして決まった項目の皆さん達は「おめでとう!」

そしてまだ、その後を見届けたいと思います(エンブレムと同じで何かしら起こりそう!?)

でも、この3ヶ月間、世界での爆発的な武術の普及事情や、そうした私がいつもの口癖で「普及をしていないのは日本だけ」

という事実は多くに知られて、少しでも期待ある夢を見られたことはよかったと思います。


一先ずは、当初のおそらくリオ五輪の終了後2017年の「2年後」にやってくる「2024年五輪開催地」 「2024年からの五輪正式種目化」計画へ戻し、

頑張ります!

見果てぬ夢はまだまだ続く・・・