「バカはサイレンで泣く」という投稿の中に、
「渡哲也型のかかしが、こっち見ててスイカが盗めねえ!」
「おい、カミサンじゃなくてモグラ叩けよ!」
「あの尼僧、影が悪魔の形をしてる!」
「今、頭の中で私のお尻触ったでしょ!」
「バク転しながら小便するから離れてろ!」
この「精神妄想性障害:妄想性人格障害」の人々が増えてしまった「現代日本社会」の中で、けだし名言に思います。
こういうコメントの出せる視点が現代の皆さんにまだまだあるのは、とても重要で、むしろ頼もしさを感じます。
落ち着いてゆっくり見ていると、「報道内容」が未確認な状態なのに、何かしらやたらと大げさに騒ぐ連中が多い世の中になっているのを確認することも大事です。
船長逮捕の記事
↑船長逮捕の詳しい記事がありました。船長逮捕は停船命令無視で、やっぱり「密漁目的」として決め付けて「みている」のは日本側で「サンゴ密漁」の証拠はまだ実際に誰も、何も出ていないのが記事での事実。
今や「中国」といえば「漁船」
「漁船」といえば「珊瑚:サンゴ密猟」
毎日の報道で、今やおそらく三浦半島あたりで「漁船」を見たら、
「あぁ~!中国漁船が~!」「珊瑚:サンゴが~!」
「羽生くんがぁ~!」
「日本が~!」
「日本人をなめんなよ。中国人!!」
とやっていそうです。
こうして私も書くと、人によっては、
「ああぁ、日本人なのに、あんなに悪い中国人たちの味方してるぅ~!」
私は単に、どなたであってもフェアに落ち着いて、
「悪いものは悪い、良いものは良い」
そして、物事は何でも、確実にキチンと内容を確認をしてから、識別・判断をしています。
何となく、
勝手な想像ですが、「中華料理店などでは、ランチタイムでは、毎日テレビ漬けになっている奥様たちは、イヤ~ね。中国人、今頭に来ているから私しばらく中華は辞めるわ!」
「夜には酔っ払ったオジサンが、中国人の店員に、お前の国の人間達はけしからん!この日本の貴重な珊瑚をかっぱらっているんだぞ。ふざけんなよ。日本から追い出せよ!」
とかに、やっていそうに思います。
以前にスポーツクラブの会員さんで、
「あんた太極拳の先生だね。中国って何だよ、ひどいことするねぇ!ええっ。日本のことをなめてんのかねぇ。」
とイチャモンをつけてくる男性がいました。
「あの~。私は別に何もしていないし、普通に日本人なんですが~」
すごいな~、と思う時がたくさんあります。
とりあえずは裁判官の視点で最近の報道での記事をしっかり確認したいと思います。
珊瑚の密猟とみられる「中国漁船」と全部という全部が報道。
いくつもある動画を確認で見たところ、「珊瑚:サンゴ」が積んであるのは確認できていなくて、
漁師がいるだけで、まだ未確認状態なのに船が近づいて来て、映像撮ったり、写真を撮ったりしたら、
向こうから見て、
「何の用だよ。俺らはキチンと日本の役所に許可をもらって、仕事でわざわざ中国から魚取りに来てるのに、漁の邪魔だな~。お前等の国の漁船に今までに中国が何かしたのかよ~」とか思うんじゃないかな、と思います。
本当にただの漁船だったら、どうするんだろうな、と思います。
(※これだけ国際法的に問題がある、というのなら捕まえられるはずだし、中国政府側も日本に国際的にも迷惑をかけているのだから当然、とするはずです)
今回もまた、マスコミ報道によく使われる「単語」
「密漁とみられる」「使ったとみられる」
が連発してあって、まだ確認が取れていないのに、その後は「密漁」と決め付けて記事を書いています。
※それに「密漁」ならば、犯罪なので、見つかったら逃げるはずだし「やましさ」が必ずあるはずで、笑顔で手をふるかなぁ~と私は個人的に思います。
「観光に被害が出た」のはマスコミ・報道陣が騒いだせいで、観光地は「風評被害」が怖いといっています。
「坊主、憎けりゃ袈裟まで憎い」
「パブロフの犬」
そして「バカはサイレンで泣く」
「コラージュやれば、誰でも憎くなる。憎くて憎くて、しかし一体に何を憎んでいるのか自分で判らない」
(※そして、また一人、精神妄想性障害、予備軍の部隊へ入隊ができます)
この記事の「ポイント」
「密漁に使われるとみられるロープや網」「操業している様子はなかった」
「サンゴ漁師でもある佐々木議長」「中国漁船が使ったとみられる漁網」
毎日新聞の記事
http://mainichi.jp/select/news/20141108k0000m040117000c.html
サンゴ密漁:中国船191隻確認 小笠原諸島周辺
毎日新聞 2014年11月08日 00時26分(最終更新 11月08日 01時47分)
中国の サンゴ密漁船とみられる 漁船を警戒する海上保安庁の巡視船=父島と母島の中間点付近で2014年11月7日午後3時45分、本社機「希望」から
拡大写真 関連記事
台風が去った小笠原諸島の周辺海域に7日、赤サンゴを狙う中国の 密漁船団 が再び出現した。
海上保安庁は同日午前、上空からの調査で計191隻を確認。うち領海内に139隻がおり、海保は午後3時までに109隻を領海外に退去させた。
東京都心から南へ約1000キロ。同日、本社機から見た小笠原諸島・父島の周辺は
穏やかな青い海が一面に広がっていた。
赤い国旗を掲げた中国漁船が点在している。漁船と並走したり、追尾したりしながら警戒を続ける海保の巡視船の様子も確認できた。
老朽化し、さびや汚れが目立つ中国漁船の船体には「CHINA」「和」などの文字。
船上には 密漁に使われるとみられる ロープや網が積まれ、乗組員の姿もあったが操業している様子はなかった。
この問題を巡っては7日午後に小笠原村の森下一男村長、佐々木幸美村議会議長が国土交通省で太田昭宏国交相らと面会し、海保による取り締まりの強化を要望した。
森下村長は「村民が大変な不安を抱いており、漁業や観光に被害が出ている」と述べ、
サンゴ漁師でもある佐々木議長は、中国漁船が使ったとみられる漁網 を見せながら、「(漁場を)根こそぎにしてしまう」と訴えた。
太田国交相は「厳正に対処したい」と応じた。森下村長らは農林水産省でも、密漁船による赤サンゴの乱獲が水産資源や生態系に与える影響を調査するよう求めた。【佐藤賢二郎】
次の記事の「ポイント」
「密漁船と みられる 漁船の後方に集まった乗組員たち」
「中国漁船によると みられる 宝石サンゴの密漁問題」
「ぶつかられたら、ひとたまりもない」←ぶつかられる気配はなし
「しばらくするとみんな笑顔を見せ始めた」
「談笑したりたばこを吸ったり。リラックスした雰囲気」
「船体は塗装され、船名も消されて中国国旗もない」←これは中国船かどうかが判らない。
「硬いサンゴをへし折るように絡め取るのだ」という←「という、は想像」
「あの網で壊されるかもしれないから」←想像
「日本はなめられているんだよ」「憤りを隠せない様子」だった←記者の感想。
朝日新聞の記事 動画有り
http://www.asahi.com/articles/ASGC27FTFGC2UTIL025.html?ref=yahoo
父島沖、サンゴ密漁船に記者が接近 笑顔で手を振る船員
【動画】小笠原諸島沖で急増したサンゴ密漁の中国漁船=辻健治撮影
写真・図版密漁船とみられる漁船の後方に集まった乗組員たち=11月2日午前7時9分、東京都小笠原村の父島沖、辻健治撮影
中国漁船によるとみられる宝石サンゴの密漁問題。東京から南へ約1千キロ離れた小笠原諸島の父島沖で、記者が接近を試みた。
サンゴ密漁船205隻 太田国交相「台風でも上陸厳禁」
サンゴ密漁船「中国側に実効的対応求める」 菅官房長官
2日午前5時半、夜明けとともに父島・二見港を出た。小笠原島漁業協同組合の石井勝彦・副組合長(62)の漁船第8大勝丸(9・7トン)に同乗。
東へ向かって時速約18キロ、向かい風で、波の高さは約2メートルだ。甲板員の永田秀俊さん(29)は穏やかな方だと言うが、何かにつかまらないと立っていられない。
出港から1時間が過ぎ、父島が見えなくなった。「いたよ、中国船だ」。
操縦する石井さんが声を上げた。レーダーをのぞくと東北東の3キロ先に船影がある。「この大きさなら間違いない」と石井さん。
「こっちに向かってくる。逃げもしないんだ」。日本の領海内である、父島の東方沖約17キロ。船体中央部に赤い中国の旗を掲げている。
さびが目立つ船尾。上半身裸の船員4人がこちらを見ている。約10メートルまで接近すると、何かを叫んだ。操縦室からにらみつける船員も。しばらくするとみんな笑顔を見せ始めた。
妨害されないとわかっているからだろう。
「中国船」は200トン級。「あちらは鉄製で、こちらは強化プラスチック。ぶつかられたらひとたまりもない」と石井さん。
船内から食器らしき物を運ぶ船員が船尾へ向かった。朝食なのか。談笑したりたばこを吸ったり。リラックスした雰囲気だ。
レーダーは、さらに東方向に2隻をとらえた。約30分かけて2隻目に近づく。船体は塗装され、船名も消されて中国国旗もない。だが左舷に、サンゴ漁で使う青い網が見える。
何重にも束ねて強度を増し、海底まで沈めて引きずり、硬いサンゴをへし折るように絡め取るのだという。魚やエビ、カニのすみかや産卵場所まで傷つくそうだ。
石井さんは「この辺りは俺たちの漁場。でも道具を仕掛けたくても仕掛けられない。
あの網で壊されるかもしれないから」。
父島周辺は、キハダマグロやメカジキなどが釣れる漁場だ。1本の幹縄に釣り針が付いた多くの枝縄を付け、海面から海中に下ろして魚を取る縦縄漁(たてなわりょう)が主流だが、ブイなどが「中国船」のスクリューに巻き込まれる恐れがあるという。
船尾でペットボトル片手に歯磨きする船員がいた。立てひざで威嚇するようににらみ付けてくるが、言葉は発しない。太陽が高くなり、日差しが厳しくなる。
さらに数分後、父島の東約22キロに3隻目の「中国船」がいた。
やはり青い網が左舷に備えてある。2階部分から手を振る船員はペットボトルの液体を飲み干し、海へ投げ捨てた。このあたりの水深は900~1300メートル。宝石サンゴは父島から数キロ離れた水深100~200メートルくらいの場所に生息しており、夜間に陸に近づいてくるという。
小笠原島漁協によると、父島でのサンゴ漁は数年前に途絶えた。許可を受けた漁師がいなくなったのだ。漁協の稲垣直彦参事(56)は「現在は一般の漁で十分に生活できる状況。(網などに)投資してまで取り組む漁ではない」と話す。
石井さんは「国にはしっかり対策をとってほしい。我が物顔でこの海に入り込んできている。日本はなめられているんだよ」。憤りを隠せない様子だった。
とりあえず、オチを今回もキチンと確認をしたいと思います。
(※来月ぐらいは、またこういう未確認で騒いで変わらずに、○○が~!と同じ人がまた、マスコミ見て騒ぐのだろうな~、と思います。疲れないのかな、と逆に心配します・・・)
ちなみに、今中国では和食が人気で「焼き魚」が大好評です。許可取ってアジとかの漁をしているのに横から船が来たり、空からヘリコプターが来たりしてやっていたら、
「どうするのかな、君達」と思います。
中国側の報道
中国の漁船、日本は冷静な反応を
中国の漁船、日本は冷静に対応を 2014-11-06 16:42
日本メディアは4日、赤サンゴ漁をする中国の大量の漁船が、台風20号が通過する恐れのある小笠原諸島付近の海域に残っていると伝えた。日本の国土交通相は、中国の漁船が港に避難するため力を貸すが、漁師の上陸は許さないと表明した。環球網が伝えた。
日本の輿論はこのほど、「200隻以上の中国の漁船が、小笠原諸島付近に出現」という情報に注目している。日本はこれらの漁船の目的を赤サンゴ漁としているが、一部の過激なメディアは「日本の海上警備体勢に探りを入れ、日本を挑発している」と報じた。
後者は憶測に過ぎない。中国は日本に対して「海上人民戦争」を仕掛けたことがなく、台風が間もなく到来する時期、赤サンゴという敏感な海洋資源を選ぶはずがない。
赤サンゴの密漁は中国では違法だ。中国の多くの漁船が、日本側の主張する海域で赤サンゴ漁を行っているならば、これらの漁師は中国の禁令から逃れ、より多くの赤サンゴを求めるため遠くの海域を選択している可能性がある。彼らは生計を立てることが目的であり、政治的な要素はない。
中国政府のみならず、中国社会も自国の漁師が他国の管轄海域に入り、密漁を行うことに反対している。中国には、他国の法律を挑発するよう漁師をそそのかす意向はなく、そのようなことに熱中する余力もない。中国の漁師による違法操業行為が確認されると、中国のネット上でも批判が主流の声になる。
しかし漁師は往々にして生計を最重視しがちだ。中国政府が彼らを効果的に監督・管理するのは、想像されているほど容易なことではない。実際に彼らは管理が困難な集団である。
「渡哲也型のかかしが、こっち見ててスイカが盗めねえ!」
「おい、カミサンじゃなくてモグラ叩けよ!」
「あの尼僧、影が悪魔の形をしてる!」
「今、頭の中で私のお尻触ったでしょ!」
「バク転しながら小便するから離れてろ!」
この「精神妄想性障害:妄想性人格障害」の人々が増えてしまった「現代日本社会」の中で、けだし名言に思います。
こういうコメントの出せる視点が現代の皆さんにまだまだあるのは、とても重要で、むしろ頼もしさを感じます。
落ち着いてゆっくり見ていると、「報道内容」が未確認な状態なのに、何かしらやたらと大げさに騒ぐ連中が多い世の中になっているのを確認することも大事です。
船長逮捕の記事
↑船長逮捕の詳しい記事がありました。船長逮捕は停船命令無視で、やっぱり「密漁目的」として決め付けて「みている」のは日本側で「サンゴ密漁」の証拠はまだ実際に誰も、何も出ていないのが記事での事実。
今や「中国」といえば「漁船」
「漁船」といえば「珊瑚:サンゴ密猟」
毎日の報道で、今やおそらく三浦半島あたりで「漁船」を見たら、
「あぁ~!中国漁船が~!」「珊瑚:サンゴが~!」
「羽生くんがぁ~!」
「日本が~!」
「日本人をなめんなよ。中国人!!」
とやっていそうです。
こうして私も書くと、人によっては、
「ああぁ、日本人なのに、あんなに悪い中国人たちの味方してるぅ~!」
私は単に、どなたであってもフェアに落ち着いて、
「悪いものは悪い、良いものは良い」
そして、物事は何でも、確実にキチンと内容を確認をしてから、識別・判断をしています。
何となく、
勝手な想像ですが、「中華料理店などでは、ランチタイムでは、毎日テレビ漬けになっている奥様たちは、イヤ~ね。中国人、今頭に来ているから私しばらく中華は辞めるわ!」
「夜には酔っ払ったオジサンが、中国人の店員に、お前の国の人間達はけしからん!この日本の貴重な珊瑚をかっぱらっているんだぞ。ふざけんなよ。日本から追い出せよ!」
とかに、やっていそうに思います。
以前にスポーツクラブの会員さんで、
「あんた太極拳の先生だね。中国って何だよ、ひどいことするねぇ!ええっ。日本のことをなめてんのかねぇ。」
とイチャモンをつけてくる男性がいました。
「あの~。私は別に何もしていないし、普通に日本人なんですが~」
すごいな~、と思う時がたくさんあります。
とりあえずは裁判官の視点で最近の報道での記事をしっかり確認したいと思います。
珊瑚の密猟とみられる「中国漁船」と全部という全部が報道。
いくつもある動画を確認で見たところ、「珊瑚:サンゴ」が積んであるのは確認できていなくて、
漁師がいるだけで、まだ未確認状態なのに船が近づいて来て、映像撮ったり、写真を撮ったりしたら、
向こうから見て、
「何の用だよ。俺らはキチンと日本の役所に許可をもらって、仕事でわざわざ中国から魚取りに来てるのに、漁の邪魔だな~。お前等の国の漁船に今までに中国が何かしたのかよ~」とか思うんじゃないかな、と思います。
本当にただの漁船だったら、どうするんだろうな、と思います。
(※これだけ国際法的に問題がある、というのなら捕まえられるはずだし、中国政府側も日本に国際的にも迷惑をかけているのだから当然、とするはずです)
今回もまた、マスコミ報道によく使われる「単語」
「密漁とみられる」「使ったとみられる」
が連発してあって、まだ確認が取れていないのに、その後は「密漁」と決め付けて記事を書いています。
※それに「密漁」ならば、犯罪なので、見つかったら逃げるはずだし「やましさ」が必ずあるはずで、笑顔で手をふるかなぁ~と私は個人的に思います。
「観光に被害が出た」のはマスコミ・報道陣が騒いだせいで、観光地は「風評被害」が怖いといっています。
「坊主、憎けりゃ袈裟まで憎い」
「パブロフの犬」
そして「バカはサイレンで泣く」
「コラージュやれば、誰でも憎くなる。憎くて憎くて、しかし一体に何を憎んでいるのか自分で判らない」
(※そして、また一人、精神妄想性障害、予備軍の部隊へ入隊ができます)
この記事の「ポイント」
「密漁に使われるとみられるロープや網」「操業している様子はなかった」
「サンゴ漁師でもある佐々木議長」「中国漁船が使ったとみられる漁網」
毎日新聞の記事
http://mainichi.jp/select/news/20141108k0000m040117000c.html
サンゴ密漁:中国船191隻確認 小笠原諸島周辺
毎日新聞 2014年11月08日 00時26分(最終更新 11月08日 01時47分)
中国の サンゴ密漁船とみられる 漁船を警戒する海上保安庁の巡視船=父島と母島の中間点付近で2014年11月7日午後3時45分、本社機「希望」から
拡大写真 関連記事
台風が去った小笠原諸島の周辺海域に7日、赤サンゴを狙う中国の 密漁船団 が再び出現した。
海上保安庁は同日午前、上空からの調査で計191隻を確認。うち領海内に139隻がおり、海保は午後3時までに109隻を領海外に退去させた。
東京都心から南へ約1000キロ。同日、本社機から見た小笠原諸島・父島の周辺は
穏やかな青い海が一面に広がっていた。
赤い国旗を掲げた中国漁船が点在している。漁船と並走したり、追尾したりしながら警戒を続ける海保の巡視船の様子も確認できた。
老朽化し、さびや汚れが目立つ中国漁船の船体には「CHINA」「和」などの文字。
船上には 密漁に使われるとみられる ロープや網が積まれ、乗組員の姿もあったが操業している様子はなかった。
この問題を巡っては7日午後に小笠原村の森下一男村長、佐々木幸美村議会議長が国土交通省で太田昭宏国交相らと面会し、海保による取り締まりの強化を要望した。
森下村長は「村民が大変な不安を抱いており、漁業や観光に被害が出ている」と述べ、
サンゴ漁師でもある佐々木議長は、中国漁船が使ったとみられる漁網 を見せながら、「(漁場を)根こそぎにしてしまう」と訴えた。
太田国交相は「厳正に対処したい」と応じた。森下村長らは農林水産省でも、密漁船による赤サンゴの乱獲が水産資源や生態系に与える影響を調査するよう求めた。【佐藤賢二郎】
次の記事の「ポイント」
「密漁船と みられる 漁船の後方に集まった乗組員たち」
「中国漁船によると みられる 宝石サンゴの密漁問題」
「ぶつかられたら、ひとたまりもない」←ぶつかられる気配はなし
「しばらくするとみんな笑顔を見せ始めた」
「談笑したりたばこを吸ったり。リラックスした雰囲気」
「船体は塗装され、船名も消されて中国国旗もない」←これは中国船かどうかが判らない。
「硬いサンゴをへし折るように絡め取るのだ」という←「という、は想像」
「あの網で壊されるかもしれないから」←想像
「日本はなめられているんだよ」「憤りを隠せない様子」だった←記者の感想。
朝日新聞の記事 動画有り
http://www.asahi.com/articles/ASGC27FTFGC2UTIL025.html?ref=yahoo
父島沖、サンゴ密漁船に記者が接近 笑顔で手を振る船員
【動画】小笠原諸島沖で急増したサンゴ密漁の中国漁船=辻健治撮影
写真・図版密漁船とみられる漁船の後方に集まった乗組員たち=11月2日午前7時9分、東京都小笠原村の父島沖、辻健治撮影
中国漁船によるとみられる宝石サンゴの密漁問題。東京から南へ約1千キロ離れた小笠原諸島の父島沖で、記者が接近を試みた。
サンゴ密漁船205隻 太田国交相「台風でも上陸厳禁」
サンゴ密漁船「中国側に実効的対応求める」 菅官房長官
2日午前5時半、夜明けとともに父島・二見港を出た。小笠原島漁業協同組合の石井勝彦・副組合長(62)の漁船第8大勝丸(9・7トン)に同乗。
東へ向かって時速約18キロ、向かい風で、波の高さは約2メートルだ。甲板員の永田秀俊さん(29)は穏やかな方だと言うが、何かにつかまらないと立っていられない。
出港から1時間が過ぎ、父島が見えなくなった。「いたよ、中国船だ」。
操縦する石井さんが声を上げた。レーダーをのぞくと東北東の3キロ先に船影がある。「この大きさなら間違いない」と石井さん。
「こっちに向かってくる。逃げもしないんだ」。日本の領海内である、父島の東方沖約17キロ。船体中央部に赤い中国の旗を掲げている。
さびが目立つ船尾。上半身裸の船員4人がこちらを見ている。約10メートルまで接近すると、何かを叫んだ。操縦室からにらみつける船員も。しばらくするとみんな笑顔を見せ始めた。
妨害されないとわかっているからだろう。
「中国船」は200トン級。「あちらは鉄製で、こちらは強化プラスチック。ぶつかられたらひとたまりもない」と石井さん。
船内から食器らしき物を運ぶ船員が船尾へ向かった。朝食なのか。談笑したりたばこを吸ったり。リラックスした雰囲気だ。
レーダーは、さらに東方向に2隻をとらえた。約30分かけて2隻目に近づく。船体は塗装され、船名も消されて中国国旗もない。だが左舷に、サンゴ漁で使う青い網が見える。
何重にも束ねて強度を増し、海底まで沈めて引きずり、硬いサンゴをへし折るように絡め取るのだという。魚やエビ、カニのすみかや産卵場所まで傷つくそうだ。
石井さんは「この辺りは俺たちの漁場。でも道具を仕掛けたくても仕掛けられない。
あの網で壊されるかもしれないから」。
父島周辺は、キハダマグロやメカジキなどが釣れる漁場だ。1本の幹縄に釣り針が付いた多くの枝縄を付け、海面から海中に下ろして魚を取る縦縄漁(たてなわりょう)が主流だが、ブイなどが「中国船」のスクリューに巻き込まれる恐れがあるという。
船尾でペットボトル片手に歯磨きする船員がいた。立てひざで威嚇するようににらみ付けてくるが、言葉は発しない。太陽が高くなり、日差しが厳しくなる。
さらに数分後、父島の東約22キロに3隻目の「中国船」がいた。
やはり青い網が左舷に備えてある。2階部分から手を振る船員はペットボトルの液体を飲み干し、海へ投げ捨てた。このあたりの水深は900~1300メートル。宝石サンゴは父島から数キロ離れた水深100~200メートルくらいの場所に生息しており、夜間に陸に近づいてくるという。
小笠原島漁協によると、父島でのサンゴ漁は数年前に途絶えた。許可を受けた漁師がいなくなったのだ。漁協の稲垣直彦参事(56)は「現在は一般の漁で十分に生活できる状況。(網などに)投資してまで取り組む漁ではない」と話す。
石井さんは「国にはしっかり対策をとってほしい。我が物顔でこの海に入り込んできている。日本はなめられているんだよ」。憤りを隠せない様子だった。
とりあえず、オチを今回もキチンと確認をしたいと思います。
(※来月ぐらいは、またこういう未確認で騒いで変わらずに、○○が~!と同じ人がまた、マスコミ見て騒ぐのだろうな~、と思います。疲れないのかな、と逆に心配します・・・)
ちなみに、今中国では和食が人気で「焼き魚」が大好評です。許可取ってアジとかの漁をしているのに横から船が来たり、空からヘリコプターが来たりしてやっていたら、
「どうするのかな、君達」と思います。
中国側の報道
中国の漁船、日本は冷静な反応を
中国の漁船、日本は冷静に対応を 2014-11-06 16:42
日本メディアは4日、赤サンゴ漁をする中国の大量の漁船が、台風20号が通過する恐れのある小笠原諸島付近の海域に残っていると伝えた。日本の国土交通相は、中国の漁船が港に避難するため力を貸すが、漁師の上陸は許さないと表明した。環球網が伝えた。
日本の輿論はこのほど、「200隻以上の中国の漁船が、小笠原諸島付近に出現」という情報に注目している。日本はこれらの漁船の目的を赤サンゴ漁としているが、一部の過激なメディアは「日本の海上警備体勢に探りを入れ、日本を挑発している」と報じた。
後者は憶測に過ぎない。中国は日本に対して「海上人民戦争」を仕掛けたことがなく、台風が間もなく到来する時期、赤サンゴという敏感な海洋資源を選ぶはずがない。
赤サンゴの密漁は中国では違法だ。中国の多くの漁船が、日本側の主張する海域で赤サンゴ漁を行っているならば、これらの漁師は中国の禁令から逃れ、より多くの赤サンゴを求めるため遠くの海域を選択している可能性がある。彼らは生計を立てることが目的であり、政治的な要素はない。
中国政府のみならず、中国社会も自国の漁師が他国の管轄海域に入り、密漁を行うことに反対している。中国には、他国の法律を挑発するよう漁師をそそのかす意向はなく、そのようなことに熱中する余力もない。中国の漁師による違法操業行為が確認されると、中国のネット上でも批判が主流の声になる。
しかし漁師は往々にして生計を最重視しがちだ。中国政府が彼らを効果的に監督・管理するのは、想像されているほど容易なことではない。実際に彼らは管理が困難な集団である。