ニコンのデジカメ COOLPIX・A1000は買わないのがおすすめ | 横浜・気ままにその日暮らし

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今を去ること3ヶ月前。

 

私はニコンのCOOLPIX・A1000というコンパクトデジカメを買いました。ガーン

 

当初から画質に不満があったことは、購入直後の第一印象にも書いてあります。

 

 

具体的にどれぐらい画質が悪いのか比較してみます。

 

これはA1000の画像を等倍で切り取った写真です。

 

一方、こちらは同じニコンのCOOLPIX・P600

ピントは甘いですが、P600は葉のなめらかな感じがつかめます。

 

一方、A1000はベキベキでグラデーション感がありません。

 

A1000は2019年2月発売の最新型。

 

P600は2014年製の古い機種です。

 

次はCOOLPIX・P1000の画像。

P1000のセンサーはA1000と同じはずなのに、画質はずいぶん違います。

 

P600は35mm判換算24-1440mm相当の撮影画角を持つ60倍ズーム機です。

一方、P100024-3000mm相当の撮影画角を持つ125倍ズームの超大型機。

 

 

重量1.4kgという史上最大のコンパクトデジカメ。びっくり

 

逆にA1000はたったの330gキョロキョロ

ニコンのコンパクトデジカメではA1000が最も画質重視という触れ込みだったのに、この結果には正直な気持ち、裏切られました。

ショボーン汗

カラーバランスも安定せず、時折、妙に青みがかった写真になります。

 

それでも電子ファインダーは高精細で、コンパクトながら24~840mm相当の高倍率ズームレンズを搭載。

 

小さく軽く使い勝手が良いので、外出するときはいつも持ち歩いていました。

 

そのA1000に異常を感じるようになったのは5月ごろのこと。

 

ときどき画面の中央がこんな感じで紫色に変色するのです。

気温が高くなった頃から目につくようになったので、センサーの熱暴走かと思ったのですが、そうでもないみたい

 

しかも撮った写真が読み取り不能になることがあり、先週ニコンのサービスセンターに持ち込んで修理と点検を依頼しました。

 

するとニコンから意外な返事が。

 

カメラに一切問題はなく、写真の変色は単なるゴーストだというのです。

おばけくんおばけくん

いやいやいや、それはない。滝汗

おばけおばけ

私は今日まで20機種以上のカメラを使ってきました。

 

それでもこんなゴーストは全く経験がありません。

おばけくん

そもそも上の写真を撮ったのは日陰です。

 

ゴーストは太陽光などの強い光がレンズを直射しないとできないはず。

 

それにゴーストはカメラを動かせば位置が変わります。

 

この紫色の変色は常に画面の中心にあります。

おばけくん

そんなゴーストはありえません。

オバケ

でもニコンは異常はないといいます。

 

そこでちょっとした実験をしてみました。

 

LEDの懐中電灯にA1000を向けて撮影し、ゴーストを確認したのです。

 

それがこの写真。

うっひゃ~ビックリマークビックリマーク なにこれ!? ポーン

 

これはもうゴーストというより乱反射ドンッ

 

センサーの表面に反射した光が花火のように内部で飛び散っているようです。

 

注目は画面中心に丸く現れている、ひときわ明るい円。

 

これがA1000にとりついたゴーストの正体でした。オバケオバケ うらめしや~

 

オバケオバケ おもてはうどんや~

 

おそらくカメラ内で乱反射した光がレンズに屈折して中央に収束。

 

それが独特のゴーストを生んでいるのではないかと。

 

たまにカラーバランスが狂うのも乱反射のせいでははてなマーク という気がします。

 

このゴーストが目立つのは、画面の周囲がやや明るく、中心が暗い場合です。

 

冬場は気にならなかったのも気温のせいではなく、冬は木の葉が落ちて太陽光が地面に届くため、風景の明暗差が少なかったからではないかと。

 

それにしてもこのゴースト、ひどくないですかはてなマーク えー

 

ためしに巨大コンデジP1000で同じ実験をしてみると。

ごらんのようにA1000のようなゴーストは出ません

 

125倍というデジカメ史上最高のズーム倍率を考えると逆光耐性は驚くほど優秀です。

ラブ

強いて言えば、画面の中央にうっすらと円形のゴースト(フレア?)が見えるのが気になる程度。

 

次にレンズ交換式カメラを試してみましょう。カメラ

ソニーのAPSカメラ、α6400超広角10-18mmズームレンズ。これは18mmの画像です。

 

露出が明るいので単純に比較できませんが、これでも逆光耐性は単レンズ並みに優秀だと思います。

 

昔の超広角レンズはもっとゴースト出まくりでした。あせる

 

レンズをカール・ツァイス16-70mmズームに交換。

 

フレアがちょっと強いみたい。

 

ツァイスもそれほどたいしたことない。

びっくり

最後はα6100と70-350mmズームレンズの組み合わせ。

 

全体にフレアが多く、左側に、小さいですが結構きついゴーストが出てます。

ショボーン

αシリーズはAPS専用レンズを3本持っていますが、撮影現場でレンズ交換するのが面倒なので、ボディをα6400α6100の2台にして、70-350mmズームレンズにα6100をつけっぱなしにしています。

 

カメラ側の自動露出制御まかせで明るく写っているため、フレアがきついように見えますが、実用上はα6400もα6100も全く問題ないレベルです。

 

最後にパナソニックのLUMIX DC-TX2を見てみましょう。

 

実はA1000を買ってコンパクト高倍率ズームカメラの便利さにやみつきになったのですが、A1000の画質に満足できず、結局、LUMIX DC-TX2という1インチセンサーの高級コンパクト機をこっそり買ってしまったのでした。

キョロキョロあせるあせる

そのテスト画像がこちら。

うおおおおびっくりしたぁ~ポーンポーンポーンポーンあせるあせる

 

ゴーストもフレアも全然ない。目 目 目

 

A1000とは月とすっぽん雲泥の差です。

 

ソニーのα兄弟も形なしでした。爆弾

 

DC-TX2も光源がずれるとわずかにゴーストは出ますが、それでもこの性能はすごい。

 

恐ろしいほど優秀です。本当にびっくりしました

 

メイドインジャパンはこうでないとビックリマーク

 

真顔 キリッ 

 

・・・と思ったら、ボディの底に「中国製」と思いきり書いてた。あせるあせる

 

実はパナソニックのデジカメは買うのも触るのも初めてですが、こんなに優秀だったとは。ラブお願いびっくり爆笑ニコニコニコラブ

 

そんなこんなで、COOLPIX・A1000はなるべく買わないのがおすすめ

 

逆に全力で超おすすめしたいカメラがDC-TX2でした。クラッカークラッカーベルベルロケットロケット

 

 

 

 

5月26日 追記

 

上の写真のαシリーズのフレアもかなりひどいのでは? という意見があったので、露出をDC-TX2と同じぐらいのレベルに補正して撮り直してみました。

α6400と超広角10-18mmズームレンズです。

露出を補正すればこの程度になります。

 

普通に使用する分には、ほとんど気になりません。

 

実際の作例をひとつ。

 

α6400と超広角10-18mmズームレンズの組み合わせ。

 

10mmで撮ってます。

 

この大逆光でも画質に問題はありません。

 

α6000シリーズの購入をご検討中の方はご安心ください。ニコニコ

 

ぶっちゃけ、A1000みたいな欠陥商品は今時そんなにあるもんじゃございません。滝汗あせるあせるあせる