「命の使い方」25 のど元過ぎれば・・・ | 命の使い方

命の使い方

2009年8月、急性骨髄性白血病にかかり、2回の再発、非寛解での骨髄移植を経た記録をまとめた「60%の向こう側、20%のこっち側」を掲載しています。今は、闘病と闘病中に起業に挑戦した経緯を踏まえて、生かされた命の使い方を綴っています・・・

先日目薬が切れたので、目薬だけをもらいにがんセンターへ行ってきました。忙しい先生に血液疾患以外のことで手間を取らせるのは心苦しいのですが、GVHDで左目が乾いて仕方なく、いつも少し腫れた状態になっています。調子が良いときには、見た目にはあまりわからないのですが・・・。


そんなこんなで大分体調が戻ってきました。病気でろくに動けなかった期間、ほぼ2年を費やして会社の業務を控えていました。体調は普通の人と変わりなく、普通通りにやり始めているのですが、新規の営業がうまくいかないことも多く、落ち込み気味です。


病気の頃の方が「今が一番辛いんだ。これから何があっても大丈夫」と信じて頑張って乗り越えてきましたが、現実にぶち当たると弱いもんですナ。この先大丈夫かちょっとビビり気味です。

人間って辛いことがあっても、時間が経つと・・・忘れるとは言わないけど、弱いもんだな。


だからいつもマインドコントロールでモチベーションを維持できるようにしています。

義理の兄には「焦ってる」って言われましたけど・・・。

そう、考えてみれば今までの分を取り戻そうとして空回りしてるのかもしれません。

こうして文章にすると、段々考えが整理されてくるのでブログって有難い。


病気になると性格が丸くなるとよく言われますが、確かに病気後はイラつくことなく寛容になった気がします。反面、理不尽なことやいい加減なことに腹を立てるようになってきました。良くも悪くも、周りの人に対しても、精一杯やっていない事に関してはキツイことを言うようになりました。

でもまだ自分に甘い部分もあり、自分が楽な道を選んでしまうこともあります。そういう時は、必ずしっぺ返しをくらいます。


うーん、人生は良くできてるのう。

やはり何事にも全力を尽くさないとダメだな・・・。