今日5月14日は私の母親の98歳の誕生日です。
母はアルツハイマー型認知症で施設に入っておよそ7年、今はほとんど分からない状態ですが、毎日穏やかに過ごしています。
母の認知症は父親が亡くなる前から大分進んでおり、7年前に父が98歳で他界するとほぼ同時に、施設に入所することになりました。
父と母は7歳離れており、今日で父が亡くなった98歳に並んだことになります。
両親とも長生きしてくれて本当に有りがたく思います。
私自身が要介護者なので、年に数回しか面会に行けませんが、行った時はいっぱい話をして帰るようにしています。
自分がこの状態ですから、細かいことは兄に任せっ切りで情けなく思っています。
そんな母は、この7年の間に脳梗塞や膵炎を発症し、その度に命の危機にさらされたのですが、いずれも乗り切り復活しました。まさしく母は強しです。
それにしても両親の世代の身体は頑丈に出来ているというか、その生命力には目を見張るものがあります。
父親も70歳を過ぎてから癌を患い胃を切除していますが、以降再発もなく、それこそ亡くなるまで認知機能も衰えることなく、普通に生活をしていました。
当時の父曰く「戦争を経験したものは強い」ということでしたが、母も満州からの引き揚げ者、大変な思いをして、日本に帰って来たそうです。
それに引き換え高度成長期とともに育ってきた、自分たちの身体は一体どうなっているのでしょうか。
もう倒れてしまいましたが、この先を考えるとちょっと心配です。