ペインクリニック | エーブのブログ

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むっ ペインクリニック 注射器


痛みに対して、その治療を専門とする

診療科として、ペインクリニックという

科があります。


http://www.jspc.gr.jp/gakusei/gakusei_pain_01.html



主に、腰痛や肩コリ、頭痛や帯状疱疹後

神経痛などの慢性的な痛みに対して、

神経ブロックや内服薬による治療により

痛みを改善いたします。




これは、硬膜外ブロックのセットですが

硬膜外スペースに薬液を注入するために

必要な器具が、予めキットとして

組み込まれています。


もちろん単純に痛みを取るだけではなく、

腰痛や頭痛に対して他の診療科の治療が

必要な場合には、整形外科や脳神経外科、

耳鼻咽喉科などに紹介いたしまして、

そこで専門の治療を受けていただきます。


ペインクリニックの診療は、主に麻酔科の

ドクターが施行することが多いのですが、

内科や整形外科のドクターが行なって

いる施設もあります。


一般社団法人として

「日本ペインクリニック学会」があり、

ペインクリニシャンとしての専門医制度も

あります。




私は1988年から1997年まで、

日本医科大学付属病院の麻酔科学教室に

麻酔科医師として勤務しておりましたが、

その時に「ペインクリニック専門医」と

「麻酔科専門医」の資格を取得しまして、

今も更新を続けて資格を継続しています。


日本医科大学付属病院には、麻酔科・

ペインクリニック科がありますが、私は

現在も、毎週水曜日にペインクリニック

外来にて診療を行なっております。


帯状疱疹後神経痛や腰椎椎間板ヘルニア、

腰部脊柱管狭窄症の患者様に、硬膜外

ブロックを施行したり、非定型顔面痛や

三叉神経痛の患者様に、星状神経節

ブロックを行なうことで、患者様の痛みを

改善する治療をしています。


美容外科とペインクリニック科は、まるで

異なる診療科ですが、両方の診療に

携わってみますと、共通点があることに

気が付きました。

それは『結果の良否は、患者様の

主観によって判定されることが多い』

ということです。


たとえば、内科でしたら

『血液検査の値が良くなった』とか、

整形外科でしたら

『関節の可動域が広がった』などの、

他覚的所見によって結果を客観的に

評価・判定することができます。


しかしペインクリニック科の場合、

痛みを感じていらっしゃるのは患者様

ご本人なので、その痛みがどの程度の

痛みであるかを他覚的に評価する

方法がありません。

現在行なわれている方法は

VAS(Visual Analogue Scale)

NRS(Numerical Rating Scale)

などの痛みの評価法がありますが、

いずれも患者様がご自身で感じられた

ご状態を数値化しているものです。


美容外科の場合は、術前に写真を撮影

することや、大きさを計測することで、

手術後の変化を確認することが

できますが、術後の形状に満足できるか

どうかは、その患者様の主観によります。


『ほんの少しだけ変わりたい』と

希望される患者様に対して、

変化の大きい手術をしてしまうと、

『ハデな顔になりすぎてしまった』

と、悩まれてしまうことがあります。

逆に大きな変化を求める患者様に対して、

あまり変わらないような手術をしても、

その結果に対して、満足していただけ

ないでしょう。


どの診療科にもいえることですが、

特に美容外科とペインクリニック科は

患者様が訴えていることに対して、

しっかりと耳を傾け、正確に把握して、

それに対してより適切に対応していく

必要があると思います。





そのために、美容外科の診療では、

私は術前のカウンセリングと

術後のケアを大切にしています。


そして、美容外科専門医として

安全で正確な手術を行なうことが

重要であると考えています。





美容外科や形成外科に関することで

何かお悩み事がございましたら、


“よこはま エーブ クリニック”


http://www.yokohama-abe.com/


まで、ご相談ください。