「宝島」 | ひよこぶたのブログ

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文庫になったら読もうと思ってたけど
待てずに買ってしまいました。




どこまでが実話で創作なのか、スマホ片手に出てくる人物や事件を調べながら
読み進めた。

私もわからない沖縄の出来事や言葉がいっぱい出て来て
凄いリサーチしたんだなあって思った。

戦後から日本に復帰するまでの沖縄を描いてるんだけど
時代はだいぶあとだけど10代後半はコザに通い詰めコザで少しの間働いてたこともあり 馴染みの場所も出て来て何だか妙な気分。

本土復帰は私ももう4歳になっていて 印象的だったのは
母親が財布からドル札をだしてテーブルで数えてて
お金どうするの?と聞く私に
銀行で全部新しいお金にかえるんだよーと言ったのを覚えてる。

5セントのお小遣をふたつ上の姉が1セントと交換しようと言ってきて
幼心に 小さいからわからないと思って!なんて憤慨したこともあった(≧∇≦)


コザ暴動は勿論知ってる。

あの時は起こるべくして起こった暴動ながら 基地の存在で生計をたててる
コザの人も多く複雑に見ていた人もいたという話を思いだした。


戦後アギヤーという言葉は沖縄で生まれ育った私でも
知らなかったし初めてきいた。

20年前に他界した 戦争の話をよくしてくれた祖母に聞いたらきっと
イロイロ教えてくれたんだろうな。


今年に入ってからなんだか沖縄についていろんなことがひもとかれるような
出来事?がある。なんかあるのかなあ。



私の祖母はノロだった。
父親の代で本家と疎遠になり 私は早くに沖縄を離れ遠くで家庭を作ったので
それを誰かが継いでいるのかはもうわからない。


そんなことをつらつら書いている今日は慰霊の日。
あと10分したら黙祷の時間。