急にびっくりするくらい寒くなりましたね!
先週末は
ZOOMでスーザン・ハーパーのコンティニュアムワークショップに参加していました。
この2日間で印象に残ったのは、
足を目覚めさせるワークでまず最初に足指を感じた時。
指の一本ずつが個別に動くのはほとんど感じられず、
5本あるはずの足の指が、親指以外は全部くっついていて一緒に動き、
“親指”と、“それ以外のひとかたまり”、で足には指が2本しかないように感じられたこと。
(とっても違和感、でも注意を向けることをしないと日常ではそれに気づきもしない…)
普段は足の指一本づつを別々のものとして意識することはほぼないから、
足先は感覚的にはドラえもんの手みたいに感じてしまっているんだな、と思った(笑)
これでは、しっかりと立てないから
脚にも、腰にも、身体全体にも良い影響があるはずが無い。
そして身体の不安定さは心にも影響する。
波のように起こる身体の動きを感じ、
呼吸が深まり、クラスの後半になって…
ある瞬間
脚全体がつま先方向にグーンと伸びる感じがして、
脇の下あたりから脚全体が動いているような感覚になり、
つま先の皮膚という境界線も越えてどんどん伸び(るような感じがし)…
足の指が10本すべて息を吹き返して、
普段はとらないような不思議な形になって動きが始まった。
足の指のダンス
この動きが出ている時に、
ながーい触覚を前後左右に、微細に、優雅に、時々ビューンと大きく動かしている、
カミキリムシのイメージがフッと浮かび……
その長ーーい触角の動きと、わたしの足の動きが重なって感じられた。
ビームみたいに何かを“発している”のと同時に
レーダーのように何かを“感知している”
カミキリムシの触覚、そしてわたしの足の指 (Haptic)。
そんなことを感じた後の休憩時間。
ガス台の前に立ちお湯が沸くのを待っている時に
足の指を感じながらもぞもぞ動かしていたら
いつもより生き生きと活力があるのがはっきりわかったし
5本の指がそれぞれにしっかりと力強く大地に“触れ”、“支えられている”ことを感じ、
下に向かって根を伸ばしているようにも感じられて
そしてそれを感じとるとすぐに
脚から骨盤を通って上半身にまで、
熱と力が螺旋を描いて勢いよく立ちのぼってくるのを感じた。
靴を履いた生活では、
大地のサポートを感じずらく、
そこから全身の生気が失われていくことにもつながる。
わたしたちはこんな風に身体の機能や生気を、
知らぬ間に奪われているし、自分から与えてしまってもいるんだな。
おそらく、与えているというつもりは無いかもしれないけれど。
コンティニュアムや気功や太極拳や瞑想やヨガやストレッチ、その他もろもろ
(わたしが知らないものも幾つもあると思います。)
自分のためにできる実践はいくつもあるのに、
身体が衰えていっているな、とどこかで感じながらも、
エネルギー漏れを止めるために出来ることを何もしないのなら、
自分の身体を、お医者さんや整体師さんやテレビの中の人、その他もろもろの権威に任せてしまうのなら、
無関心、なすがまま、人任せ、はエネルギー漏れ状態。
以前聞いた話に、
牢屋に閉じ込められている囚人たちは、
実際檻はずっと開いていていつでも逃げられるのに、牢屋にとどまったまま逃げようとしない、という
ウソみたいな話があったけれど。
わたしたちは人生の結構長い時間、
見せられた幻(ここでは檻や鉄格子)を信じ込んで
その中で生きているんですよね。
(思考停止? 動物の実験でも似たようなものを見たことがあります。)
もしも今、
居心地の悪い見えない牢屋に閉じ込められていることにどこかで気づきながらも、
少しづつ気力・体力を失っていく生き方を選んでしまっているのであれば、
もしかしたら
わたしたちは意識の在り方を変えて、
自分の足で、大地を感じながら、
“檻はずーっと開いている牢屋”から自分の意志で出てみる。
そんな一歩が
自分の身体の、自分の人生の主(あるじ)になって生きていく、って言うことに
つながるんじゃないかな、と思うのです。
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日本ソマティック心理学協会様主催の、第8回記念大会(講師として登壇いたしました(2021年10月9日))
※コンティニュアム・ムーヴメントは治療・医療行為ではありません。
クラスやセッションを受けている時だけでなく、ご自身で継続して続けていくことで、
体調が整ったり、様々な症状が改善することはありますが、
個別の症状についての改善の見込みなどに関してお答えすることや保証することは出来かねます。 ご了承ください。
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