当たり前ですが身体は百人百様で
体調は波のようにつねに変化している。
今週のオンラインクラスで、
痛みがあって取るのが難しい身体のポジションを
その場で躊躇なく申告してくれる生徒さんがいて
とても嬉しく感じました。
(すごくシンプルなことですが、伝えてもらえればその場で対処できるからです。
そしてこのシンプルをこじらせるケースはとても多いです。)
スポーツクラブやヨガスタジオで
身体を痛めてしまう人がいるのは
身体の痛みや限界に気づけないほど外側に注意が向いてしまっているから。
スタジオに鏡があるのも良し悪しで
鏡をみると脳が勝手に周囲との比較を始めてしまうことがあるし
鏡の中の人たちと同じようにしなくては、と注意が身体から離れてしまうこともある。
外側に注意が向いていると、身体とのコミュニケーションがおろそかになります。
自分の身体に起きていることから気がそれる。
周りが出来ていても
今のあなたの身体とって難しいなら、
痛みや緊張が走るなら、
それはあなたの身体の個性だし、
休む、止める、別のやり方でやる、が
その時にできるあなたにとっての最善です。
プロになりたいのであれば話しはまた別ですが、
健康、リラックス、ストレス解消、などのために通っているスタジオなら、
激し過ぎる&負荷が強過ぎるトレーニングやレッスンは
自分で塩梅をとるか、
トレーナーに何が起きているかを伝えましょう。
呼吸が深まったり、身体が温まったりすることでも柔軟性は高まります。この写真の時、呼吸はとてもゆっくりで深いです。
そしてクラスの間に質問・相談が難しければ(難しいことが多いかも知れません)、
クラスの後でも、相談してみるのが良いですよ。
身体の感覚ををそのままとらえて、
まずは内側でコミュニケーション
それから外の世界ともコミュニケーション。
わたし自身、
身体が感じていることを無視してずっと我慢と努力を続けてきたために、
色々な不調を生じ
それでも言えない、言わないを続けてしまったために
ついに身体が強制的にストップをかけてきた経験があります。
壊してしまう前に選択肢はいくつもあったのに、
全部スルーしてちょっと痛くても頑張る、努力する、無理をする。
そして根性で理想の型(ヨガならヨガのポーズ) の方に寄せていく、自分の身体をはめ込む、を続けていた。
頑張り屋の人こそ
自分の要求を伝えることに抵抗を感じる人こそ
(わがままなどを言う人に対して怒りなどの感情が動く人も)
自分がしている “我慢” “無理強い” に敏感になり、
身体の感覚に出来るだけ注意を向けてみましょう、そして
立ち止まって休んでみる、
止めてみる、
やり方を変えてみる、
言葉にしてみる、
相談する、
などのバリエーションを持ち、それをする自分を許してみましょう。
ひとりずつ違う身体と
その時々で変化する体調
自分が自分の身体の個性を認めて大切にしていくことで
身体も、それ以外のこともスルスルと変化するかもしれません。
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