曇り空。
秋晴れの爽やかな日でなくても
完璧でないままのわたしでも
最高の1日を過ごしています。
自分の
ありのままを受け入れるとは、
なんてやさしくて柔らかい世界なんだろう。
人に
ありのままのわたしを受け入れて欲しいと
切望しては、叶わなかった日々すら
愛おしく、今ここに共にあることを感じる。
ありのままのわたしを受け入れろ、と
母に泣き叫んだ遠いむかしの
幼なかったわたしは
求めても叶わないのが
ただ悲しくて
腹立たしくて
その悲しみや怒りを
ハリネズミのように身にまとっては
世界と戦いつづけ、疲れ果て
そして
いつも
自分がいちばんに傷つき、苦しんだ。
そして
そのことを
そんな自分を
抱きしめるでもなく
切り離すでもなく
ただ
いまここに共にいる。
そんな世界は
やさしくて
柔らかくて
甘い。