コンティニュアム・ムーヴメントをするようになって変わったことといえば、
以前より表情が豊かになった、という点があります。
(あくまで本人比…、ですが子供のころはいつも仏頂面を家族に指摘されていました。)
コンティニュアムには顔や口のワークが幾つかあります。
強い緊張や不安がストレスとなって、顔の筋肉も硬直しますし、
顔のパーツはいずれも意識して動していないと、
いわゆる表情筋が怠けてきて重力とともにだんだん下へ下へと…
(恐ろしいことになりますね)。
口、舌、喉、の筋肉もやはり使っていないと、弾力性としなやかさを失ってきます。
そして美容の面からだけでなく、顔面のこわばりが全身の状態にも影響を及ぼします。
通勤時間帯の電車で見かける顔は、そのほとんどが表情が乏しく、
そしてみんなどこかしら緊張させています。
眉間にしわのある人、あごにウメボシがある人。目つきが怖い人(目の緊張)。
骨格の問題もありますが、
顔や特定の部位だけに集中せず、ただ日々の中でコンティニュアムをしていると、クセが取れたり、しわの出方に違いが生まれてきます。
私も上の前歯2本が大きく、口を閉じるとあごにウメボシが出来やすいのですが、
以前と比べると、だいぶ改善されてきました。
ワークの中ではこんな変顔もします(Facebookに投稿するのは少し恥ずかしいのでブログ限定公開です(笑))。
ムーヴメントの視点から言うと、
声の響きや呼吸、微細な身体の動きと、少しのイメージを使って、
普段意識しない顔の細部の筋肉を、皮膚を、筋膜を、血液の流れを感じ、
意識を向けることで、緊張やこわばりがゆるみ、そこに流れが生まれます。
動きがあり、流れがあるところに、生命が宿るのです。
(組織の名前をあげましたが、コンティニュアムでは、ふつう組織ごとに働きかけたり、感じわけたりというテクニカルなことはしません。より右脳的なアプローチになります。)