こんにちは
セレクトショップヨコアンティの青木です
 
長女が源氏物語を漫画で読みたいと言ったので、手持ちの
あさきゆめみし
全巻を手渡しました
 
 
 
長女が一巻読んでいる間に私は四巻まで読み進めました
 
昔は、光源氏に愛される女人の中で誰の生き方が好き?と思っていましたが
 
若い自分なら紫の上が一択だったけど
 
歳を重ねるにつれて、玉鬘
の潔い引き際に惹かれます。
 
 
 
怨霊になる、六条の御息所の知らないうち生霊になって、
夕顔、葵の上を呪い殺す
情念
 
 
 
 
そして、
紫の上はすごくお気の毒だなぁと思います
 
俗世を忘れて仏門に入ることも許されず
光源氏との子供もできず、明石の上との子供を引き取って育てる
移り気の光源氏は紫の上には自分の心を言うけどそれはそれで重荷になる。
 
 
光源氏は一番愛しているのは、やはり、はじめの初恋の藤壺
 
常に、藤壺の面影を求めて
求めている人のサガ
 
藤壺は光源氏のお父さんの奥様
 
源氏物語はそのお父さんと桐壷の更衣の恋愛から始まります
 
桐壷は体が弱く光源氏を産んだ後なくなります。
美しい桐壷の面影を求めて藤壺を恋い慕う幼い光源氏
 
よく聞きます、光源氏はマザコンだって(笑)。
 
男性は大体がマザコン
女性はファザコンだといわれてます
その性(サガ)をいかに、自分の中で消化しよりよい道を歩むためにはどうしたらいいかを経験して行くことが大事なんだろうと思います。
 
 
 
 
 
 
男のロマンで、紫の上を育てた光源氏は正妻の座を女三の宮に据える
それにより、紫の上は心労で倒れてしまう
 
その合間に
女三の宮は、柏木の不意打ち襲われで情を交わし妊娠
 
 
自分では、何も決められない幼いながらも柏木を受け入れてしまう心の弱い女三の宮
 
それが光源氏の逆鱗に触れて柏木は心労で死んでしまいます、
 
ナンテコッタ、
 
柏木に、少しでも反骨精神があればとずーっと思ってますが。
柏木好きなんです(笑)。
柏木は、二の姫と婚姻しますが、妹である三の宮が昔から気になっていました。
光源氏も柏木が病で倒れたときくとあわれと思うんだけど
どうしても許せない。
 
許すことって難しいですよね。
 
 
 
親友である夕霧(光源氏と葵上の子供)は、ニの姫とのちに婚姻関係を結びます。
雲居の雁と夕霧の恋愛はほのぼのターンで好きですが、結婚し子供がたくさん生まれると家に風情が生まれないとか思い、二の姫に思いをはせる夕霧(笑)
 
 
 
光源氏は柏木が死んで、
仏門に入った女三の宮へも恨みつらみ、
美しい人よと情けをかけ、グダグダしています(笑)。
 
 
でも光源氏も藤壺との密会でできた子供冷泉帝がいて、柏木と同じことをされているんですね。
 
因果応報
罪の刈り取りがめぐっていく。
 
玉鬘を奪われたひげ黒の大将に対しては許したんだけどなあ、この差は何?大将も本妻が、物の怪みたいになってしまい
里下がりして、
光源氏を諦めて
子どもたちを育てる玉鬘。
 
仏教の教えが源氏物語には細かく書かれています。
特に、宇治編では八の宮が女人禁制の寺で亡くなっても姫君たちは会うことができません。
亡くなった人に会うことは強い執着を起こすから。
そう、いまにも通じますね。
執着しすぎると幸せは来ないみたいな(笑)
 
 
 
それが、風流
もののあはれなんでしょう、
 
紫の上を亡くした光源氏の晩年はそれはもう目も当てられません
最後は自分の罪の重さを感じつつ生涯を閉じます。
 
生まれる時もひとり
死ぬ時もひとり
 
死に際は選べず、お金や愛情は持っていけません
 
 
 
 
 

 

あさきゆめみ4巻より。
 
グレーに塗られている名前が、光源氏が情を交わした女人です。
 
光源氏には、紫の上の気持ちは伝わらなかった
辛すぎますね
 
 
 
嫉妬深く
夕霧にさえも、紫の上を見せなかった
自分の女は取られたくない光源氏の狭い心うち
 
 
 
そこが、この源氏物語の面白さ
 
また、少しずつ読み進めます
 
 
でもたとえば、はじめっから光源氏が藤壺にも心動かさず生涯葵上だけを愛していたら物語としては面白くないですよね♪
 
 
 
こちらは平家物語についてちょこっと書いています。
 

 
 
ミラーハリスのバスボディラインの動画をアップしました
 
是非ご覧くださいませ
 

 
 
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