姑1号のグラメラ(赤いお砂糖)作り | *冷えとりバリ島ハッピーライフ*

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2度の流産をきっかけに始めた冷えとり生活も早8年、心と体を温めるっていいよ!って伝えたくて始めたブログです。
2016年に家族でバリ島シガラジャに引っ越しました。
自宅でココロをあたためるヒーリングサロンやってます♡

今日も、ガルンガン(バリ・ヒンドゥー教のお盆)に向けて、
ご馳走作りとお供え物作りに、
朝5時前から頑張ってますよー。
(私以外のみんながねw)

ガルンガンの準備にも飽きてきたので、
姑1号(夫の育てのお母さん)の仕事である
「グラメラ作り」を紹介します。

グラメラって、知ってますかー?
「パームシュガー」と訳されていて
一般的にココナッツの木の樹液を
煮詰めて固めた赤いお砂糖のことです。

夫と知り合う前から、仕事も含めて
バリ島には10回ほど来ていましたが、
実は私、姑1号からもらうまで
見たことがありませんでした。
気をつけて見たら、大型スーパーにも
置いてるんですけどね。

今はお菓子作りもしてないし、
料理の甘み付けは全てみりんを使うしで、
お砂糖自体、使うことが全くないんですよね〜。

姑2号(夫の産みのお母さん)が
お料理するのを見てると、たまに使っています。
「グラ パシール(グラニュー糖)ではダメなの?」
と聞くと
「だめだめ!グラメラじゃないとおいしくないよ」
というので、少しは味が違うんだろうな、くらいに
思ってました。

聞けば、姑1号のグラメラは
「ポホン ウンタール」という木の樹液から
作っているそうです。
(調べたんですが、日本語訳がわかりませんでした)

樹液を大きなお鍋に入れ、混ぜながら熱し
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煮詰まったものを、型に入れて
冷やし固めて出来上がり。
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出来上がりは、写真上部にある
お椀をひっくり返したような形のものです。

まだ温かい状態で味見したんですが、
めっちゃおいしい♡

そもそも、それほど甘いものが得意でないので、
お砂糖をそのままなめて、
おいしく感じるなんて意外でした。

讃岐の和三盆もおいしいですよね〜。
でも、私にとっては、ひとかけらで十分。

和三盆が「すっと溶けてあっさり」だとすると
グラメラは「おいしいキャラメルみたいなコク」。
いつまでもなめてられそう。
そりゃあ、姑2号がいう通り
グラニュー糖では代用できないわ!

甘いだけじゃなく、
コーヒーのお供にこれでもいいかも、
と思うくらい、単なる調味料ではくくれない
うまみっていうか、風味っていうか、
コクを感じます。

前回、日本に一時帰国する時に
「お土産に持って帰る?」 
と言ってくれたのに、重いし、
砂糖の塊を欲しがる人なんていないだろうなーと
断ったんです。
ほら、自分がお砂糖を使わない人間なもんで。

冷えて固まったものは、日本の気候だと
すごく固くて使い勝手が悪いんですが、
こんなにおいしいなら、
お料理好きな人にはきっと喜ばれそう!
今度は絶対いくつかは持って帰ろう、
と思ったのでした。
だいぶ重いので、たくさんは無理ですけどね。

よかったら、グラメラ、
バリ島のお土産候補にいかがでしょうか?

肉じゃがとか、かぼちゃの煮付けとか、
グラメラで甘みをつけたらきっとおいしいはず。
ガルンガンが終わったら、試してみよーっと。

しかし、この作業場。
当たり前ですがめちゃくちゃ暑い!
ただでさえ暑いバリ島で、
クーラーも扇風機もなしに
樹液を煮詰める作業をして得たお金で
いつも私たちに冷たいアイスやジュースや
服を買って帰ってくれてたんだなあ。
今さらですが、ジーンとしてしまいました。